志免炭鉱(しめたんこう) (福岡県福岡市志免町)   (1/1)   


 2006.11月に九州は福岡県福岡市の志免炭鉱(しめたんこう)に行ってきました。ここも以前から見たかった産業遺跡のひとつです。一番有名なのが「竪坑櫓」(タテコウヤグラ)。テレビや雑誌などでたまに報道されます。この竪坑櫓も1888年(明治21年)に時の日本海軍が中心になって石炭採掘を始めた時に作られた櫓です。なんでも建設にはこの地域の岩盤の固さが考慮されこの方式になったとのこと。そして未確認ですが使用された鉄鋼材も国産ではなくイギリス製の鋼材を使用したとか。それにしても実際に見るとやはりスゴイ! の一言。ただ、今では数々の天変地異にも耐えてきた櫓も周りを住宅地に囲まれなんとなくさびしそうでした。一時はこれを解体する、という話もありましたが反対の声があまりに多く今は保存の方向でほぼ決まりらしいです。そしてこういう場所でいつも思うのは何をするにしろ非常に大勢の犠牲者を出しているという事実を忘れないでいたいものです。




竪坑櫓の遠景です


よくある看板です。


近景。フェンスはまだ新しかったので最近出来たのでしょうか。ザンネン !


 左が櫓の下から北側を見た風景。右が東側にあるボタ山です。ちょっとボタにしては小さいように思うのですが。


拡大写真です。


 またまた拡大写真です。この距離から見ると100年以上も経った割りにはしっかりしているように見えますが・・・・・。


大斜坑です。竪坑櫓のすぐそばにあります。右側写真の大斜坑の柵は頑丈なレールを使ってます。


大斜坑の内部と斜め後方からの写真です。


 左は櫓保存のための志免町からの案内板。右は確か老人ホームだったと思います。櫓に気をとられてそれ以外のものにあまり注意がいきませんでした。老人ホーム(?)は櫓のすぐとなりです。


しつこいようですがまた拡大写真です。


 ここは「志免鉄道記念公園」。かつての石炭積出し用の鉄道です。ここも櫓の南西方向すぐにあります。ここは車のパーキングがありません。私も困りました。その為ゆっくり見られなかったです。


 上の写真の続きです。左は公園内部。鉄道記念公園にしてはちょっとさびしいかな? ! 右は当時の光景です。写真の下には「志免駅と立て坑  昭和59年7月」と書いてあります。

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