2011.春  竜山鉱山   (2/2)     
今回2回目の竜山鉱山探訪です。前回から4年経っていますがかろうじて建屋は残っています。その間の台風や風雨にも耐えて。でもいつグシャとくるか分からないぐらい傷みは激しいです。もちろん内部には足を入れられません。いつ床が抜けるか・・・DANGERです。  
四年ぶりの竜山はひどく荒れていた。風雨で崩壊しないのが不思議なぐらいだ。それだけ選鉱所というのは頑丈に作られているということか。


内部はこんな感じである。どこもそうだが相当の急斜面に建てている。確かに筋交いだけはめっぽう多いようだ。


L写真:こうなってしまってはもう何の土台か分からない。
R写真:宙ぶらりんの状態でよく持つものだ。しかし何となく時々は誰かが様子を見に来ているのかも。そんな感じがする。ほったらかしだともっと荒れてごみが
        積もりに積もっていると思うのだが。いずれにしろ早晩、落ちることだと思う。


L写真:選鉱所を左手の方向に行くと写真のようなものがあった。多分元は火薬庫ではなかろうかと思う。他の鉱山でもよく見る火薬庫がこんな感じが多い。あまり
      広くなく周りは岩だらけでゴツゴツしていて一見粗末な感じのするこういう空間。
写真:その内部の様子。予想通りゴミだらけ。
R写真:
選鉱所の裏手の方に行けないかとあちこち歩きだいぶん北側まで行くと川の向こう側に行ける道があった。それを歩いていくとこんな感じだったが見たとお
      り車の轍が残っている。と言うことはこの奥まで行けるのでは、と思いずんずん歩いていったのだがすぐに行き止まりだった。轍が中断されている。後は藪の
      中。仕方なく戻ることに。で、もと来た道を戻ると下の写真の物を発見です。


L写真:川の向こう側を目を凝らして見た。何かありそうだと思い懸命に角度を変えて見るとブリキに書いた看板のような物が見える。横に倒れているようでよ〜く見
      るとかろうじて「山」らしき字が読める。竜山の山かor鉱山の山か分からないがおそらく看板だと思う。操業中の看板なのか閉山して観光化してからの看板
      なのか(観光坑道があったとは聞いていないが)よくは分からないが。

写真:川にベルトコンベアが落ちているがその横には鉄の配管パイプらしきものが確認できる。
R写真:こちらはアングルを溶接した箱型の構造物が確認出来る。


今度は選鉱所の反対側、東側を行くことに。ズリ山を左に見ながらもうちょっと行くと左に登るみちがある。わりと広い道を行くとすぐにもう道がなくなった。藪だらけ。無理をすれば行けないこともないがやめておく。ここでVターンだ。


鉱山事務所まで戻る。内部には少しは家財道具類が残っているようだ。前回来たときには窓もあったが今回はそれもなくなっている。誰かのいたずらか。やめて欲しいものだが。二階には布団も見える


周辺の道路にはよく見るとトロッコのレールやその他遺構らしきものが多くはないがそれなりに確認できるようだ。
      BACK    HOME    終わり (2/2)