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   北海道二見郡八雲町鉛川    八雲鉱山      Photo:20128  (1/1)  
主な採掘金属 :金、銀、亜鉛、鉛、マンガンなど。
経営企業    :八雲鉱業(株)→中外鉱業(株)→八雲鉱業(株)<1969年閉山>

八雲鉱山は別名、遊楽部(ユーラップ)鉱山あるいは鉛川鉱山とも言われた時期がありその発見は古く江戸時代の初期(西暦1600年初頭)だと言われているがはっきりしたことは分からない。目新しいのは明治維新のちょっと前頃にアメリカ人、ブレイク・パンペリー鉱山技師が日本で最初に採掘に発破を使ったという歴史があるという。
江戸時代には主に金、銀、鉛を採掘し、後年昭和に入ってからはそれらに加え軍需物資、マンガン、亜鉛などをより積極的に採掘した。江戸時代の鉛の用途っていったい何があるんだろうと考えてみたが鉄砲の弾と金の製錬ぐらいしか思いつかない。実際、金の製錬に水銀のかわりに鉛を使っていた事例もある。佐渡島での金製錬がいい見本だ。  

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左:函館から国道5号線を北上、八雲町に入りナビに従い道道42号線に接続。しばらく行くと道央道の下をくぐりそのまま行くと写真
   の交差点に。ここで左折。国道277号線(雲石国道)に入り「江差」「熊石」方面に向かう。すぐに鉛川に沿った道路(国道)が続
   く。
5〜6キロ走りトンネル(ピリカベツトンネル)を抜けるとすぐ左折箇所に到着。ここでもナビの言うとおり左折。まさに知らない所で
   はナビ様様である。昔、世に出た頃のナビはひどかったが・・・大通りを走ってるのにそばの山の中を延々走ったまま。いつまで
   たっても修正なし。そんな時代もあった。おまけに全国走るには各地方版のCDが必要だった。今考えるとお笑いだ。
   話を元に戻す〜
   左折してしばらく行くと左側に”鉛川ドリームランド”(写真)の看板が見える。ターゲットはこのまままっすぐ。

八雲温泉おぼこ荘。これより先には建物はない。

この沈下橋(?)が本丸への道。坑口は渡って右側。

左:橋を渡って左側にあるズリ場。もうすでにズリ山ではなくなっている。
中:橋の手前から坑口方向を撮影。
橋を渡って右手、坑口方向を望む。このまままっすぐ行くと次第に道なき道に入る。夏なので蜂がすごかった。はじめどんどん藪こぎ
   しながら直進したがどうも感じが違う。次第に離れていっているような感じになる。で、戻りうろうろしていて発見。

左2枚:坑口周辺の様子。ここの対岸に坑口はあった。
藪こぎから戻ってきて眼を皿のようにしながら”この辺だと思うがな〜・・・”とブツブツ独り言言いながらハチがうるさくまとわりつくも
   ので”エエイッ、くそっ!”とはたきながら周囲をどこじゃろ〜と探していると対岸の木の間に見えました。辛うじてですがzoom upで
   撮ったのがこの写真。これが限界でした。いろいろアングルを変えてもっと奥のほうを撮ろうとしたが駄目だった。水路とその下の
   石垣が赤茶けているのがはっきり分かる。ここの坑道の坑口は
排水のU字溝のもっと上の方、奥の方に今でもあるようだ。坑内水
   の中和はされていないようだが水質はどうなんだろうか。金、銀以外に亜鉛、鉛、マンガンなど重金属も掘っていた鉱山だから水を
   そのまま飲むのはいかがなものか。最もハイカーがちょっと一杯ぐらい飲むにはどうってことないだろうが。

左:対岸の坑口周辺の様子。木立の間からそれらしき方向を撮ったもの。青丸は坑口の辺り、赤丸は上の写真の辺り。
左写真の青丸のアップ。よく見えないが”この辺が坑口だろうか・・・”と思いながら撮ったもの。


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