小串硫黄鉱山    1/1     
                       群馬県吾妻郡嬬恋村小串     撮影 : 2007.12




左の図は全体図でございます。
右の図は拡大地図でございます。


 小串硫黄鉱山は1929年(昭和4年)から採掘を開始し1971年(昭和46年)に閉山されるまでの43年間、海抜2000m近い高地で一時は2千人以上もの鉱山人口を擁し冬は氷点下という環境下での鉱山であった。経営母体は三井系企業の”北海道硫黄株式会社”。そんな鉱山も当然ながら事故が多く被害の大きいものとしては1937年(S12年)の大規模な地滑りで245名の方が犠牲になった。その慰霊碑が今も残っており毎年夏に慰霊祭が行われている。
 
 ここの硫黄は平均品位、約35%で当地で製錬もしていた。できた製品は当初は高山村まで徒歩で山越えしていたらしいが当然効率悪く、途中から索道(ロープウエイ)を建設しそれで須坂市まで運んだという。 



 長野県須坂市内から小串に向かって県道54から112号線(大前須坂線)に入ってしばらく行ったあたり。正面の山は小串鉱山・万座スキー場方面。まだまだここから相当ある。幹線道路は除雪しているがちょっ枝道に入ると雪です。志賀高原スキー場は写真左手方向。


 県道112号線「牧」の三叉路。小串は万座方面だ。ちなみに万座スキー場はこの途中で左方向だが今のシーズンは通行不可。
 ”万座方面冬期間閉鎖」”の標識も。G/Wまでダメらしい。


 それでもどんどん行きます。スキーが目的ではないのでもっともっと超マイナーな場所が目的なので標識など気にせずいけるところまで行きますよ。


 景気づけに Europe/Final Countdown のCDなど聞きながら。 


 万座方面に行く人用の標識ばかりですね。ちょっとは鉱山方面のことも考えてくださいね。ウウゥッ!(涙) まあマイナーな趣味だししようがないか、とあきらめる。”こんな雪の日に誰がつぶれた鉱山跡なんかに行くんや!”と言われれば”ハイ、そのとうりです。私ぐらいのもんです。shumimashen ”と言いたいところですが、あにはからんや何の何の、「こんな日でも鉱山にきてくれる人がいるんや。有難く思え!」と言いたいところですが決してそこまでは言いませんのでせめて鉱山跡を壊さないでくださいね、できれば保存をよろしく。 チャン♪チャン♪


 このゴルフ場までは除雪ができていた。GA、なんと、やっぱり、予想通りカンが的中。あとは下の写真を見てください・・・・・。


 上の写真のすぐ奥側ですよ。もうちょっと奥までやっていてくれればネエ・・・ハハハ、冗談ですよ。目的地の小串硫黄鉱山はまだここからはるかかなたです。20〜30キロぐらいあるかな。何でも4月のG/Wまではダメらしいです。これから行こうと思っている方、ご注意を。R写真は乗っていった車ですがFFのニ駆なのでまっ〜たく動きません。たいした坂ではないですよ。もちろんスタッドレスです。


 ゴルフ場入り口の際にあった標識。これが唯一”小串硫黄鉱山”の近くまで来たな〜という証の標識である。
 現在地は地図の右手の方。


 上の地図の左上(赤丸部分)の拡大図。唯一”小串硫黄鉱山”の名前が載っていた公共物です。雪で目的地にいけなかったのでこれぐらいしか”身の証”をたてられる物がなかった。「本当に小串鉱山に行こうとしたんですよ・・・ウソじゃないですよ。信じて〜。<笑>」。
 この地図は南北が逆になってます。分かりますよね。小串硫黄鉱山の文字のすぐ下の錆びた箇所は毛無峠です。


 この場所の住所がかいてありました。


 ここからかろうじて鉱山方向の山を双眼鏡から撮りました。何やさっぱり分かりませんね。ただ雪深いことは分かりますが。


 帰りがけに県道沿いにあった「高山村歴史民族資料館」。入ろう思い駐車場へ。アララッ、本日休館日。ついてな〜い。冬の信州だもんね・・・。おまけに平日だし。




      1/1      HOME      osimai