第117回 ゲシュタルト崩壊 (05.7.27)

 先週の木曜、気重になりながらファミマに行くと、橋本選手の特集をしたゴングはあったが、週プロはもう売り切れていた。亡くなる前から決まっていたことだから偶然なのだが、ゴングには橋本選手の試合のDVDがオマケにつくと思っていて、オマケ欲しさにゴングを買おうとしたものの、念のために立ち読みしてみると、DVDがつくのは翌週だった。なのでよそで週プロを買った。
 だいたい毎週、このファミマで、立ち読みののち週プロかゴングを買うので、もしかしたら顔をおぼえられているかもしれない。なぜか毎週、レジの人も同じ人だ。まあ、私もパンチのきいた客かもしれないが、人の顔をおぼえるのが苦手な私が、レジの人をおぼえているということは、その店員も、かなりパンチのきいた容姿ではあるのだが。ちなみに、家の近くの別のファミマには、「じっくり見て、声を聞いても、男か女かわからない店員」がいる。

 先週の火曜、ロンドンハーツに、橋本選手が出ていた。ファンの女の子に手を出そうとした若手芸人をこらしめるコーナーで、長州小力に制裁を加えていたが、最後にはサイン入りのハチマキを渡して、「今度、俺のモノマネもやってくれ」と言っていた。最後のテレビ出演が小力がらみだったのが悔やまれる。11日に橋本選手が亡くなってからというもの、毎日、ワイドショーとか雑誌とか、何かしら思い出すことがあり、毎晩泣いていたのだが、ようやく今週になってから泣かなくなった。


 この前の土曜日、何年も会っていない従兄夫婦が遊びに来た。従兄は奈良に住んでいる。トップスのチョコレートケーキをおみやげに持ってきてくれた。おいしかった。
 実は私は、一度も奈良に行ったことがない。修学旅行も、小・中学校は九州、高校は東京だった。小・中は、愛媛大学の附属で、ほとんどメンバーが変わらないのに、何で二回とも九州なのか、わけがわからない。
 従兄夫婦に、前々から「一度遊びにおいで」と言われていたので、「大仏が見たい」と言ったところ、従兄夫婦が連れて行ってくれることになった。九月の三連休、大阪プロレスとB,z大阪ドームライブを見に行くときだ。楽しみだ。


 以前この日記にも書いたが、毎日新聞で連載されている「毎日かあさん」が好きで、単行本がほしくて、さがしたが見つからず、久しぶりに、明屋書店の本店に行ってみた。ここのマンガ売り場は、もう何年も足を踏み入れていないのだが、大変なことになっていた。フィギュア等がたくさん飾られ、オタクの花園だ。新聞に連載されているような一般的なマンガを、どうしたら見つけられるのかわからない。少年少女向けでないマンガ(「かりあげクン」とか)は、「青年マンガ」という棚にあったりするのだが、ともすれば「成年マンガ」(アダルト)もいっしょになっていたりして、何だかもういたたまれない。「すいません、私が悪かったです、ごめんなさい」と謝りながら、速攻で退散した。
 「電車男」がドラマになって、ずいぶんオタクも表舞台に出てきたが、そのせいで、職場の女の子は、ヲタのことを「電車」と言う。例:「明屋のマンガ売り場が、スゴイ電車化しとったよ〜」


 先週の土曜、フジの二十五時間テレビを見た。日曜の朝まで、フラフラになりながら、「恋のかま騒ぎ」を見た。女装したら、岡村は「岡子」、宮迫は「宮子」、山本(極楽とんぼ)は「山代」なのに、アンガールズだけ、「ひょろ子」と「きも子」だった。
 予想通りだったが、さんまちゃんも乱入してきた。「今のは○○って言うとこやないかい〜」とかいう、若手芸人へのダメ出しが神がかり的で、「さすが大御所」と思えるのだが、それでも、さんまちゃんは要らないと思う。若手だけでやらせてほしい。
 日曜の朝、少し寝て、また二十五時間テレビを見た。全国のローカル局がトリビアネタを披露するコーナーで、フジが、「都庁とフジ本社を設計したのは同一人物」というネタを出して、パネラー陣全員から「知ってるよ」と言われていた。私も知っている。愛媛出身の丹下健三さんだ。他には、東京ドームホテルや、代々木体育館なども設計している。
 五月に、はじめて、ひいじいちゃんとひいばあちゃん(私の母の母の両親)のお墓参りに行ったのだが、その墓地に、丹下健三さんの家のお墓があるというのでさがしたが、見つからなかった。住職に聞くと、もう、お墓は東京に移したのだという。丹下健三さんは、愛媛県民館も設計されていた。県民館は、老朽化のため取り壊されて今はないが、二十歳以上の松山市民なら、皆一度は入ったことがあると思う。私も、小さい頃、夏祭りのときに、もんた&ブラザーズのコンサートを見に行ったことがある。


 こないだの月曜日、暗くなった帰り道で、自転車の中学生が向こうから走ってきた。私は道の端によったが、まっしぐらに私に向かってつっこんでくる。下を向いてメールしていたらしいのだが、直前で気づいてよけてくれた。危なかった。中学生は機敏だからよけてくれたが、おっさんだったらはねられていたと思う。その直後、小道に入ると、正面からブイブイが飛んできて、私の顔にぶつかった。イヤな帰り道だった。


 電話を受けていると、手元のメモ用紙に、わけのわからないことを書いていることが、誰でもあると思う。ちゃんと書いているつもりで、普通に間違っているときもある。このあいだ、「口座振替のみ」と書こうとして、「口座振替みの」と書いていた。もんたか。奥さん!そこんとこどうなってんの奥さん!!

 今日、上司の人が作った書類で、「オフィス」が、「オフィッス」になっていた。いかりやか。


☆☆☆最近の芸能界について☆☆☆

○ NEWS補導で、「がんばっていきまっしょい」の、あのキャラ(ラグビー部の子)自体なくなるんじゃないかと思っていたら、昨日の「まっしょい」では、しれっと代役が立っていた。そんなにジャニーズを出したいのか。それはいいが、人が変わったら、キャラまで変わってないか。あんなに明るいキャラだったか?

