首売り左近
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備前浪人、刺野左近。
微塵流の達人だったが、所詮人を殺す以外に使い道のない武芸が嫌になり浪人。
武芸の使い道を大道芸に見いだしていた。
一刀との出会いにより、一の命を絶つことで百の命を救うことを決意、一刀と
立ち合う。 互いに動けぬままにらみ合った末に一刀が投げた胴田貫を受け
敗れる。
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慈恵僧正
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生きた仏と言われるほどの徳の篤い高僧。
極度の貧乏にあえぐ藩において、武士の面目を捨てて領民のための政を、と
説き続けたため、城方が一刀に刺客依頼をした。
ところが一刀は殺気に応じない和上を斬れなかった。
腹を切ろうとする一刀に和上はなぜ斬れないのかを諭し、
和上の教えにより一刀は仏に逢っては仏を殺すという境地に至る。
和上は一刀に両断された瞬間、にっこりとほほえんだ。
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七郎兵衛
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堺の鉄砲鍛冶、五鍛冶の一人。
異国の脅威への危機感から鉄砲の開発に命を懸け、
銃身を束ねて一斉発射ができる斉発銃を開発。
だが他の鉄砲鍛冶たちはこれを妬み、一刀に刺客依頼をした。
迎え討つも一刀に火縄を濡らされ死を覚悟、ただ弟子に己の鉄砲秘伝
を伝えるため一刀に猶予を受ける。
しかし弟子達が他の鍛冶たちと通じていたことに憤り、結局弟子達を
全て殺害、命を絶たれる前に一刀に己の斉発・順発銃と悲願を託す。
一刀はこのガトリング砲みたいな銃を箱車に取り付けた。
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まろほし豆庄
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もと江戸の目明かし。
”まろほし”という特殊な十手を遣う。
引退後の湯治旅の途中で一刀の刺客現場に遭遇し、捕らえようとする。
人の命を守ることへの執念は凄まじく、まろほしで長巻の刃を折ったり、
五月雨縄で絡めたりと、一刀と互角に渡り合った。
しかし年には勝てず、途中で倒れて動けなくなり、一刀はその場を
立ち去る。
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原田善兵衛
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浪人。農民達に手習いを教えることで家族を養っていた。
しかし凶作の上に代官の圧政がひどく、農民達はついに一揆を起こす。
だが既に善兵衛は妻と息子を自害させた上で、単身で代官所に
斬り込んでいた。 農民達はただ一人責めを負うことで自分たちを
救った善兵衛にただ涙する。
そして、善兵衛が遺された日々を過ごす名主の家の庭に子供が遊びに
来る。
一刀は登場しない。
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月玉
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僧として生きていた、裏柳生の草。
己の感情を絶つ五車の術を幼少より仕込まれるが、己の感情を
取り戻そうとしてみなしごの子供達を連れ、抜け忍となる。
しかし裏柳生に子供達を人質に取られたため、一刀を討つことをやむなく承諾、
一刀の行く先々で関わりを持った人々を片端から殺していく。
対して一刀は山に入り、術を使えなくなった月玉を逆に追いつめる。
大五郎が落とした鳥を貪ろうとした月玉に小柄が飛び、それをかわしたところへ
刀が飛んだ。
今際の際に月玉は一刀に川縁に運んでもらい、そこに映った顔を見る。
やはりなんの表情もない男の顔が映るのみであった。
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木颪の酉蔵
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木颪亡八者の三代目。女性。短筒を持つ。
子連れ狼の手配書を見て、一刀を匿うことを申し出る。
一刀は酉蔵らに混じって首尾良く関所を抜けたが、酉蔵を心配して
一刀の正体を告げた者があったため、追撃を受ける。
一刀は酉蔵らと別れた後で追っ手と斬り合うが、一刀に惚れていた酉蔵は
一刀のもとに走り、追っ手に斬られて、一刀の腕の中で絶命する。
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駿河守正常
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佐貫藩主。一刀のかつての弟子。
一刀を刺客ではなく武者として扱い、甲冑に身を固めた武者70騎による
武者押しで迎え討った。
一刀は大五郎を背負い、胴田貫で兜を割り、長巻で馬の脚を斬って激闘、
かつての弟子との一騎打ちとなる。
正常は倒れた馬の体に刀身を隠し、波切りの太刀を繰り出す。
一刀はその気息手練れに印可を授けたが、一刀の太刀は既に致命傷を
与えていた。
一刀はかつて弟子であり友であった者の亡骸にとりすがって慟哭する。
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羽斗玄武
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黒門固メ煙止メ衆の支配頭。 梯子を武器として遣う。
雪山では梯子をかんじきやソリにして一刀を追い、海上では長く繋げて
一刀の船に斬りかかったりした。
武士の格としては軽輩であるがゆえに、武士であることに高い誇りを持つ。
だが一刀に煙止メ衆を壊滅させられ、海岸にて対決。
梯子を自在に操って一刀の太刀をかわし逆に手傷を負わせるも、海中に誘い
込まれ波切りの太刀をくらう。察知してかわしたかに思えたが、それはフェイントで、
二太刀目を受けてしまった。
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苦労鍬者
(勝手に命名)
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かつて黒鍬者として死線をくぐる任務に就き、今は里に隠棲する五人の老人。
五人がかりで敵を討つ車剣の術は無敵だった。
一度は断るも、烈堂の強い命令により仕方なく一刀を討ちに向かう。
海岸沿いに潜み、一刀に全く気取られずにその力を探った。
得た結論 五人がかりならば相討ちにできる。
だが、大五郎の姿に、自分たちがもし孫を持っていれば・・と迷う。
やがて五人は手を取り合って、夜明け前の海に入っていった。
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小郡長助
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長崎屋新助
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廻船問屋。かつて、冤罪によって闕所に追い込まれる所を偶然一刀に救われる。
その後、一刀のために投擲雷を用意、引き渡す。
しかし阿部怪異が水門を開けた江戸水没の危機に際して、一刀、烈堂とともに
厳冬の水中を投擲雷を運んで住吉山に向かう。途中、力尽きて流され、凍死。
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