夏休み特別企画、浜名湖競艇に行ってきました記念
「100円でも1万円でもドキドキは変わらない…(byとんねるず)」〜水上の格闘技編〜




もうすぐ夏が終わるという8月下旬、みんな軽井沢に行ってきたとか、ハワイに行ってきたとか、シベリアに行ってきたとか(←さすがにそれはいなかった)言ってくるので、いのへーも何か人に言えるような夏の思い出を創ろう!と思い、青春18切符(夏休み限定のJR一日乗り放題券、5枚綴り11500円)を使い、往復数時間かけて、浜名湖競艇まで行ってきました。夏の思い出を創りたくてわざわざ浜名湖まで競艇しに行ったかよというツッコミはとりあえずナシで。
それ以前にいのへーはですね、ギャンブルはやらないことで有名(?)で、石橋は叩いても渡らないという信条のため、賭け事は好きではないんですよ。つーか、30分パチンコをやっただけで、6000円弱使うのがもったいなくて、それにマネーを使うんだったら、ゲーム買った方がいいなぁとか考える性格だからね。でも、この前紹介した、アヒルのヨーイドンに代表されるゲーセンのメダルコーナーで競馬とか麻雀とかやるのは好きです。アレだったらそんなに損はしないし、長時間遊べるし、何より換金できな(以下略)。あとパチンコやパチスロでどんな新機種が出たとか、そういうギャンブルのことについては興味津々です。
そんないのへーが長年、一度はやりたいギャンブルというのが、競艇だったんだよねぇ。競馬は最近女性にも人気が出て、競馬好きというのは一つの趣味として認められている感があるし、競輪もオリンピックの種目にもなってギャンブルというイメージはあまりなくなってきてるし、オートレース(バイク)はSMAPの元メンバー、森君が走っていることで、多少軽いイメージがあるんだよね。でも競艇は、なんと言ったらいいのかな、タバコの銘柄で言えばハイライトが似合うミドルなおじさま達が興じる非常に漢臭いギャンブルのイメージという俺の偏見があって、これは是非とも一度はやらねばという思いが昔からあったわけです。
と、まぁいろいろ理由をつけた訳ですが、結局の所、ひと夏の思い出にギャンブルで熱くなりたい!というのが本音です。てなわけで、JR東海道線をぶらり各駅停車の旅で、浜名湖ボートがある、新居町という駅で降り立ちました。
事前の情報によると、駅から浜名湖競艇場まですぐと書いてあったんですが、まさか競艇場までの直通通路が用意されているとは(笑)。そこで写真をパチリ。(写真はクリックすると大きくなるよ)


熱い漢達
これから決戦に向かう熱い漢達の図。皆さん背中がすすけてます。


入り口に到着すると、自動改札みたいのがあって、みんなカードを入れて入場していて、そんなのはもってねーよと思って、入り口の警備員の人に聞くと、自動改札の所に100円又はプリペイドカードを入れるようになっていて、入場料は100円とのこと。100円を投入して入場しました。
中に入ってみると、増築をしたのか、入り口付近は昔ながらのコンクリート作りで古めかしい感じなんだけど、奥に進むほどすごく綺麗な施設になっていて、夢破れた漢達のマネーの結晶がこれなのかと思い、ジーンときました(嘘)。
せっかく浜名湖まで来たのだから、豪華にウナギでも食べようと思い、売店でウナギ弁当(600円とリーズナブル)を買い、お茶は、高速道路のサービスエリアにあるような自動お茶くみ機(お茶、ウーロン茶、紅茶の3種類、冷たいのも温かいのも選べる)でもらって、とりあえず2階の観戦席に向かいました。
観戦席に着いて、まず思ったのが「俺と同世代の人間は一人もいねー」でした。みんな定年を迎えた直後あたりのナイスミドルばかり。おじいさんという訳じゃないんだけど、かと言っておじさんと呼ぶにはちょっと若いか、そんな感じの人ばっかりでした。おばちゃんもポツポツいるかなぁって感じでしたね。
ちょうど第4レースが始まるところで、出走時のファンファーレが軍歌を彷彿とさせる重々しい曲なのが泣かせるなぁと思い、ウナギ弁当をほおばりながら、レースを観戦しました。
とりあえずゴールまで見終えてから、入り口に行き、また写真をパチリ。