○ 「がんばっていきまっしょい」を「まっしょい」と略しはじめた。略語というのは、自然に生まれてくるものだが、最近の新聞で、四国独立リーグ「愛媛マンダリンパイレーツ」のことを「マンパイ」と略している。なんか響きがイヤだ。

○ 前回の日記で、「阿藤快」の字が間違っていたので直しました。ご指摘ありがとう!

○ 藤竜也と、藤崎竜也を、八割の確率で間違います。

☆☆☆最近の短パンについて☆☆☆

 職場の友達と、イナバ氏の短パンについて語りあい、また、さまざまな言葉に「短パン」をちりばめてみたところ、数々の作品が生まれました。友達が作ったものも、私が作ったものもあります。あまりに「短パン」という字を書きすぎて、「短」という字が「たん」と読めなくなる、ゲシュタルト崩壊がおこってきました。

☆B,zのヒット曲集!!☆
 「さまよえる蒼い短パン」「短パンよ!!」「愛のままにわがままに 僕は短パンだけを傷つけない」「愛しい短パンよGood Night・・」「短パンNIGHTにくちづけを」「ミエナイ短パン」「太陽の短パン Angel」「今夜短パンの見える丘に」「ギリギリ短パン」「熱き短パンの果てに」「愛の短パン」
 (原型をとどめていませんが、二曲目の元ネタは「スイマーよ!!」です。)

☆皆大好き!!ディズニー映画☆
 「眠れる森の短パン」「101匹短パン大行進」「短パン物語」「おしゃれ短パン」「くまの短パンさん」「白雪姫と七人の短パン」「美女と短パン」「モンスターズ・短パン」「ファインディング・短パン」
(原型をとどめていませんが、三題目の元ネタは「わんわん物語」です。)


第116回 美容室トーク (05.7.17)

 梅雨が明けたようだ。ものすごく暑くてたまらない。この連休、お金がないので家にいることに決め、ミニチュアの部屋をあれこれいじったり、家具や小物をつくったりしている。出かけないと、どんどん、寝る時刻と起きる時刻が遅くなる。明け方に寝て、昼すぎに起きる。寝ているときに冷房をかけるのはイヤなのだが、窓からさしこむ日ざしもイヤなので、窓とブラインドを閉めて寝ている。部屋の中はサウナ状態だ。よくこんな状態で眠れるものだと、我ながら感心する。


 大阪の友達が、九月のB,z大阪ドームライブに、一緒に行ってくれることになった。良かった。ライブは19日(月・祝)なのだが、17日に、IMPホールで、大阪プロレスの大きな試合がある。なので、それに行くことに決めた。この三連休は大阪三昧だ。
 そうすると、困ったことに、九月はもう、どこにも行くお金がない。4日が、梅田ステラでパンクラスなのだが、泣く泣く、あきらめざるを得なくなった。こんな消極的理由で行かないのは珍しい。パンクラスが、ステラで試合をしはじめて八年、行かなかったのは、友達の結婚式と重なった一回ぐらいだったのだが。本当に申し訳ない。


 先週の日曜、美容院に行った。ヒロシのネタで、「美容院でのトークがはずみません」というのがあるが、トークがはずまないと、確かに気をつかう。何で、客なのにそんなことに気をつかわないといけないのか、美容師の方から積極的に盛り上げてほしいとも思うが、そんなホストみたいなこと要求されても美容師も困るだろう。
 美容師さんは、私がプロレスファンだと知っているので、「最近、試合行ってるんですか」とか聞く。なので、B,zのライブに行ってるからお金がなくて・・という話をした。すると、「松本さん見に行ってるんですか」と言うので、前にこの人に、松っちゃんが好きやって話したことあったかな?と思い、「そうなんですよ」と答えた。すると彼は、微妙な笑いを浮かべながら、「ギャグやったんですけど」と言う。私が「何言ってるんですかー、稲葉さんに決まってるやないですか」と答えると思って冗談で言ったところ、当たってしまったらしい。松っちゃんはネタフリ担当か。

 松っちゃんと言えば、私の職場に来るヤクルトレディの人は、結婚前、松山空港に勤めていて、何年か前、空港で松っちゃんを見たことがあると言う。そのとき、あまり驚いて、つい大声で「あっ、松っちゃん!!」と言ってしまったら、松っちゃんはふりかえって、ニコッと笑って手を振ってくれたそうだ。その話を聞いて、あまりのうらやましさで、私はキーキーいった。
 そのヤクルトレディの人もB,zファンだ。この職場にいると、周囲にあまりにB,zファンが多いので、世の中の八割ぐらいの人がB,zに興味があるんじゃないかという錯覚に陥るが、無論間違っている。しかし、手を振ってくれるなんて、松っちゃんは本当にやさしいなあ。イナバ氏も、FC会報に載っていた、初老男性二人組とは思えない会話の中で、「(松本さんの長所は)やさしいところ」と言っているし、間違いないと思う。

 美容院の話に戻るが、髪を洗ってもらったとき、一通り終わると、美容師さんが、「まぶしいですよ」と言った。何をされるのか?ライト当てられるのか??と思ったが、ただ単に、顔に載せたタオルを取るだけだった。そんなにはまぶしくないよ・・。

 帰り、美容院の正面にあるカフェ的なお店で、ケーキを買って帰った。「ケーキの持ち帰りできますか?」と聞くと、できると言うのだが、あまりテイクアウトする人はいないのか、湿気のせいか、店内の温度差のせいか、何だかわからないが、ケーキのガラスケースが結露して、中が全く見えない。困って、ガラスを手でふいて、あちこちに小窓を開けながらケーキを物色した。風呂場の鏡か。(職場で、この話をして、「『さざんかの宿』か」と言ったら、若い人には通じなかった。く〜も〜り〜ガラスを〜手でふいて〜〜♪・・まあ、風呂場の鏡も、最近はくもり止めになっているが。)


