第100回 OSAKAスタイルリターンズ (05.2.26)

 前回の日記以降、少しバタバタしていたのだが、その動きをざっと書くと、
 18日(金) 仕事のあと、そのまま、今治の親戚の家に行って泊まる
 19日(土) 今治から、親戚の車で高松に行き、弟と合流して、「わら家」で讃岐うどんを食べる。親戚と別れ、大阪行きの長距離バスに乗る。六時頃、大阪着。なんばパークスでラーメンを食べる
 20日(日) なんばのイタリアンのお店でパスタを食べる
 21日(月) 大阪から京都に行く。京都駅の八条口で、長距離バスでやってきた母と合流。その夜は、祇園の「都路里」で抹茶そばを食べる
 22日(火) 京都から、長距離バスで松山に帰る
 23日(水) 人間ドックを受ける
 本当は、24、25日も休みの予定だったのだが、都合で出勤した。

 とても長く家を空けてしまった。家に帰ると、猫が怒ってスネていた。なんばパークスのペットショップ(ペット用のデリ)で、ペット用のワッフルやクッキー、アンパンマン形のパンなどを買って、猫へのおみやげにしたのだが、多分に犬向けなので硬かったらしく、あまり食べてくれなかった。
 私の部屋には、二つ時計があるのだが、家に帰ってみると、二つとも止まっていた。二つともかよ!(三村調)

 高松に行ったのは久しぶりだが、駅周辺がキレイになっていてビックリした。讃岐うどんはすごくおいしかった。高松から、大阪へのバスは、一時間に一本くらい出ていて、三時間くらいで大阪に着く。松山から高松まで、三時間くらいかかるので、高松が、ちょうど、松山〜大阪の中間地点なのだろう。松山から大阪へのバスは、早朝、昼、夜行くらいしか出ていないので、四国でもせめて高松に住んでいたら、大阪に行くのに便利なのになあと思った。
 高松から、大阪への長距離バスは、JRなんば駅前に着く。松山からのバスは、ここには着かないので、ここで降りるのははじめてだ。迷ってウロウロしていたら、職場の、隣の部の女の子にバッタリ会ってしまった。なぜこんなところで・・・。
 何とか、地下鉄のなんば駅方面に行き、なんばパークスに行こうと思ってさがしたが、まいごになり、なんばウォークを一時間くらいウロウロして、ようやくパークスを見つけた。ラーメンを食べたのち、「ロールケーキ博覧会」というものをやっていたので行ってみる。全国各地のケーキ屋さんのロールケーキがいっぱいあった。ケーキや、クリームや、フルーツやトッピングなどを選んで、その場で仕上げてくれるロールケーキがあったので、食べてみた。おいしくて幸せになった。

 翌日は、遊んでくださる方がいたので、なんばで合流。なんばや天王寺で買い物をする。楽しかった。また紙モノ(カード)を買ってしまう。春らしいスカートが欲しかったのだが、前夜にパークスで下着を買ってしまったので、お金がなくなって買えなかった。

 京都でのことは、また、旅日記の京都編でも書こうかと思うが、京都に行く朝、大阪のホテルで着替えていて、タイツをはいたら、ガードルをはき忘れているのに気がついた。この順番には、異論のある女性もいるかもしれないが、私はいつも、ガードルをはいてから、ストッキングやタイツをはく。が、このときは、わざわざタイツを脱いではきなおすのが面倒だったので、タイツの上にガードルをはいた。タイツが薄い色で、ガードルが黒だったので、タイガースマスクのようだった。

 こんなに遊びまくって、すぐに人間ドックなんか行ったら、変な数値が出るんじゃないかと心配していたが、今のところ大丈夫で、健康そのものだった。血がサラサラだと言われた。ヨーグルトと豆乳のおかげだろうか。よかった。
 最大の難関と思われた血液検査だったが、私は、いい方法をついに発見した。それは、「血が抜かれているところを見ない」ということだ。皆さんも参考にしてください(しねえよ)。

 人間ドックははじめてなので、パンフレットを読んでもよくわからず、CTとか超音波も、不安だったが何事もなく終わった。問題は、その後の、胃のレントゲンだった。こんな本格的なレントゲンははじめて撮った。最初、なんか炭酸の粉みたいな、胃の中で発泡するものを飲まされるのだが、「ゲップはしないでください」と、医者は無茶なことを言う。それからバリウムを飲んで、検査台の上で、横になったりうつぶせになったり、いろいろする。あまりにいろいろ言われるので、しまいにわからなくなり、「右の腰を上げて」と言われたのに左を上げていたりする。検査台が傾いて、必死で手すりを握っているのに、「そのままで楽にして」と言われるのだが、今楽にしたら、頭から床に落ちるだろうと思った。こっちは必死だが、医者は、さぞかし、見てておもしろいだろうと思う。バリウムを飲んだあと、一応口はふいたが、ようやく検査が終わって鏡を見たら、まだ、口のまわりがまっ白だった。

 レントゲンのあと、受付に帰ると、「お疲れさまでした、お口なおしにどうぞ」と、アメをくれたが、そのあとすぐ、身長や体重や目や耳の検査に行かされ、アメを握ったまま受けなければならなかった。眼底や眼圧の検査をするのに、風が一瞬、目に吹きつけてくるのがあったが、「目は閉じないで」と、医者は無茶なことを言う。その前に、注射の前の「ちょっとチクっとしますよ」みたいな感じで、「ちょっとビックリしますよ」と言われたのだが、ビックリするかどうかはその人次第だろう。そんなこんなで、人間ドックから帰ると、私はグッタリして、半病人のようになって寝ていた。

 旅から帰って、パンクラスの公式サイトをチェックすると、冨宅さんの、大阪プロレス戦績が更新されていた。試合後のコメントが出ていて、「(昨年末の)Uスタイルでは、試合後、夜の街に消えてしまいましたが、今年は、夜の街に消える間もないような年にするので期待してください」とあったので、嬉しかった。Uスタイルの試合後、田村選手の肩を借りて帰ったりしていたので、冨宅さんの足の状態が心配だったのだが、Uスタイル後のコメントで「何も言わずに夜の街に消えた冨宅選手」とあって、夜の街に消えられるんなら足は大丈夫だろうとホッとしたものだった。
 それはいいが、上記のコメントの「期待してください」のあとに、「期待してるのは一人だけ?」とあったのだが、一人じゃないですよ!私もすごく期待してるし!!

