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  石川県白山市河合町  河合鉱山   (1/1)  Photo : 2009.10   
手取川(石川県)西岸にあり手取川発電所西方約2キロに位置する河合鉱山は食器やタイル、トイレの便器など磁器の材料になる陶石(石英、ロウ石、絹雲母などが主体の鉱物)を採掘している鉱山である。よく陶器と磁器をごっちゃにされているが陶器は粘土という「土」を捏ねて形を作り高温で焼くもの、磁器は簡単に言うと「石」を粉にしてそれに水を混ぜ捏ねて形を作り高温で焼くというものだ。基本的な違いは原料。ただし最近はこの境界があいまいになってきている。粘土も石が風化したものでは?と問われると、う〜ん・・・それ以上突っ込まないでと笑いでゴマカスしかない(笑)。
一般的に磁器は硬くかなり肉厚の薄いものでも作れるが陶器は限度がある。と言っても最近は陶器でも工夫して肉厚の薄い物が作られているようだ。
ここの鉱山は元は大正時代に坑道堀りで開発した鉱山だが現在は露天掘りでいわゆるベンチカット方式で砕石(採掘)する鉱山である。現役稼働中の鉱山です。ちなみに当地から見ると西方約5キロ、観音山の向こう側に遊泉寺鉱山が、南西に約10キロの位置に尾小屋鉱山がある。  


遊泉寺鉱山から東へR360線を5〜6キロ行くと白山市河合に着く。別宮北交差点を左折し県道44号線を数キロ行くと左手に写真の木造のホッパーらしき建屋が見える。採掘現場はこの山のもっと上のほう北西側になる。ヤフーマップでは索道のような白線が写っているが何だろう。今時索道なんか使うことはないだろうに。


入り口ですがもちろん入っていません。現在も稼動中の現役鉱山です。”立入禁止”の看板もはっきりしてます。これで入れば完全に家宅侵入でしょう。言い訳できません。事務所が見えれば声をかけるんですがでも駄目でしょうね。


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