 新しいケータイで、着メロのサイトに加入し、いろいろ着メロをダウンロードしてみた。今の着メロはB,zの「パルス」、メール着信音は「ウルトラソウル」だ。ステッカーも貼られて、もう立派なB,zファンのケータイになった(写真参照)。バーコードリーダーでバーコードを読みとって、ドラえもんの待ち受け画面をダウンロードしたり、カメラの接写で、家の中に迷いこんできたクワガタムシの写真を撮ったりするなど、日々、めざましい進歩を見せている。


☆☆☆最近の芸能界について☆☆☆

○ NEWS補導で、「がんばっていきまっしょい」ピンチ!「モー娘。はもう無理だけど、ジャニーズのメンバー名ぐらいおぼえないと、時代に取り残される」と思い、一人につき何か月もかけてNEWSのメンバーをおぼえている管理人、おぼえる端から脱退してしまう!(森進一の息子とか)

○ 二回前の日記で、「高田純次」の字が間違っていたので直しました。ご指摘ありがとう!

○ ちょっと前、「あやや23歳説」について職場で話していたとき、Mステで、あややが、ポロッと「妹が今年成人式で」って言っちゃってたのを聞いた人がいました。

○ オレンジレンジに全くオーラを感じないことについて、誰か私と一晩中語り合ってください。

○ コブクロの、背の高い方の人が怖いです。あと、最近見ないけど、ゴスペラーズの、グラサンの人も怖いです。

○ 最近の森田剛(V6)の顔を、早く何とかしないと手遅れになると思います。

○ 海東健と、阿藤快を間違います。

第115回 怖い雨 (05.7.7)

 先月はすごいカラ梅雨で、断水間近だったのに、今月に入ってから爆発的に降りだした。うつすような(水の入った容器をひっくりかえすような)、しわきつけるような(叩きつけるような)雨が五日間続いて、カラカラになりかけていたダムがいっぱいになった。そもそもダム小さすぎだろうという話だ。

 月曜の深夜、弟が、高松から帰省してきた。豪雨の中、高速をバイクで帰って来るので、ちょっと心配で、寝られなかった。弟が帰って来たら、新しいケータイの、着メロのダウンロードのやり方を聞くつもりもあったのだが、帰って来たのを見ると、目がすごく腫れている。走っているとき、目に何か入って、こすったのだという。それが、見る間に、どんどん腫れてきた。白目の部分が、まぶたを閉じたらはさまるくらい膨れて、半熟たまごの白身みたいにふよふよになっている。それで、黒目だけひっこんでいる。白目が雨水を吸って膨らんだみたいな感じだ。私は、そんなモノははじめて見たので、このまま膨れ続けたら、目の中身が出てしまう!と動転してしまった。弟本人は、わりと平気で、十分くらいしたら「おさまった」と言う。まだ赤かったが、ふよふよなのは治っていた。弟は翌日、広島球場に、広島対横浜を見に行ったが、野球は雨で中止になった。かさねがさね気の毒だ。

 それで思い出したが、ずっと前、ダウンタウンDXか何かで、誰だったか忘れたが、男性芸能人が、ゴルフ場の池に落ちたか何かで、目がふやけて、目がまぶたからあふれそうになった、という話をしていた。何だか全てうろおぼえで申し訳ないのだが、確かにそんな話だった。そのとき、スタジオにいたゲストは全員、「嘘だ」「ネタだ」と言っていたし、私も、「そんなヤツおらんやろ〜(チッチキチー)」と思った。だが、きっと、弟のような状況だったに違いない。誰だかわからないが、その芸能人に謝りたい。嘘じゃなかったんだね・・・。


 ケータイが届いてから十日、職場の女の子に、メルアドを変えてもらい、どうにかメールが打てるようになって、何とか少し使えるようになってきた。自力で着メロをダウンロードしようと試みた。着うたのサイトに加入したが、検索しても、B,zの曲が見つけられない。B,zの着うたは無いのだろうか。仕方ないので、着メロのサイトにも加入しようと思うが、まだやっていない。ちなみに、着うたのサイトで、とりあえず何かダウンロードしようと思い、「ガラスの部屋」(ヒロシのテーマ曲)にした。


 一昨日の火曜日、新しくはじまったドラマ「海猿」と、「がんばっていきまっしょい」を見た。私はドラマ嫌いなので、新ドラをチェックするのは珍しい。「海猿」は、もちろん、B,zが主題歌を歌っているからだが、見始めて20分くらいで退屈になり、お風呂に入って、出てきて、最後、歌だけ聞いた。映画を見ていないから、話がよくわからなくて退屈なのかもしれない。テンポの悪さ、画面の暗さも、映画的で、見る人によっては逆にイイのかもしれない。

 「がんばっていきまっしょい」は、松山が舞台のドラマだから見たので、主演が鈴木杏というのも微妙だし、全く期待していなかったのだが、思ったよりはおもしろかった。が、これも、「知った場所が出ている」おもしろさなのかもしれず、他県の人が見たらそうでもなかったりするのだろう。実在する高校のボート部がモデルになっているのだが、その部の艇庫は、私がいつも利用する駅のすぐ近くの浜辺にあり、ドラマのロケもそこでやっていた。うちから歩いて15分くらいのところだ。ちなみに、このサイトのトプペ写真で、船木フィギュアが浜辺にいる写真は、その艇庫の横で撮った。そのときも、高校生が、沖でボートの練習をしており、島影や波が、夕日を浴びて金色に輝く中を、ボートがすべるように進んでいた。美しい青春の一風景だ。その前で、フィギュアの写真を撮っている自分が、本当にイヤな大人に思えた。

