遠ヶ根鉱山 1/1
        岐阜県中津川市遠ケ根          Photo : 2009.夏
 遠ケ根鉱山について書かれた資料はあまり多くないので詳しいことはよく分からない。採掘鉱石はタングステン鉱、硫砒鉄鉱、閃亜鉛鉱、モリブデン鉱などで主にタングステンが主体であったらしい。1930年代、太平洋戦争前に探鉱、採掘が始まったと言うがそれが本当なら軍需物資の生産が目的だったのかもしれない。経営した鉱山会社や規模などはよく分からない。戦後もしばらくの間はやっていたらしいがいわゆる朝鮮特需(1950〜1953)の後まもなく閉山になったと言う。



 県道72号線を蛭川から遠ケ根峠方面に行き和田のあたりで右折れ。確かちょっと手前左手に石材工場があった。右折れと言っても72号線にほぼ平行に行く。どんどん進んで”この辺かな?”と思える場所がL写真の場所である。しかし鉱山跡らしきものはなんにもない。M写真の砂防指定地の地図にも載っていない。帰りに石材店のおっちゃんに聞いてみたが”相当藪の中に入らないと分からんよ。一応跡はあるにはあるが誰も行かないからね・・・”とのこと。(そりゃあそうでしょうね) 村名は”蛭川(ひるかわ)村”らしい(R写真)。


 もうちょっと奥に行き脇道に歩いて入りましたがずっとこんな感じで鉱山跡らしきものは何も発見できずでした。Zannen! 


 唯一ここが鉱山跡かな・・・と思える場所です。県道72号線に戻り峠方向にクネクネと進むと左手に何んとなく貯鉱場の跡らしきだだっ広い更地がありましたが。上の右写真奥に錆びた何かの機械の残骸が転がっていましたが。手がかりはそれだけですね。


 もうすぐ峠ですがあきらめて引き返しました。 
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