 全く関係ないのだが、今夜、めちゃイケの「笑わず嫌い王決定戦」を見たが、おぎやはぎの「コンビなのに二人ともメガネ」というのもスゴイが、アンガールズの「コンビなのに二人ともキモイ」というのもスゴイな。
 最近は、昔ながらのボケとツッコミというのもなかなかない。ボケとツッコミの区別がはっきりしていなかったり、一人がボケとツッコミ両方やって、もう一人は何もやっていなかったり(雨上がり等)する。年末年始の特番で、何組かのコンビをシャッフルして、新しいコンビを作り、一番おもしろいのを決めるコンテストみたいなのがあって、「こいつとは組みたくない」と皆から言われていたのは、ロンブーの亮だったのだが、ロンブーの淳のコントも全くおもしろくなかった。そんな淳と亮のコンビがどうしておもしろいのか不思議だ。
 これも全く関係ないのだが、最近、我が家の二階のトイレの電気の調子が悪く、すぐつくときもあれば、なかなかつかないときもある。なかなかつかないときは、仕方ないので、二階に家族がいないのを確かめてドアを開け、外の明かりを頼りにする。手を洗って出て行く段になって、おもむろに電気がついたりする。「い、今かよ!」と三村調でツッコんでしまう今日この頃だった。

第99回 PRIDEカブト祭り2 (05.2.16)

 13日の府立に行くのをあきらめた私だったが、冨宅さんの試合がすごくおもしろかったそうで、今、後悔のまっただ中だ。Tさんのご好意により、写真で楽しむことができて、なぐさめられている。ありがとうございます!!
 「もし、13日の府立に行くとしたら」と考えた時期もあり、その場合、連休を大阪ですごし、11日は、「ケロくらぶ」の「西村修トークの夕べ」に行き、12日は、難波の闘魂ショップの鈴木選手のサイン会に行く、という、濃すぎる三日間になったかもしれなかった。昨日、職場の女の人(宝塚ファン)が、宝塚の記事を読むために持ってきていたスポーツ新聞を見せてもらうと、たまたま、そのサイン会の記事が載っていた。それを読むと、なかなか盛況だったようで、鈴木選手は、つめかけたファンに、「何しに来た」「早く帰れ」などと毒を吐き、毒蝮三太夫のようだったらしい。


 最近、カブトムシのことばかり言っている気がするが、今日のトリビアでも、先週の「PRIDEカブト祭り」のダイジェストと、特別試合があった。特別試合は、先週のトーナメントの王者・ヘラクレスオオカブトと、アジア最強・最大のコーカサスオオカブトとの対戦だった。トーナメントで当たらなかったため、特別試合にしたのだが、剣のような長い二本のツノを持つヘラクレスオオカブトと、重戦車のようなコーカサスオオカブトとの試合は見ごたえがあった。

 今日のトリビアでは、警察モノのトリビアの挿絵を、平松先生が、「ドーベルマン刑事」風に描いていたりして嬉しかった。が、「初老というのは四十歳から」というトリビアがあり、うかうかしてると自分も初老が近いと思うとショックだった。本当に、十代の頃は、自分がこんな年まで生きているなんて思わなかった。
 ちょっと前の紙プロの投稿欄に、学生の投稿があり、それに対する編集部のコメントが、「学生は勉強してろ」という感じで、「社会人になると、何でオトナが学生にあんなに冷たかったのかわかります」と補足してあった。まさにその通りで、自分の学生の頃を思い出すと恥ずかしい。それが若さだと言うとそれまでだが、何で、二十歳そこそこで、無意味な万能感にあふれ、一人で何でもできるみたいな気になっていたのだろう。オトナは失笑していたと思うが、注意してくれりゃよかったのにと恨みがましくなる。しかし、私も、今の若い人に何か注意しようなんて思わないから、お互い様だ。言っても聞かないことを、自分の経験でわかっているからだろう。昔、「ぼのぼの」という、ラッコが主人公のマンガがあって、それに出てくるアライグマのお父さんが、「子どもは、大人は何にもわかってないと思ってるだろうが、そうじゃない。飽き飽きしてるだけなんだよ」と言っていたが、そんな感じだ。

 今日のそのトリビアで、芸能界で活躍する初老の方々の名前があげられたが、椎○桔平、阿○寛、氷○京介らと並んで、B,zの稲葉も入っていた。そう見ると、初老の方々の充実ぶりが光る。初老も悪くない。一昨日、B,zFCから、チケット優先予約の当落のお知らせが来たが、五月の愛媛県民文化会館のチケットが当選した!嬉しい!!
 しかし、今年のツアーでは、ホール・アリーナ・ドーム通じて、FC優先予約は一人一回しか申し込みできず、ホールクラスでは一般発売がないのは無論、FCでも一枚しか取れない。一人で見るライブってどうなのか。まあ、一昨年の県民文化会館の際は、チケット二枚取れるのに一枚しか取らず、一人で行ったのだが。当時は身近にB,z友達がいなかったためだが、あとでそのことを友達に言うと、「もったいない」「B,zなら一緒に行ってあげたのに」「あまったらネットで売れば○円の儲けが」などと惜しがられた。この最後のアレのために、一枚しか取れないようになったのだろうが。