 職場でも、「がんばって〜」をとりあえずチェックした、という子は多かったが、皆、「言葉が変」と言っていた。私もそう思う。イントネーションが関西弁みたいだ。本当の松山弁は、もっと、アクセントがなくてぼんやりした発音をする。「松山」と言うのを聞くと、その人か松山の人かそうでないかがわかる。よその人は、皆、「まつやま」の最初の「ま」にアクセントを置いて発音するが、松山の人は、どこにもアクセントを置かないで平坦に発音するからだ。ちなみに、「がんばっていきまっしょい」という言葉も、松山東高校(原作のモデルになった高校)にだけ伝わる特殊なフレーズで、松山弁ではない。

 今日は「電車男」を見た。まあまあおもしろかった。主演の男の子の名前がおぼえられない。もはやおぼえることを放棄して、いつも「チビノリダー」と言っている人も多かろう。


 本棚の中に、ミニチュアの部屋を作ろうとしている、ということを以前書いたが、部屋が以前より小さくなったので、家具が全部入りきらない。小物もそうだ。しかたなく、一部を処分することにし、友達のSさんの娘さんにあげることにした。Sさんと私は、学生の頃、よく広島に遊びに行き、私は「星ビル」で、アドレナリンをほとばしらせながら大量のミニチュアを買い込んだが、そのミニチュアの一部を、Sさんの子どもにあげる日が来るとは。感無量なような、そうでもないような気持ちだ。
 ミニチュア熱が、昔に比べたら冷めているので、そうした処分もできるようになった。昔は、ミニチュアが入っていた箱さえ、思い入れがあって、捨てることができなかったものだ。「部屋を作る」となると、思い入れがありすぎると整理がつかず、見栄え良くはできないものだろう。これから、まだ、買ったまま作っていないキットの家具を作らないといけないので、部屋の完成までの道は遠い・・。


 来月、B,zの福岡ドームライブに行く、ということは以前に書いたが、勢いで、九月の大阪ドームのチケットを、二枚、一般発売で買ってしまった。九月の十九日、連休の最終日で、この日がツアー最終日。どうしても、一度、オーラスに行ってみたかったので、買ってしまったのだが、一緒に行ってくれる人が見つからない。大阪ドームは、3daysなので、職場の女の子は、その前日のライブに行くのだ。私は、どうせ行くならオーラスだろう、と思ったのだが、翌日が平日のため、朝松山に帰って仕事に行くのがツライ、と皆言う。私のような生活(どんな生活だ)をしている者からすれば、ハードな観戦から帰ってすぐ仕事、というのは別に珍しくないので、何とも思わなかったのだが、どうも、普通の人達にとってはそうではないらしい。これは目からウロコだった。

 ☆☆B,z大阪ドームライブに、管理人と一緒に行ってくれる方募集!!☆☆
 ☆条件☆
   9月19日、18:00頃、大阪ドームに来られる方
   チケット代(7500円)を自己負担してくださる方
   管理人が、「まっちゃーん」「まっちゃーん」と叫んでも「うるさい」と怒らない方
   添乗員は同行しません

 最近、イナバ氏の「短パンイメージ」の定着ぶりについて考える機会に恵まれた(どんな機会だ)が、短パンというのは、見た目もインパクトがあるが、語呂の響きがいい。どんな言葉でも、「短パン」をつけると、魔法のように素敵になる。例えば

 ☆タイトル部門☆
  大ヒットシリーズ!!「ハリー・ポッターと賢者の短パン」「ハリー・ポッターと秘密の短パン」「ハリー・ポッターと短パンの囚人」「ハリー・ポッターと炎の短パン」「ハリー・ポッターと不死鳥の短パン」
  全世界待望!!!「スター・ウォーズ エピソード3 シスの短パン」
 ☆ニュース部門☆
  「郵政短パン化法案、僅差で可決」
  「職場の冷房を28度に! 短パン・ビズ」
  「硫黄島沖で、海底短パンが噴火」

 などなど。皆さんもやってみてください。
 

第114回 ネタバレありすぎライブレポ (05.6.30)

 25日、職場の友達と、広島に、B,zのライブを見に行った。何気に久しぶりの広島だ。三年前、やはりB,zのライブで、広島ビッグアーチに行って以来だ。ビッグアーチは、陸上競技場(違うかも)で、高台にあり、見晴らしが良く、イナバ氏も、「いい月だなあ」などと言っていて、まさに「今夜月の見える丘に」という感じだったのだが、今回の会場は、広島グリーンアリーナ、広島市民球場の裏にある建物だ。

 フェリーで、アクアブルーの海を渡る。しばらく行かないうち、呉の港も、宇品の港もキレイになっていてビックリした。
 呉には寄港しただけだが、最近、戦艦大和ミュージアムができたそうで、一度行ってみたい。今、実物大(全体ではないが)の大和のセットを造って、映画のロケもやっているそうなので、ロケがすめば、そのセットも観光名所になるかもしれない。今度ドラマになる「海猿」のロケも、呉でやっているそうだ。そのドラマの主題歌「OCEAN」を、B,zが歌うので、今日のライブで披露してくれるかも!と、夢がふくらむ。そんな私達は哀しきdreamer
 関係ないが、以前テレビで、過去や現在の流行りモノをいくつかピックアップして、どの世代がソレを知ってるとか知らないとかアンケートをとっていたとき、「『シーモンキー』って何かわかる?」と聞かれた若い子が、「『海猿』のハリウッド版」と答えていた。
 ここまで書いてきて何だが、私は、「海猿」って何なのかよくわからない。予想では、海に住むサルを助ける人達のヒューマンドラマかと思う。「海星」はヒトデ、「海豚」はイルカ、「海豹」はアザラシ、「海馬」はタツノオトシゴ、あと、「海の犬」はアシカの仲間、「シーライオン」は、たてがみのあるトドみたいな海獣だが、「海猫」だけ鳥だ。仲間はずれだ。

