秋田大学付属”鉱業博物館” 1/1 |
秋田県秋田市手形字大沢28−2 Tel:018−889−2461 探訪:2007、秋 |
今回の”東北鉱山ツアー”は久しぶりに大枚をはたいて飛行機で行くことに。当地から東北はやはり遠い。経費や時間や仕事のやりくりなどを考えると結局、’空から’行くことになった。たまにはいいか。 秋田空港着陸後、最初の訪問地は阿仁鉱山だったが急遽、相棒の希望により’秋田大学鉱業博物館’に行くことに。予定外だったが見といてよかった。貧相な内容じゃないかな?と思ったがいやいやなかなかどうして立派なものだ。相棒の話によると秋田大学というのは鉱物学・鉱山学の分野では国内では先進的で専門学部の創設も日本では1、2を競うほど早かったらしい(知らなかった!)。これもかつては阿仁や尾去沢、花岡など近隣周辺に大規模な鉱山が多々あったからか。 入館は有料(詳細は下の写真に)だがその価値はある。面白いのは展示物の鉱物で全国どこの博物館やこういった場所に行っても例外なく展示物には「さわるな」だがここは下の写真にもあるように’自由に触ってみてください’だ。これはいい。「さわるな」という理由も分かるが触ってみないと感じがつかめないことが多々あるのも事実だ。口でいくら説明しても分かりにくいことを手に持ってみると瞬時に理解できることも多々あるものだ。 場所は秋田大学のすぐ北隣。標識が出ている。坂を少し登るとすぐ前に現れる。一見の価値あり。 |
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右は玄関口。左は「鉱業博物館」のロゴ。 |
パンフレット見開きをアップした。こんな感じである。興味のある方のために明細を書いておきます。 ・住所:秋田市手形字大沢28−2 ・Tel:018−889−2461 ・入館料:250円 ・開館時間:9時〜16時 ・休:月曜日 ・URL:http://www.mus.akita-u.ac.jp/index.html などなどです。詳しくはデンワでお聞き下さい。(URLを書いてあったら何もいらないのにね〜。書いてから気がついた・・・。ドジッ!) |
国立秋田大学の正門だ。左には守衛室があった。 |
これは博物館玄関を入ってすぐ目に入った鉱石だ。説明板を写すのを忘れた。割と大きいものだったが。その向こう側の斜めにある説明はよくわかりませんでしたが重力の変化がどうのこうのと書いてありましたね。相棒はフムフムとうなずいてました。Sassuga〜。 |
タングステン鉱です。京都の鐘打鉱山産でした。ミネライトで照らせば青紫色に輝くことでしょう。真ん中よりちょっと下辺り、白い石英とその下の黒い部分の境界周辺にちょっとだけ金属的な色に見える部分がたぶんタングステン(W)だと思います。 | これが”触って見てください”のものです。もちろん持ってみましたよ。エッ、!誰や!「触ってもいいけど持ってはアカンよ」と言うのは・・・そんなんあり?(笑) シランカッタ |
これも触るだけではなく持ち上げました・・・。(見てたら怒られた?)さすが方鉛鉱です、重たい!!これは重たかった。ずっしりと重量感がありました。鉛ですもんね。 | これは輝水鉛鉱、つまりモリブデン鉱石です。いろんなものの添加物にも使います。エンジンのクランクシャフトの軸受けやスキー場のリフトのワイヤーロープに塗るグリースなど(モリブデングリースと言う)。相当低温になっても凝固しにくくて潤滑性を保持する。 |
博物館内部です。何階だったかなあ?建物が円型なので階段を囲んでその周囲を囲むように展示・配置されています。一度見てみる価値はありますよ。国立大学の付属のせいなのかあまり宣伝が行き届いてないんですね。というよりもしていない、と言った方がいいかも。若い人にもっとこういう場所を見せるほうが案外と鉱物に興味を持つかも。 |
鉱物の組成を調べるX線マイクロアナライザー。 |
ビット(先端工具)各種。いろいろあるもんです。 |
TONEはこんなものまで造ってるんですね。工具の専門メーカーかと思ってましたが。こういう特殊機械まで開発販売してるとは知らなかった。TONE(前田金属)は確か東大阪の企業だったと思います。いっときTVCMでおなじみの’人工衛星、まいど一号’の東大阪です。あるいは工具のTONEとは別会社?ロゴが似てるけど。 |
昔の掘削用機械と保安用装備です。左側写真の説明には”カンテラ”という言葉もありましたね。なつかしい。 |
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あとがき |
もっといろんな写真を撮ったつもりが帰ってから見ると案外と’こんなものだったかな?’と少しガッカリ。これじゃあ鉱業博物館のよさを写真で表現できてないなあ・・・と反省しきりです。 |
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