 一昨日の月曜日、バレンタインデー、私は、女友達四人でご飯を食べに行った。この年になって、「バレンタインなのに女ばかりで」と騒ぐのも見苦しいが、バレンタインなのにものすごく普通に集まっているのも大問題かもしれない。
 今年は、義理チョコに加えて、「自分チョコ」「友チョコ」が話題になっているそうだが、話題になる=メディア(男社会)が注目するということなので、女性からすると、「何を今さら」という感じだろう。私も高校生の頃から、女の子友達にあげたりもらったりしていた。この時期しかないチョコレートもたくさんあるし、ラッピングもキレイだし、自分用に買うのも当然だ。アフタヌーンティーでチョコレートを買ったら、ペーパーバッグが鬼のようにかわいくて、他の売り場を一回りしたのち、またもう一個買うと、今度のバッグは普通だった。ちょっとがっかりしたが、「荷物、おまとめしましょうか」と言ってくれ、そのまとめてくれた大きなペーパーバッグが、また鬼のようにかわいくて嬉しかった。弟や父にあげる「家族チョコ」は、箱とかカゴとかがかわいいのを買って、あとでカゴだけもらったりする。「自分も食べたいやつ」というのもポイントだ。
 やはり、女性は買い物が好きなのだろうと思う。おいしそうなものやキレイなものをあれこれ選ぶのは楽しいものだ。不思議なのは、それが自分のものにならなくても楽しいところだ。友達が服を買うのを見るのも楽しい。見るだけでなく、「それ絶対カワイイよ!」「今のスカートにも似合うよ」などとすすめ、ほぼ店員と化しているときもある。 


 先週の土曜、CDTVのバレンタインSPを見ていると、「恋人にしたいアーティスト」ランキングがあった。興味しんしんで見たが、一位はキムタクで、何の意外性もなくつまらない結果に終わった。ここでは稲葉は十位に入っていた。ベストテンのメンバーはよくおぼえてないのだが、もしかしたら最年長だったかもしれない。百位まで発表されたため、松っちゃんは何位に入っているのかさがしたが、途中よく見てない時間もあったので、わからなかった。綾小路きみまろも入ってたので、松っちゃんが入ってないことはないと思うのだが。

 以前、友達と話していて、「雑誌に、綾小路の素顔が出ていた」という話題になり、私は不思議に思って、「綾小路はもともと素顔よ?」と言うと、友達は、髪型のことだと言う。私は、「ああ、そうなん」と納得したのだったが、この時点ですでに、話題は食い違っていたのだった。もうおわかりだと思うが、友達の言うのは気志団の翔、私の言うのはきみまろだった。
 以前、「うちの母がギター侍のネタ本を買っていた」と書いたが、きみまろブームのとき、きみまろのネタ本も買っていたことは言うまでもない。

第98回 PRIDEカブト祭り (05.2.9)

 今夜は、見たい番組がいろいろあったが、サッカーW杯予選を見ることにした。相手が北朝鮮ということで、まさに、絶対に負けられない戦いがそこにはあったわけだが、途中から、ついつい「トリビア」を見てしまい、「トリビアの種」の、「世界のカブトムシ最強決定戦トーナメント」に夢中になっていたら、いつのまにかサッカーは終わっていた。

 「PRIDEカブト祭り」と銘打たれたこの闘いで、世界中から選び抜かれた強そうなカブトムシを見るだけで興奮したが、日本のちっちゃいカブトムシが決勝まで勝ち抜き、世界最大のカブトムシ・ヘラクレスオオカブトと死闘を演じたのを見て感動した。私は、カブトムシに、「あきらめない強さ」というものを教えてもらった。昨年末だったか、ラクダに、「忍耐の素晴らしさ」を教えてもらったが、いろいろ学ぶこともあるものだ。
 外国のカブトムシも、スイカのにおいがするのだろうか。誰だったか忘れたが、タレントさんが、「スイカが嫌い」という話をテレビでしていて、その理由が、「カブトムシのにおいがする」だったのだが、逆だろう。
 
 何はともあれ、サッカーは日本が勝ってよかった。先日、職場の女の子達と、W杯の話をしていたら、一人の子が、日本でW杯が開催されたことがあるのを知らなかった。それを聞いたとき、ここ半年間で一番驚いた。


 来週、松山の椿神社で、椿祭りがある。昔から、「椿さんの直前が一番寒い」「椿さんが終わらないと春は来ない」と言われているので、早く椿さんが終わってほしい。昔、小学校に勤めていたとき、その学校は椿神社の近くだったが、「補導」と称して、勤務中に椿さんに行き、PTAの方に「うどん券」をもらってうどんを食べ、いちご飴を買って帰ってきたことがある。椿さんは、毎年大勢の参拝客がおしかけるが、駐車場が足らないので、近隣の家が、田んぼや庭先に車を停めさせてお金をとっているのは笑えた。稼ぎ時らしかった。

 そんなことはどうでもいいが、空気は冷たいが空はもう春の空で、昨日は雨だったが、冬の雨というよりも春雨のような、やさしい雨だ。寒さは少しゆるんできたようだが、先週、鬼のように寒い日が二日くらいあった。日本各地で大雪が降った日だ。松山は、めったに氷点下になることはないが、この日は、水たまりの水が凍っていた。
 朝、駅に行く途中で、そんな水たまりに遭遇した私は、おもしろくなって氷に乗ってみたが、すべって転んだ。転ぶというよりもひっくりかえり、道の真ん中で大の字になってしまい、あまりの恥ずかしさで、速攻で起き上がって逃げた。幸い、どこも打たなかったが、ものすごく頭が揺れた感じで、ボーッとしていた。それを職場で言うと、皆に笑われた。翌日は、首の後ろが猛烈に痛かった。翌朝も、水たまりが凍っていたのだが、「凍った水たまり見て、カマさんのこと思い出した」と言った人が、職場に四人以上いた。