 広島は暑かった。気のせいだろうが、広島の暑さというのは体にこたえる。イカロスが、太陽に向かって飛び立っても、地上2mくらいで翼が溶けて落下しそうな暑さだった。まずは東急ハンズに行き、新巻鮭の模様の手ぬぐいを買う。
 それから、「お好み村」の八昌に行ったが、いっぱいで入れなかったので、近くのお店に行く。友達は、ついこのあいだも広島に来たばかりで、うろちょろする私をきっちり案内してくれた。ALONEじゃなくてよかったなあと思った。私は、お好み焼きは広島風が好きだ。なぜって、そばが好きだからだ(力説するほどの理由でもない)。
 たくさんのショップが並ぶ地下街の「シャレオ」に行った。まさにMannequin Villageだ。睡蓮のようなピンク色のキャミを買う。広島球場を新築するため、広島名物「たる募金」が行われていたので、私も募金する。「カープは現在地で見たい」というポスターが、あちこちに貼られていて、何だろうと思ったのだが、「新球場は現在地で」という運動らしく、商店街で、署名活動もやっていた。球場は今の場所が便利なので、移転しないでほしいなあ。
 一休みしようと、シャレオの、生ジュースのスタンドに行くと、B,zのツアーTを着た、女の子二人組の同志を発見する。声をかけようかと思ったが、やめた。

 四時頃、いよいよ、広島グリーンアリーナに向かう。友達も私も、いやがおうにもテンションが上がり、心臓のパルスが鳴りまくりだ。広島球場の横を通ると、中日戦をやっていて、中の音がよく聞こえた。野村選手が二千本安打を達成した直後だったので、この日は、野村選手の出身地・大分(うろおぼえ)から、少年野球のチビッ子達が、応援にかけつけていたらしいのだが、私達が球場横を通ったとき、チビッ子達は、帰るらしく、外に集まっていた。まだ試合は終わっていなかったのだが、遠いから、早めに帰らされたのだろうか。ちょっとかわいそうだ。

 グリーンアリーナにははじめて行った。早くも大量のB,zファンがたむろしている。私は今回、B,zビニールバッグを、わざわざ愛媛から肩にかけてきたのだが、街中では浮いていただろうそんな姿でも、ここに来ればとけこんでしまうサンクチュアリだ。五月の、愛媛県民文化会館のライブのときは、グッズ売り場は建物の中にあったのだが、今回は、グッズ売り場もCD売り場もガチャガチャも、全て炎天下の屋外だった。グッズ売り場は、「何がそんなに欲しいんや!言ってみろ!!」と、一人一人問いただしたくなるほどの長蛇の列だった。私は、欲しいグッズは全て、愛媛で買っていたからよかったものの、それでなかったら、並ぶ気力がなくて通販にしていただろう。通販だと、送料がかかるのが難だ。B,zは、コレ(親指と人差し指で輪を作る)があるのだから、送料免除にしてはもらえないものか。
 またガチャガチャをやる。二回やって、ステッカーと、また、リストバンド(イナババージョン)が当たった。友達がやると、松っちゃんリストバンドが当たったので、とりかえっこしてもらう。それにしても、私はこのガチャを通算四回やって、二回もイナバリストバンドが出ているのだが、運がいいのか悪いのか。

 今日のライブは、センターステージで、私は、センターステージを見るのははじめてなのだが、フロア中央に造られたセットが、巨大な生き物みたいで迫力がある。我々の席は最後尾だった。イナバ氏と松っちゃんが花道を入場して来、IT,S SHOWTIME!!ということで興奮した我々は、さっそくイスに乗り、Feverしていたのだが、係員に「降りてください」と言われた。私は背が小さいので、降りたらほとんど見えない。おねがいだよ!邪魔にならないんだからいいじゃないかよ!!と思い、それからも、係員のスキを狙ってイスに乗ろうと画策していたが、次第に慣れてきて、人のすきまから見れるようになってきた。しかしこういうときは、ホントに小さい松っちゃんを狭いすきまから見るので、「前の客の髪にパーマがかかっている」という理由だけで、大事な場面が見れなかったりする。アフロの客などいたら殺意が芽生えることだろう。

 松っちゃんの衣装は黒と白だったが、イナバ氏の衣装は、鯖のように光る、ありえないほどのセルリアンブルーのスーツだった。まさにさまよえる蒼い弾丸だ。「一発やらせろ〜〜!!」などと、初老とは思えないセクシー暴れん坊ぶりで、客席に愛のバクダンを無差別に投下していた。何度か、「広島(のパワー)はこんなもんじゃないだろ〜」「広島のぶっとい声を」「ぶっといの一発」などとおっしゃっていたが、イナバ氏の脳内の「広島」って、どんな世界なのだろう。

 メガネを持って行ったが、松っちゃんの笑顔までは見えなかった。でもすごくかっこよかった!!love me,I love you〜〜。私の隣には、イナバファンらしい男性がいて、その隣の友達らしい男性に、しきりにFCに入ることを勧め、「バースディカードなんかも届くよ」と言っていた。私はかねがね、「男性ファンは、メッセージカードなんかもらって嬉しいのか??」と疑問に思っていたのだが、どうやら嬉しいらしい。
 愛媛で聴いたときはアドリブっぽかったハッピーバースディの歌が、何だか完成度が増して、ちゃんとした曲になっていたような気がしたが、気のせいだろうか。アンコールになったらイスに乗ってやろうともくろんでいたのだが、ウルトラソウルッ!!のジャンプの際、後ろ向きに転んだら大惨事なのでやめた。

 終わったら8時45分。宇品を9時30分に出る、最終の高速船に乗らないといけないので、大急ぎで会場を出て、走った。すぐの道でタクシーが拾えると思っていたのだが、予想外に車がおらず、近くのリーガロイヤルホテル広島まで走って、車止めのタクシーに乗る。港から市内までは、路面電車で40分くらいかかるので、心配していたのだが、タクシーだとすぐ着いて、船には余裕で間に合った。すごく楽しかった。B,zバンザイ。お後がよろしいようで。


☆☆☆以下、最近の小ネタ☆☆☆

○ パンクラスFCのカードが届かないことを、手紙で問い合わせたところ、パンクラのKちゃんからお電話がかかって来、問題は解決した。昨日、会報が届いたが、カードも一緒に送られてきた。よかった。

