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   北海道恵庭市盤尻    恵庭金山      Photo:20128  (1/1)  
主な採掘金属 : 金、銀。
経営企業    :日本鉱業→帝国鉱業開発→合同資源産業など数社→野田玉川鉱発(1992年)。

 <沿 革>
・1930年(S5)頃:発見はこの頃だと言われているが詳細は不明。
・1934年(S9) :日本鉱業と皆川愛次郎氏共同で探鉱を始め2年後の1936年には本格採掘を始めるがこの頃はまだ同地での
          選鉱・製錬はせず全部、小坂鉱山や茨城の日立鉱山に送鉱していた。
・1939年(S14):近代的な青化法(簡単に言うと猛毒の青酸カリを使った金・銀抽出法)による青化製錬所が同地に完成。これに
          より採掘、選鉱、製錬と鉱山としての本業が本格稼動。製錬後の半製品は日立鉱山に送り純度を上げ製品化し
          た。尚、この頃鉱山人口は急増し翌’40年(開戦前年)頃には従業員も500名を越えていた。
・1941年(S16):太平洋戦争始まる。この頃軍需物資の輸入決済のため全国の金鉱山で金の増産命令が出されており労働力
          確保が急務なため国内からもそして植民地の朝鮮半島からもたくさんの労働力が徴用された。
・1943年(S18):軍需物資の輸入が途絶えがちになり敗戦色も濃くなりだすと金も不要になり替わりに国内で金属や燃料を調達
          する必要が発生。同年「金山整備令」が発令され国内の金鉱山は閉鎖。鉱山機械を炭鉱や銅、亜鉛、鉛鉱山に
          移設。人手も同様に移動。同時に経営が日本鉱業から帝国鉱業開発(国策企業)に変る。
・1945年(S20.)〜:戦後、復興経済により再度、金の産出を試み探鉱にも尽力したが有望な鉱床を発見できず帝国鉱業開発
          も鉱業権を放棄。その後も合同資源産業や磯部鉱業などいくつかの企業が探鉱をやったがいずれも本格採掘に
          までは至らず失敗。
・1992年(H4):鉱業権が同地域の光竜鉱山や岩手の野田玉川鉱山などを経営していた野田玉川鉱発/株に移り同社も探鉱に
          努力したがやはり有望鉱床に当たらず現在に至る。結局1943年に金山整備令で強制閉鎖されてから60年以上
          もの間、一度も操業には至っていない。
尚、聞いた話では現在も「閉山」ではなく「休山」扱いらしい。まだ望みを捨
          てていないのかもしれない。


千歳鉱山から道道78号線を走ろうとするとここも土砂崩れで通行不可。結局支笏湖をぐる〜っと遠回りして国道453号線を迂回して恵庭市に入る。さあここからが問題。今回恵庭金山は事前に場所を特定出来なかったのだ。ネットでかなり調べたのだが・・・。第一この辺には地図上道路があまりない。来て分かったが森林管理用の林道や昔の鉱山開発用の道路など一般的でない道路ばかり。そりゃ〜わからんよな〜。走りながら「ここか・・・?」「こっちかな・・・?」なんてことをブツブツ念仏唱えながら走ることしきり。国道を2〜3キロの道程を行ったり来たりしながら「う〜ん、何となくここかな〜?」と思いハンドルを切った道がこれ。しばらく走ると”漁岳林道”という看板が見えてきた。”漁岳(川)”という文字が金山情報に何かあったような記憶が。そのまま走ることに。しばらく行くと車はストップ。ゲートが出現。車はここまでで後は歩き。
帰ってからwikipediaを見ると何と恵庭金山の拡大地図があるではないか。今回この千歳周辺ではチョンボばっかり。北海道に行きたくってそればっかり頭にあって今回はあんまり鉱山に注意が廻らなかったようだ。でも今年の北海道なんて暑いの・・・全然避暑にならなかったよ。wikipediaの拡大地図を見ると上の写真の道路の両脇辺りに学校や社宅などがあったようだ。国道の脇にも火葬場跡があるようだ。森の中を眼を凝らして見たが全然確認できなかった。


左:帰ってからよく調べるとどうやらこのゲートの奥が恵庭鉱山の本丸だったらしい。ザンネン!1キロぐらい歩いたのだが心の中で”こ
   の場所であってるかな〜?どうかな〜・・・何か違うような気もするな〜。それらしき朽ち果てた建屋もないし基礎らしきものも見当
   たらないし・・・草むらに隠れて見えないのかなあ〜・・・”なんてネガティブなことを考えながら歩いてるとやはりダメですね。腰が引
   けてます。こういうときは”もうちょっと行けば必ずある”と思いながら歩くべきだ。最もそれも事前調査の根拠がないとネエ。何もなし
   では歩く気力がわかない。帰ってからあるサイトを見るとこのゲートが写っていたのだ。アチャ〜!?
中・右:1キロぐらい入ってVターンした辺りの景色。こんな感じの道と密林状態の周囲。熊さんも出ないかな〜なんて心配もあるので若
   干ビクビクしながらの鉱山めぐり。昔聞いた話では北海道の熊は比較的大人しいツキノワグマじゃなく凶暴なヒグマばかりだと聞い
   たことがあるのでよけいに怖い。ほんとうなんだろうか?どなたか知ってたら教えてください。
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