 21日から連続休暇なので、21日は、母と京都に行く予定だ。それなので、私は、先乗りで、19日から大阪に行き、21日に、母と京都で合流することにしていた。19日か20日、デルアリで大阪プロレスを見ようと思っていたのに、何とその日は二日とも、大阪プロレスはないらしい。
 ほぼ毎週、デルアリでやっているのに、私が行ける週に限ってないなんて、がっくりだ。19日から大阪に行くのをやめて、13日の府立に行こうかとも思ったが、21日の京都は確定なので、二週続けて近畿に行くのは、お金的にも体力的にも、今の私にはツライ。なので、やはり、13日の府立はあきらめた。
 19日は、母や叔母と、高松に行き、讃岐うどんを食べることになった。その日は、私だけ高松に残り、高松から大阪に行くことにした。松山→高松→大阪→京都と、三日がかりで少しずつ北上していきます。

 職場の健康保険組合から、人間ドックを受けるように言われ、人生初の人間ドックを、連続休暇中に受けることにした。婦人科検診のある「レディースコース」がいいと思ったが、何と、私が休暇の週は、「レディースコース」もお休みらしい。婦人科の先生がいないためだが、そんなことは、年に一、二回しかないというのに、私が行ける週に限ってないなんて、がっくりだ。
 しかし、ご記憶の方もおられるかもしれないが、私は、血液検査をされただけで貧血で倒れたことがあるので、人生初の人間ドックで、いきなり婦人科検診なんかしたら、病気になってそのまま入院してしまうかもしれない。これでよかったのだと思うことにした。人間ドックは、普通の「一日コース」にした。


 父の知り合いが、引越しするのでいらなくなった冷蔵庫と本棚をくれた。本棚は私がもらったが、ただでさえいっぱいいっぱいな私の部屋に、置く場所を作るのが大変だった。私の部屋は、そんなに狭くはないと思うが、洋服箪笥が三棹・着物箪笥が一棹・本棚四つ・文房具用の引き出し二つ・ベッド・机と椅子・一人掛けのソファ・テレビとその台・ベンチチェストなどで、もう限界だ。今の家に引っ越してきたとき、これでもそうとう物を減らし、自分ではかなりなシンプルライフになったと思って、部屋に友達を呼んだら、開口一番、「物が多いね〜」と言われたことがある。それでも何とか頑張って、もう一つ本棚が入るスペースをつくった。

 引越しのとき、本はたくさん処分して、これからは増やさないようにしようと思ったのだが、どうしても新しい本が増えるし、古い本も、今残しているのは、「ちょっとこれだけは捨てられない」ものばかりだ。まあ、そんな本が、人に比べて多すぎるのが悪いのだろう。今回、また本を整理しなおしているのだが、どうしても読んでしまい、ボロボロになった「ブラックジャック」を読んで泣いてたりするので、全く進まない。
 ちょっと前、「捨てる」技術の本がはやったが、それを見ても、やはり、皆、捨てられないものは、本、そして服、写真らしい。服は、まだ、「着ない」というので捨てられるが、本は、「読まない」からといって捨てられない。ましてや写真は、「見ない」からといって捨てられないだろう。「人の顔の写っているものを捨てる」というのは、この21世紀になっても、なんとなく気持ちの悪いものだ。デジカメのメモリーを消すのは何の抵抗もないのだが。

 新聞に、三十年間雑誌をためつづけた男性のアパートの床が抜け、男性が雑誌の山にうまっているところを救出された、という記事が載っていた。それを見ると、「本はためると怖い」と思うが、「三十年ぐらいためないと床抜けないんだから、まだ大丈夫」とも思う。
 が、床が抜けるかどうかというレベルまで問題が悪化する前に食い止めれば、結果的に楽なのだ。引越しのときの決意を思い出して、少しずつでも物を処分していこうと思う。とりあえず、今回、「仮面の忍者赤影」は捨てることにした。惜しいけど。


第97回 ナァァッピバースデェ〜 (05.1.30)

 今日は、冨宅さんのお誕生日だ。おめでとうございます!今年は、冨宅さんのデビュー十五周年という記念の年なので、このサイトでも何か企画をやろうと思うが、ろくなことを思いつかない。デビュー記念日までには何とかしたい。

☆☆小ネタ集☆☆

☆ 先週、「ロンドンハーツ」の、「格付けしあう女達」を見ていたら、「彼氏に暴力をふるいそうな女」ランキングがあって、友近や真鍋かをりが下位(暴力をふるったりしそうにない)にランキングされていた。愛媛県人は穏やかなのだ。B,zが、ライブで愛媛に来たとき、稲葉が、シェーンに、「愛媛ってどういう意味なの」と聞かれて、「『ラブ・ジャパニーズガール』だよ」と言っていたが、それはちょっとどうかと思うが、そんな感じだ。
 しかし、その「格付け」で、友近が、「愛媛でデートするなら、ボーリングか、カラオケか、ラブホしかない」とか、「地層見に行ったりする」「愛媛県人は、基本的に『なんか見に行く』のが好き」とか言っていた。そんなことはない・・・と思うが、そうかもしれない・・・。私も、このサイトで、ことあるごとに「なんか見に行った」ことを書いているような気がする・・・。別に地層なんか見に行きたくないが、化石が出てる地層とか、「玉ねぎ状節理」とかなら、デートで見に行ってもいいと思う。
 関係ないが、「格付け」の、ちょっと前のスペシャルの「男性バージョン」(保坂がめちゃ怖くてウエンツが泣いちゃったやつ)がおもしろかったので、またやってほしい。