○ 月曜、弟が、ケータイを送ってくれた。ものすごく画面がキレイで、感動したが、使い方がさっぱりわからない。説明書が、ありえないほど分厚くて、字も細かいし、読む気がしない。すっかりイヤになり、もうケータイなんか要らない、と思ったのだが、周囲に励まされ、とりあえず使ってみることにした。いろいろやってみて、わからなくなったら説明書を見るのがいいようだ。カメラに挑戦したが、すごくキレイに撮れた!!ちなみにこのケータイではじめて撮った写真は、昨日、昼休みに職場の女の子が撮ってくれた、お弁当をひろげる制服姿の私。なんかOLみたいでおかしい。OLなんだけど。

○ 全く関係ないが、このあいだ、友達と、「有名人に生まれ変わるなら誰がいいか」という話になった。今の私の立場のままで、顔とスタイルだけが有名人になる、というのなら、キレイな女優さんとかがいいが、その有名人そのものになって、一生その人として生きていかなければならない、となると、ちょっと考える。若くてキレイな女性タレントもいいが、落ち目になったら脱がないといけなくなったり、ツライ仕事をやらされたり、芸能界にしがみついて頑張るのはイヤだ。やはり、ある程度の地位をすでに築き、仕事を選べて、今さらそんなに働かなくても生活できるような人がいい。それなので、私が生まれ変わりたい有名人は、以下の通りだ。
1位.高田純次  2位.所ジョージ  3位.サザンオールスターズの、桑田さん以外の誰か
 チャレンジ・ジョイ!!

第113回 ハイブリッドケータイ卒業 (05.6.21)

 11日のこと、ネットオークションをやるために職場の女の子の家に遊びに行った。広島のB,zライブに、二人で行くことにしたので、チケの入札のためだ。二人で一緒に見て、いろいろ話し合いながらやった方がいいと思ったのだが、二人ともネットオークションははじめてなので、わけがわからず、ものすごく時間がかかってしまった。出品ならともかく、入札するだけなのに、あんな面倒な手続きが要るとは思わなかった。チケだけではなく、グッズもいろいろ見て、ちょっとここでは書けない怪しいモノを落札してしまった。

 チケは、結局、その日入札したものは一件も落札できなかったのだが、その後無事落札できて、25日は、広島グリーンアリーナに行けることになった!!ウレシイ!!!これで、今年のツアーは、ホールにもアリーナにもドームにも行けて、三タイプの会場配布物がそろえられる。とりあえずガチャガチャはまたやろう。

 八月、福岡ドームのライブに行ったら、ぜひ、ドームにあるという「B,zの手型」や、「B,zの手の形(シリコンで型取りしたやつ)」の前で写真を撮りたいが、カメラを持って会場に入ることはできず、入り口で預けなければならない。そうすると、出るとき大混雑で時間がかかるので、私はついに、カメラつきケータイの導入を決意した。


 「ケータイに換える」と言い出してから二年くらい経つし、「いよいよ本当にケータイに換えるよ」と言い出してから五か月くらい経つのだが、今度は本当だ。今月末に、弟のドコモショップが、まとまった新規の契約を取らないといけないそうなので、ちょうどいい。カタログを見たが、さっぱりわからず、とりあえずカタログに載っている機種は全部タダにしてくれるそうなので、一番新しいFOMA901isにしようと思う。その中でも、SH(反転式)と、D(スライド式)で迷っている。私のことなので、一度換えたら二年くらい使い続けるだろうから、使いやすいのがいいなあと思うのだが、今までずっと旧式なPHSだったから、どれも最初は使いにくいだろう。

 今日の工業新聞に、タイミングよく、反転式とスライド式の双方の利点が載っていて、「スライド式は、画面が大きくて表にあるので、音楽をよく聴く人は、今聴いている曲の情報が見やすい」とか書いてあったが、私はまず、ケータイで音楽を聴いたりはしないので、これは関係ない。昔から、音楽を持ち運ぶ習慣がなく、ウォークマンもMDウォークマンも、一度も使ったことがない。普段から、電車を乗り過ごしたり、道で転んだり、車に轢かれそうになったりするのに、音楽を聴きながら移動していたら命の保障がない。それと、イヤホンがイヤだ。耳の穴が小さいのか、入れ方が悪いのか、イヤホンを入れると落ち着かなくて聴く気になれない。亡くなった祖母は、耳そうじに苦労するほど耳の穴が小さくて、ラジオのイヤホンを入れることができなかったものだ。

 今日、仕事の帰り、ドコモショップに寄って現物を見てみた。かねがね、「最近のケータイは、電話のできるデジカメだ」と噂に聞いてはいたが、「まさかそんなことないやろ〜〜(フリ)・・・ほんまや!!!」と思った。特にSHは、デジカメ以外の何者でもない。Dよりも大きくて重いのがイヤだが、福岡ドームで写真を撮ることを考えると、とにかくカメラのいいのが欲しいので、SHに決めそうな気がする。

 ケータイに換えるのは、来週の週明けの予定ですが、来月いっぱいはPHSも使っております。「うちに新番号のお知らせが来ないよ!!」という方は、管理人の痴呆が進行しているためと思われますので、PHSかPCの方にメールをください。よろしくお願いします。
 
 先月、「あるある大辞典」で、「クセでわかる性格占い」があって、「右利きなのにケータイを左手に持つ人」は、「頑固」だと言っていた。「固定電話のクセが抜けない」ということだろう。私もケータイを左に持つので、頑固だと思うが、友達はそれ以上で、「メールも左手で打つ」と言っていた。
 その性格占いは、私が今まで当たり前だと信じていたことが、ことごとくアンケートでは少数派だったので、意外だった。上記のケータイのこともそうだが、「Tシャツを着るときに頭から着る人」は、「マザコン」だと言っていた。お母さんが小さい子に着せるときは頭から着せるので、小さい子は頭から着る子が多いが、大きくなると腕から先に通すようになるそうだ。それを聞いてビックリした。私は、頭から着るのだが、頭から着る以外の着方があるなんて考えたこともなかった。腕から着る方が着易いらしいとわかっても、今までのやり方を変えようとは思わないので、これも「頑固」ということになるのかもしれないが。


