トンちゃん


保護直後の様子

保護時のトンちゃん

たくさん車が通る山の奥にあるトンネルの前にうずくまっていたトンちゃんです。
首の回りの毛は抜けており、目もただれていました。
立ちすくんでいたトンちゃんに、止まってくれる車はありませんでした。

すぐに病院に連れて行き、しばらくの間入院することになりました。
退院後はごはんを食べれるようになり、毛も少しずつ生えてきていました。
目のただれが引かなかったので、治療を続けながら
歩行の練習も毎日のようにがんばっていました。



7月10日退院直後の様子

11月24日歩く練習をしているトンちゃん。
歩ける距離が少しずつのびてきていました。



一日でも長く生きて欲しいという私達の願いは叶わず、
12月13日、自宅にてトンちゃんは静かに逝ってしまいました。


体が不自由なトンちゃんでしたが、
生きようとする気持ちが、目から溢れていました。


歳をとり、歩くことも出来なくなった子を
山の中に置き去りにしていった飼い主は、
いったいどういう気持ちだったのか、全く理解できません。

命を捨てるという行為は、殺処分することと同じです。
決して許されることではありません。





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