☆ とある預金口座の資料を見ていたら、カタカナで載っている預金者名の中に、「イケ テル」さんという方がいた。

☆ 西村修が、さかんに、「肉食主体の生活をしていたら、肉食動物のような性格になってしまう」と言っているが、うさんくさいと思っていた。しかし、JALに乗ったとき、機内誌を読むと、浅田次郎がエッセイを書いていて、それによると、浅田次郎は、三十歳まで、肉が嫌いで一切食べられなかったらしい。しかし、突然食べられるようになり、それから急に肉好きになって、肉を食べまくっていたところ、体重が十キロ増え、性欲が増し、性格が荒っぽくなったという。西村の言っていたことは本当だった。

☆ 今週は、村浜選手の特集や、ゴア選手(=スペル・デメキン選手=スーパー・ドルフィン選手)の特集が載っていたので、よほどゴングを買おうかと思ったが、近藤選手と伊藤選手の対談が載っていたので、週プロを買ってしまった。
 週プロに、外国人選手特集があり、アメリカン・ドラゴン選手も出ていたが、それによると、彼のワイン色のタイツは、師匠のリーガルから譲り受けたものらしい。去年、テクスポート今治でアメドラを見て、観戦記に、「リーガルを連想した」と書いたが、そのときは、全く、そんなことは知らずに書いたので、「私ってスゴイじゃん!」と、ちょっと思った。

☆ 職場の、私のいる部は、社内報をつくっている。社内報の、「支店だより」のコーナーでは、支店に近況を書いてもらって、写真を提供してもらうが、写真がない支店のところは、適当に、印刷会社にイラストを入れてもらっていた。そのイラストが、劇画調というのか、いまいちダサイので、部の女の子が、「B,zのイラストにすればきっとカワイイ」と言い出した。それだけでも大問題だが、誰が描くかというと、私が描くのだ。こんなイラストを入れていいのか。下手だとかいう以前に、B,zなんだけど。頭取とかも読むのに、誰かに叱られたらどうしよう・・・と、私はおびえたが、話はトントン進み、「支店だより」の、写真のないところに、内容にあわせて、稲葉と松っちゃんがキャンプをしてる絵とか、稲葉がソフトボールをしてるのを松っちゃんが応援してる絵とかを描いた。
 「しあわせスタート」という、行員の結婚のニュースのコーナーに、「稲葉の結婚式の絵を入れよう」という案があって、一応描いたのだが、スペースがなくて載せられなかった。まあ、花嫁が松っちゃんだから、載せなくてよかったと思う。
 編集後記に、「冬らしいイラストを。稲葉がスノボしてるとことか」と言われたが、スノボなんか全く知らないので困り、ネットで調べた。決め技の写真を見るなら、雑誌の方がいいのだが、買うのはもったいないし、他人の趣味の世界をかいま見るという点では、ネットの方がいい。おかげで、スノボに少し詳しくなったが、今更この年で詳しくなったって、何の役にも立たないのは言うまでもない。
 スノボの決め技を「トリック」と呼ぶことを、今回知った。ということは、スノボマニアの間で、「先輩、オレ、あの『トリック』(テレ朝のドラマ)、スノボドラマだと思って最後まで見ちゃったっスよ〜」「マジでぇ〜」などという会話も交わされたかもしれない。プロレスファンの中に、「スカイハイ」(テレ朝のドラマ)を、プロレスドラマだと思って見てしまった人がいるように。趣味の世界とは、どこも奥深いものだ。

第96回 めぼ (05.1.23)

 昨日、左目に「めぼ」ができて、まぶたがありえないほど腫れてしまった。仕事が休みの日で、本当によかった。今日も、少しは良くなったが、まだ腫れているので、ひきこもっていた。従妹も最近「めぼ」になって、そのときの目薬が残っているのを持ってきてくれたので、それをさした。明日は良くなりますように。
 「めぼ」というのは明らかに方言だが、標準語では何と言うのだろう。「ものもらい」だろうか。昔、「明石家電視台」の、客がゲストにインタビューするコーナーで、客の中に広島出身の人がいて、「めぼ」と言ったところ、さんまちゃんが、その語感に大ウケしていた。大阪では「めばちこ」と言うらしいが、「めばちこ」の方がおかしいだろう。どこから来た言葉だ。「めぼ」というのは「目イボ」の略だから、まだ由来がちゃんとしているが。

 先週の週刊プロレスに、レスラーを出身県別に分けた特集があって、愛媛は、木村健悟と垣原賢人選手が出ていたが、アンソニー・W・森は載っていなかった。一応、ロンドンということになっているからだろうか。お隣の香川県は、前田吉朗選手一人だけだが、「岸和田の大王の影も」と書いてあった。大王は、小学三年生のときは愛媛にいたというから、その前は香川で、世を忍ぶ仮の幼少時代を送っていたのだろうか。

 私の弟が、香川県の高松に住んでいるということは、再三書いているが、高松はうどんが安いので、仕事の日はいつも、昼にうどんを食べているらしい。そんなに毎日食べていたら、絶対飽きるやろう、と気の毒に思っていたのだが、正月休みの間、昼にうどんを食べないと、「うどん禁断症状」が出てきたらしく、わざわざうどんを食べに出かけていた。香川県には、きっと、このような「うどん中毒者」が多いに違いない。ちなみに、愛媛県には、別に「みかん中毒者」はいないが、異常にかんきつ類の名前をたくさん知っている(しかも、それが当然だと思っている)ということはあるかもしれない。私も、二十くらいなら言える。