☆☆☆以下、最近の小ネタ☆☆☆

○ 先週の木曜、職場の女の子達と、道後の山の手ホテルに食事に行った。久しぶりの、ホントのフルコースで、すごくおいしかった。私が生魚が苦手だということをあらかじめ伝えておいたら、私のだけ、前菜がフォアグラになっていた。フォアグラははじめて食べたが、おいしかった。山の手ホテルに行く前、道後のローソンで、週刊ゴングを買った。ゴングの変貌ぶりは目を見張るばかりだ。職場の女の子達もそれを見て、「プロレス雑誌じゃないみたい〜」と言っていた。ちょっと前まで、「点線で切り取って遊ぶプロレストランプ」なんかオマケにつけていた、見ているこっちが辛くなるような感じはどこに行ってしまったのか。

○ 先週の金曜、職場の女の子達と、映画「電車男」を見に行く。まあまあおもしろかった。映画なので、後半は、本よりもドラマチックな展開だ。本を読むと、「普通の恋愛も、字にしたらドラマチックやな〜」と思うのだが、そこがメディアミックスのおもしろいところだ。メディアミックスって何か知らないけど。男性が、女性とつきあうとき、あんなに苦労したり工夫したりするものだとは知らなかった。今度はドラマになるそうで、何だかスゴイことになってるなあと思うが、エルメスが伊東美咲というのは、ちょっと狙いすぎ、作りこみすぎでは。それもメディアミックスか。本物のエルメスはどう思っているのか。

○ ふと気づいたのだが、四月の梅田ステラホール大会の会場で、パンクラスFCを更新して会費を払い込んだのに、新しい会員証がまだ送られて来ない。九月まで試合には行かないし、行ったとしても、最近は、「FC会員だけの早め入場」にいそいそ行ったりはしないので、カードは要らないといえば要らないのだが、脱退扱いにされていると困る。九月のチケットをFC優先で取りたいのに、チケット案内のはがきが来なかったらどうしよう。最近ちっとも、FC会報が送られて来ないのも、私が脱退扱いになっているからではないのか。そう思うと不安になり、問い合わせの手紙を出すことにした。

○ 土曜、「バク天」を見ていると、KAIENTAIの火野選手が、プロレスラーになることにずっと反対してきたお父さんを、会場に呼んで試合を見てもらい、リングの上から涙ながらにメッセージを送っていた。お父さんもそれを聞いて、「ええけど、もっと強くなれ。弱すぎるわ」と、照れくさそうに檄を飛ばしていた。感動的だったが、会場がデルアリだったので何だか嬉しかった。

○ 翌日の「からくりTV」には中西選手が出ていた。視聴者の悩み相談をするのだが、新聞のラテ欄に、「熱血相談室に強力助っ人」とあったので、カシンが出てくるのかと期待していたら、おぎやはぎだった。がっかりだ。中西選手を出すのなら、西村選手も出して欲しいが、時間内に収録が終わらないという危険性もある。

○ 昨日のHEY×3には、小川選手が出ていて、お気に入りの料理を紹介していた。最近のHEY×3は、全く歌番組ではなくなっているが、意味もなく猫ひろしが出て来たりする「うたばん」よりはマシだ。歌番組は、今のお笑いブーム以前から、芸人が司会するものが多いが、老舗「Mステ」の影響なのだろうか。タモリの落ち着きとやる気のなさを、他番組も見習ってほしい。歌番組といえば、NHKの月曜九時に、氷川きよしの番組「きよしとこの夜」がある。それを私は、見たくもないのに毎週見ている。月曜は、お茶のお稽古で帰りが少し遅く、八時頃に晩ご飯を食べるので、九時頃は、後かたづけをしたり、お弁当をつくったりしている時間だ。キムタクのドラマもキスイヤも見ないし、なぜか自然に「きよしとこの夜」を流しながら家事をしている。これが死ぬほどつまらない。ただ、我慢して毎週見るうち(我慢する必要なんか全くないのだが)、激寒な中で頑張っているきよしクンがけなげに見えてきた。頑張っている、というか、結果的には頑張っているのだが、無理している感やイヤらしさが全くなく、自然で素直なのだ。これもNHK流の、きよしクンの生かし方なのだろう(違うよ)。

○ 母が、さかんに「あるある探検隊」のモノマネをやりたがるのだが、その際、私の首の辺をつかむので、くすぐったくて死にそうだ。

○ 母が、「明日の朝五万円振り込まないといけないのに、今手持ちがない」と言っていたので、私が貸してあげようと思い、自慢げに、母の目の前に、「ほら、これ」と、一万円札を五枚ならべて見せると、母は、何を思ったのか、真顔で、「ニセ札?」と言った。

○ うちの父は、ハゲているのだが、先日母は、何を思ったのか、真顔で、「お父さんの、それ(頭の光っているところ)は、磨いてるの?」と聞いていた。

第112回 ごぶさたしております (05.6.12)


 なんだかむし暑くなってきた。「いい気候なので何をやってもはかどる」と日記に書いてから、そんなに経っていないのに、一年で一番苦手な季節になってしまった。本格的に暑くなってしまえば、まだいいのだが、今の時期が一番疲れる。寝ても寝ても眠い。仕事から帰ったら、座りこんで動けなくなってしまう。このサイトの更新も滞っていてごめんなさい。


 先々週の週末、うちに職場の女の子が四人集まって、粘土をやってみた。皆、なかなかのできばえだった。粘土ができてから、ビデオやDVDを見た。B,zのDVDを、次から次に見て盛り上がりまくっていたのだが、中に一人、B,zに何の興味もない人がいて、どうもかなりツラかったらしい。申し訳ないことをしてしまった。ちなみに、トップページのロゴは、その人に変えてもらいました。どうもありがとう。
 翌週、また集まって、色塗りをすることになるのか?と思っていたのだが、結局、色塗りは私がすることになり、翌日、粘土が乾いてから塗った。人のつくったものを塗るのは緊張してしまう。(ちなみに私のつくったのは、左端、あさりのかぶりモノでロッテのユニの稲葉。幕張バージョン。)