 今週の週プロには、アンソニーの大学時代のことが書いてあった。アンソニーが、私の大学の後輩だということは知っていたが、記事によると「法文学部」とあったので、学部まで一緒だ。四回生のときは、バイトでゴミ収集車に乗っていたというから、私の家が出したゴミを、アンソニーが持って行ってくれたこともあったかもしれない。そう思うと、ますます、次の凱旋興行には行かなければと思う。

 銀行では、皆、五日間の連続休暇を取らないといけないが、私は、二月の、二十一日からの週に取ることになった。せっかくなので、大阪と京都に行くことにした。すると、十三日の大阪府立に、冨宅さんが出場するというのだから、がっくりだ。休暇を、十四日からの週にしていたら、府立に行けたのに。まあ、十三日は、昼間の試合だから、休暇とからめなくても、それだけ行こうと思えば行けるのだが、もうお金がなくて無理だ。次の機会を待つ。

 寒い日が続いているが、冬至から一か月くらいすぎて、確実に、日が長くなってきた。春はもうすぐだ(それが意外にそうでもなかったりするんだが)。東京に行くと、松山よりも、微妙に日が暮れるのが早く、「地球は丸いんやな〜」と感じる。
 寒いと言えば欽ちゃんだ(どういう持って行き方だ)。今、テレビに出ているだけで寒さを感じさせる有名人の筆頭だが、最近、社会人野球のチームを持ったという。女の子を入団させたり、清原が激励に訪れたりと、色々やっているが、何なのだろう。この「型にとらわれない雑草チーム」が、強豪チームに挑戦していくという流れになっているのだろうか。それは別にいいが、型にとらわれないことを言うのに、「もっと、いろいろやっていいんだよ。バントじゃなくて、トンバ(?)とか」と言っていた。ナンシー関さんが生きていたら、また何書かれたかわからないところだ。
 あ、でも、一昔前のイタリアのスキー選手に、アルベルト・トンバというのがいて、その激しいプレースタイルから、「爆弾男」と呼ばれていたので、そのトンバのようになれということか。さすがは欽ちゃんだ。がっくりだ。

 寒いと言えば、もう一つ、最近、「巻き寿司の丸かじり」というのが、すっかり、節分の行事として定着してしまった。最近まで、愛媛にはこんな風習はなかったのに、どっからやってきたのだろう。寿司業界のさしがねだと、皆わかっていながら乗ってしまうのだが、そんなことは、他にもいろいろ例がある。ただ、その定着のスピードが、他のもの(バレンタインのチョコレートとか)よりはるかに早くて、驚いている。私の考えだが、「主婦が手抜きできるもの」ほど、普及するのが早いように思う。
 そんなことはどうでもいいが、それをPRするのに、「丸かぶり寿司」という言葉も、どっからか生まれて定着してしまった。「丸かじり」と「かぶりつく」の合成だろうが、「丸かぶり」という言葉が、私はなぜかすごくイヤで、寒くなる。語感が汚すぎる。今からでも何とかならないかと思うが、もう無理だろう。せめて、たとえば小僧寿司とかが、この「丸かぶり」という言葉を登録商標にしていたら、コンビニでもどこでも目につくということはなかったのに。何だかもうイヤで、早く節分が終わってほしい今日この頃だ。そんなことを言いながら、節分には、確実に巻き寿司を買ってしまうのだが。

第95回 恐怖!CDの怪音 (05.1.14)


 一緒にお茶を習っている人で、呉服屋さんの女主人の方がいるのだが、毎年、一月六日に、全日空ホテルで着物の展示会をする。お茶を出したりするので、休めればお手伝いに行くことにしている。髪も着付けも向こうでしてもらえるし、少しだけどお年玉ももらえるし、買えないけど華やかな着物に囲まれて新年の一日をすごせる。今年は、会場に、書家の方が招かれていて、表札を売ったり、反物に字を書いたりしていた。有名な方らしかった。名前は忘れたが、永谷園のおみそ汁の袋の、「あさげ」とか「ゆうげ」とかの字を書いた人らしい。丸坊主の、おもしろいおじいさんだった。

 一緒にお茶を習っている女の子が、引っ越して、新しいマンションにお茶室を造ったというので、十日は、そこで、初釜の炉開きがあった。ものすごく久しぶりに自分で着物を着ようとしたら、うまくいかず、永久に着れなさそうで泣きそうになったが、何とかできた。前夜、テレビで「鉄道員」を見て、鬼のように泣いてしまったので、朝、ただでさえ奥二重のまぶたが腫れて、マスカラをつけても目を開けると隠れてしまうという、新年らしいおめでたいありさまになっていた。

 そのマンションの前には、「Sola」というベーカリーレストランがある。去年の夏に来たことがあり、その場で揚げてくれるカレーパンがおいしそうで食べたかったが、必死に我慢した。それなのに、そのあと寄ったスーパーのパン屋さんに、揚げたてのカレーパンがあって、我慢の糸が切れ、買ってしまった。
 初釜の帰り、ついに「Sola」でカレーパンを買って帰ったが、すごくおいしかった。私は、ずっとカレーパンが嫌いで、一度も食べたことがなかったのに、上記のカレーパン事件以来、好きになったのだ。「カレーをパンに入れる」という行為が許せなかったという、完全な食わず嫌いだった。