 ミニチュアを集めることが趣味なのは、何度も書いたが、前の家では、ミニチュアの家を買って、その中に飾っていた。家といっても、ペラペラの板の組み立て式のチャチなやつだ。本当は、ちゃんと窓やドアや階段がついていて、外観もビクトリア風みたいなのが欲しかったのだが、バカ高いので買えない。チャチなのは我慢するとしても、前面にフタがないので中にほこりがかかってしまう。アクリル板とかをはめたかったが、できなかった。

 その家は、引越しのときに解体して、ダンボールにつめたままだったが、このあいだ、物置からひっぱり出してみた。屋根をはずして、床のはしを少し切って小さくすれば、本棚に入りそうだと思ったのだ。本棚にはガラス扉があるのでほこりもかからない。嬉しくなった私は、さっそく、板をのこぎりで切ってみた。のこぎりなんか使うのは、中学生のとき、「技術家庭」で本棚をつくって以来だ。その頃は、線の通りになんか切れなかったが、今回は少し上手になって、引いた線の通りに切れた。が、一枚切っただけで、ものすごい筋肉痛になってしまった。父が、いろいろな工具を使う仕事をしていることを、私は忘れていたが、母が思い出させてくれた。父に頼むと、一瞬で全て切ってくれ、かんなまでかけてくれた。私がやっていたら、疲労のあまり発熱していたかもしれない。その板に、部屋らしく見えるよう、壁紙っぽい布をはったり、いろいろやってみた。

 上記の本棚だが、ガタガタなのに、引っ越す前まで使っていた。私は、とにかく、何をつくるのも遅く、人の倍時間がかかるので、学校の授業でつくるものが仕上がったことがなかった。家庭科でパジャマをつくったときも、ズボンしか提出できなかった。美術でポスターを描いたときも、半分しか色が塗れていなかった。それでも、不思議に叱られたことがなかったのだが、かわいそうな子だと思われていたのだろうか。


 前の水曜、サッカーの北朝鮮戦を見た。途中寝てしまい、一点目は見れなかったが、二点目はちゃんと見た。北朝鮮の選手が、揉めたときスパイクで蹴りかかってきたりして、ムカついたのだが、負ければ強制労働所送りなのだろうから、もうヤケになっていたのだろう。そう考えるとかわいそうだ。
 私が一番熱心にサッカーを見ていたのは、もう随分前、まだジーコが現役の頃のことなので、今の選手はよくわからない。まさかジーコが日本の監督になってくれるとは思わなかったし、日本がワールドカップに出られるようになるとは思わなかった。まさかジーコの声があんなにカン高いとは知らなかったし、日本がワールドカップに出るには、ジャパンマネーをつぎこんで開催国になるしかないと思っていた。

 ホントに日本が開催国になった前回のワールドカップのとき、キャプテン宮本が、黒いフェースガードをつけていて、何てかっこいいんだと思い、大好きになった。が、宮本の鼻骨骨折が治り、フェースガードをはずした途端、何の興味もなくなってしまった。小さい頃の「シャア好き」が、「マスク好き」につながっているように思われる。思えば、ガンダムよりも昔、ウルトラマンを見ていたおさない頃から、郷秀樹(帰ってきたウルトラマンに変身する人)が、悪い宇宙人にマスクをはめられた姿がかっこいいと思って興奮していたような気がする。人間の趣味というのは、小さな頃から変わらないと思う。もっと言えば、妙な趣味の人間は、生まれたときから妙なのだ。


 一昨日、「民事介入暴力対策大会」などという全国大会が愛媛であり、仕事中に私も行かされた。すみの方で座っているだけでよかったので、羽がのばせたが、途中寝てしまった。弁護士さんの講演があり、それはおもしろかったので起きていた。昔、浜松で、暴力団「一力一家」の組事務所を住民が追い出した訴訟のとき、住民側の弁護をした人で、そのときに暴力団員に背中を刺されたことがあるという。プロレスラー・T橋選手を刺したのは、素人の女だが、この弁護士さんを刺したのは、プロの男なので、ものすごく痛かっただろうと思ったが、実は痛くなかったそうだ。叩かれたのかと思っていたら、「先生、背中から血が出てますよ」と言われて、はじめて刺されたとわかったそうだ。それでも、刃物は肺まで達していて、肺が裂けて空気がもれたときは痛かったらしい。その弁護士さんは、当時体重が百二十キロくらいあり、皮下脂肪のおかげで助かったらしい。そう考えると、背中に筋肉のついたT橋選手が、刺されてから、スクーターで道場まで行くことができたというのも理解できてくる(今頃むしかえしてスマン)。


 明日は、元大関貴ノ花の協会葬がある。母が、明後日から出張で上京するので、「一日ずれとったら行けるのに」と残念がっていた。亡くなったとき、いろいろ追悼のテレビがあって、見て泣いてしまった。貴ノ花の現役時代は、私は全く記憶になく、あの「若貴フィーバー」が、貴ノ花の引退からたった七年後だとわかって意外だった。亡くなった祖母は、若貴が大好きで、若貴の相撲のときは、興奮のあまり、自分の体も一緒に動いていた。一緒に福岡場所を観に行ったときは、大量の若貴グッズを購入したものだ。祖母が亡くなったときは死ぬほど悲しかったが、亡くなってよかったことが二つある。一つは、「ばあちゃんが死んじゃうんじゃないか」と心配しなくてよくなったこと。一つは、若貴のその後のゴタゴタを、祖母が見なくてすんだことだ。特に、貴の今の髪型は何とかならないものか。「親方、そのパーマありえねえっスよ」と、弟子に思われていないか、心配でしょうがない。



トップページへ戻る

「みか国」トップへ戻る