 職場の女の子が、「B,zの『恋心』の、『松本に相談しようか、でも多分ひやかされるからやめとこう』の部分に、『松っちゃん 松っちゃん』という声が入っている」と主張するので、久しぶりに「恋心」を聞いてみた。すると、確かに、女性のコーラスで、「まっ・ちゃん まっ・ちゃん」と歌っているように聞こえる!我々のソラミミだろうか。それとも、我々が今頃騒いでいるだけで、昔からのファンの方には有名なネタなのだろうか?
 しかし、B,zの曲は稲葉が作詞しているので、詞中の「ぼく」も、常にイナバな感じがするのだが、それにしては、「松本に相談しようか」って、呼び捨てか。それとか、「RUN」でも、「よくまあここまでおれ達来たもんだなと 少し笑いながらおまえ煙草ふかしてる」って、おまえ呼ばわりか。「松本さんには、敬語つかわないとと思うけど、ついタメ口になってる」(稲葉談・「週刊文春」の阿川佐和子との対談より)。「でも、一応、『松本さん』って、さん付けで呼んでます」(同対談より)。当たり前だろう。こんな二人がまた素敵だ。

 六日は私の誕生日だったが、B,zFCからのバースデーカードは、二日に届いた。大阪プロレスからのバースデーカードは、少し遅れて、十一日に届いた。遅れたのは私に非があると思う。昨年十二月の始め、大阪プロレスFCを更新したが、パンクラスFCと違って、更新するたびに申込書を送らないといけないのに、お金だけ振り込んで、紙を送るのを忘れていたのだ。紙に、好きな選手を書く欄があるので、それを送らないと、好きな選手からのカードが届かないのだ。十二月末にようやく思い出して送った。好きな選手の欄には、とりあえず毎年、冨宅さんの名前を書いているが、冨宅さんは大阪プロレスの選手ではないので、今年は、同郷(?)のよしみで、カルト選手の名前も書いた。すると、カルト選手のサイン入りのカードが届いた。「今年もヨロピク」と書いてあった。グッジョブだ。岸和田愚連隊なのに。恐怖の大王なのに・・。

 パンクラスFC会報は、昨年の大晦日に届いた。それで、「選手の05年の抱負色紙プレゼント」があったので、冨宅さんの色紙に応募することにした。冨宅さんのサインはたくさん持っているのに、しかも、その新年の抱負は「亀頭増大」なのに、本気で欲しいのか、自分でもよくわからない。もう、何か、冨宅さんのこととなると、大脳新皮質を働かさないで、脊髄で反応してしまっているような気がする。今年は反省して改め、大人らしくなろうと思う。
 年賀状のあまりで、応募はがきを書いた。会報に対する要望を書かなければと思い、別に書くこともなかったが、「ヒカル君の文章はおもしろいけれど長すぎる」と書いてしまった。ただでさえ、下ネタを禁じられたとか何とか騒いでいるのに、私のせいで、「今度は短くしろと言われた」とか引きこもったらどうしよう。悪いことをしてしまった。
 しかも、よりによって私に「文が長い」とか言われたらおしまいだ。昨年末、イナバ化粧品店紀行を書いたら、一緒に行った職場の女の子が喜んでくれ、職場でプリントアウトしていろんな子に配っていたが、このサイトをプリントアウトしたものをはじめて見て、「長い」のでビックリした。常々、「ちょっと長いな」とは思っていたが、これほどとは。今年は文を短くしたい、と言いながら、この日記ももう長くなっている。すいません。しかし、言い訳になるが、私の文が長いのがイヤな人は、このサイトに来なければすむのだが、ヒカル君の文が長いのがイヤなFC会員でも、会報を受け取らないわけにはいかないのだから、多分私の方が責任は軽いと思う。

 前回の日記に、「モチラッシュはこれから」と書いたが、その通りになり、今週は毎日ぜんざいを食べていた。クリスマス・年末年始・鏡開きと続く流れだけでも、食べすぎて大変なのに、我が家は、一月に、私と母の誕生日があるので、ますます大変だ。おまけに冨宅さんの誕生日まである。関係ないが。
 母が、「正月に、各地の神社で偽札が大量に見つかった」というニュースを見て、「でも、金銭的被害がなくてよかったね」と言い出すので、何を言ってるんだろうと思ったら、「偽札をお賽銭に入れた」と思っていたらしい。何で、苦労して偽札を作って、賽銭箱に入れないといけないんだ。どんなご利益を狙っての犯行なんだ。
 そんな母だが、一昨日、ギター侍のネタ本を買っていた。お母さん・・。

第94回 管理人から謹賀新年 (05.1.5)

 このサイトをご覧の皆様、昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
 本年もよろしくお願いいたします。

 今年は雪の元旦になった。毎年大晦日は、台所とリビングの大掃除をしていて、一番あとまわしになる自分の部屋は、CDTV年越ライブを見ながら掃除するのだが、今年は元旦の明け方までかかった。寝るときにはすでに明るかったが、外を見ると、雪がつもっていたのでビックリした。起きたときにはもうとけていた。

 元旦には、親戚が来て焼肉をした。途中、テレビで見たい番組のない時間があったので、大晦日のK−1のビデオを見た。親戚も一緒に見るので、プライドよりは、K−1の方が、一般の方にも楽しんでもらえると思ったのだ。ボビーが勝ったのでビックリした。
 プライドは、二日に、一人でゆっくり見た。近藤選手が負けてしまって残念だったが、試合後のインタビューを読むと、その姿勢は本当に素晴らしい。こんなに常識のある格闘家が存在すること自体、非常識なほどだ。
 職場の女の子が、「男祭りの高田のモノマネをする有田のモノマネ」を、最近マスターしたが、かんじんの高田を見たことがないと言うので、今度、プライドのビデオを貸してあげることにした。オープニングで、白いふんどし一丁で太鼓の乱れ打ちをする高田の、正気の沙汰とは思えない「男のケツ意」ともども、楽しんでもらえると思う。

 年末は忙しかったが、三が日は、本当に、テレビばかり見ていた。したことと言えば、寝ることと、ごはんを食べることと、おやつを食べることと、テレビを見ることだけだ。今測定したら、絶対、血がドロドロだと思う。
 四日が仕事始めだったが、私は絵に描いたような正月ボケで、テレビの話ばかりしていた。元旦の新聞に、全面広告で、B,zのライブツアーの日程が出ていたのだが、愛媛新聞には、そんな気のきいた広告は載らないので、銀行に届いていた全国紙を見て、ようやくそれと知った我々職場のB,z仲間は、朝っぱらから大騒ぎをし、ますます仕事どころではなくなった。五月の愛媛県民文化会館のライブには、ぜひとも行きたい。

 職場の女の子とも話したのだが、昨年の紅白、赤の勝ちというのはおかしくないか。途中、ギター侍が出てきて、「赤が勝っても白が勝っても、その時間、皆、格闘技の勝敗にしか興味ありませんから!残念!!」と言っていた。もちろん、赤と白の勝ち負けより、ノゲイラとヒョードルの勝ち負けの方がはるかに重いとは思うが、そのとき私は、「紅白は、三日前から綿密なリハーサルを繰り返して、若手芸人のアドリブの入る余地なんか一切ないんだから、こんなことを言っても大丈夫なんだ、オッケーが出てるんだ」と、自分を納得させてからでないと笑えなかった。「客席は引いてしまって静かになっていた」と、職場の女の子は言っていた。

 話は戻るが、赤の勝ちというのはおかしくないか。トリで小林幸子が、新潟県中越地震の復興を祈って「雪椿」を歌ったが、新潟へのメッセージこそ、近藤選手の闘いぶりにまかせておけばいいんじゃないのか。「復興への祈り」という大義名分には何も勝てないから、それで強引に赤組に持って行かれたのかとも思うが、途中経過(お茶の間審査員)でも赤が勝っていたのが不思議だ。白組は気志団もよかったし、マツケンサンバもあったのに。

 気志団のときは、バックに、紅白マニアにはたまらない、昔の紅白の中森明菜だの松田聖子だのXだのチェッカーズだのとんねるず(裸で、全身を赤と白に塗ったアレ)だののニセモノがいっぱいいて、特に、和田アキ子と北島三郎は五人ずつぐらいいて、紅白出場歌手ではないが、ヨン様が八人ぐらいいたので嬉しかった。気志団は、こまめに衣装を着替え、演歌歌手のバックで寸劇も披露し、途中のくだらないミニゲーム(手旗ゲーム)のときも、ちゃんと、ゲームにあった衣装(水兵さんの服)に着替えていた。マツケンサンバのときは、キラキラの衣装を着ていた。マツケンサンバの、あの、正気の沙汰とは思えない事態は、今さら私が書かなくてもいいが、あんな布地は、どこで誰が何のために生産しているのだろう。
 応援にかけつけるゲストも、アテネ五輪のメダリストが多くて嬉しかったが、小川直也が来たのも嬉しかった。「ハッスル」だけやって帰ったのかと思っていたら、マツケンサンバのときも舞台にいて、金のピラピラを振って応援していた。

 オレンジレンジは、沖縄からの中継だったが、私のような古い紅白マニアにとっては、「中継」というのは大物の証で、オレンジレンジくらいだと「何様だ」的印象をもたらすものになる。歌う歌が「花」とかでなくて「ロコローション」だったのが、NHKもやわらかくなったなと思った、と職場の女の子が言っていた。そうとも言えるが、もしもオレンジレンジが、「ロコローション」をどうしても歌いたい、それでないと出ない、とか言ったとすると、NHKは苦肉の策で、中継にしたのかもしれない。あの歌だと、どうしても、大量のビキニギャルをバックで躍らせなれけばならず、NHKホールでソレはさすがにまずい、審査員の、聖路加病院の日野原先生がショックで大変なことになるかもしれない、などと考えて、中継にしたのかも。しかしいくら「刺激がほしけりゃバカになれ」といっても、「パンチラパンパン」はバカすぎないか。

 途中、総合司会者が、審査員にコメントを求めたとき、森光子の話が長くて、アナウンサーはあからさまに早々と切り上げてしまったのだが、私は、光子の言っていた「裏方さんがほんとに頑張って、ねえ、白目を充血させて」というのは、「白目が赤くなる?白が赤になる、赤が勝つ、ということですか?」という、ツッコミ待ちだったんじゃないかと思う。いや、今思いついたが、これは、「赤に勝たせろよ」という、暗黙のゴーサインで、それを受けて、裏で何かの力がはたらいたのでは。

 そんなわけで、来年は白組が勝つ方策をいろいろと考えてみた。
○ 流行っていようがいまいが、トリをSMAPにし、「世界に一つだけの花」を歌わせる
○ ジャニーズファンが多かったりして、伝統的に白組びいきの傾向が強い客席審査員を復活させる(もちろん数えるのは「日本野鳥の会」)
○ 平井堅にキラキラの着物を着せ、「ヒラケンサンバ」を歌わせる

 冨宅さんが、新年のメッセージで、「お餅を食べすぎないようにね」と書いておられたが、私は今までのところ、他のものを食べすぎて、ほとんどおモチを食べていない。お雑煮用のモチにカビがはえてしまい、今、水餅になっている。この飽食の時代、カビがはえても捨てないものなんて、正月のモチぐらいだろう。実際のところ、モチは、カビがはえだしてからが本当の勝負(何のだ)だ。モチラッシュはこれからだ。それを切り抜けたと思ったら、今度は鏡開きというものがあり、モチラッシュは二月頃まで終わらない。冨宅さんのメッセージをきちんと守り、食べすぎないように注意したい。



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