ルール変更
ルール変更のお知らせらしいが、専門用語ばかりで一つも理解できない(笑)


んで、その写真の隣に「初心者ツアー受付中!」というポスターがあり、「出走表の見方、舟券の購入の仕方、レースの観戦などを指導致します。受付はインフォメーションまで」と書いてあるので、ホムペのネタになるかもしれないと思ったので、中央インフォメーションに向かいました。
インフォメーションに着くと、いろんなグッズが売っていて、Tシャツを始め、ライターとかいろんなのがあったんだけど、全ての商品にばっちり「HAMANAKO KYOTEI」と入れてあって、絶対よそじゃ売れないよなぁと思い、ストラップを500円で購入。


ストラップ
まさに漢のストラップ。これをケータイに着けていればおなごにモテモテ間違いなしです。


それを買い、受付のおねいさんというか、おばちゃんに「あのー、初心者ツアーというのは団体とかそういうのじゃないと無理なんですか?」と聞いたら、一人でもオッケーらしく、担当者の人の都合を今から聞くから少し待っててください、と言われ、数分待っていたら結構若い感じのおじさんの担当者の方が出てきてくれました。
その人と一緒にテーブルに座って、どっから来たの?とか世間話から始まって、「どうして競艇をしようと思ったの?」という質問に、大人の階段を上るために、ひと夏の思い出にギャンブルで熱くなりたい!てゆーか、背中がすすけているおじさま方に競艇という戦場でいっちょ揉まれてみたい!とはとうてい言えず、「あ、あのー、ほら、競艇を題材にした、モンキーターンというマンガがありますよね?それを読んですごく興味が湧いて…」という、そういうマンガがあることは知っていたが、一度も原作を読んだことも無ければ、アニメも、ふとチャンネルを変えた間の数分くらいしか見たことが無い事実を、さもそのマンガの大ファンであるかのごとく騙り、そんな感じの巧みな話術でその場は切り抜けました。
その後、出走表を渡され、この出走表には出身地、最近の1位の入賞数、浜名湖における入賞数、モーターやボートは前回誰が乗って、その前回の人の調子はどうだったのかとか、いろんな情報がこの出走表に書かれていることを教えてくれ、スタートが大事だとか、インコースが有利だとか、地元出身だから、今日は頑張るかもしれないとか懇切丁寧に教えてくれた。でも教えてもらっている間俺は「こんな不純な動機で見に来たのに、こんなにも親切にしてもらって、マジ申し訳ないなぁ」という罪悪感でいっぱいで、あまり頭に入ってなかったけどね!
んでその後実際にレースを見たり、出走前に、競馬で言うところのパドックみたいのが競艇にもあるんだけど、それを見るのが勝つために一番重要だという事も教えてくれ、大体1時間くらいかな、初心者ツアーは終了しました。
そして、実際に8レースから舟券を購入しました。さっきの説明を受けて、自分なりにどの舟が勝つか予想してみたんだけど、それの組み合わせのオッズを見てみると34倍とか100倍くらいになっていたので、これは明らかに違うと思い、初心者の俺には予想はまだ無理だと思って、アヒルのヨーイドン!で学んだ、オッズが低いやつほど勝ちやすい(=その組み合わせを買う人が多い)の法則に従って、2連複(1位、2位を当てる。着順はどちらでもよい)の1番人気と2番人気を100円づつ購入したら、なんとビギナーズラックで4.8倍の1番人気が来て、480円の払い戻しとなりました。早速払い戻し機に行き、舟券を入れて、支払いボタンを押すと、ジャラジャラとマネーが出てきました。すげー、本当にお金が出てきたーと妙な感動を覚えました(笑)。


レースの様子
雨降りしきる中、選手は走るの図。我々の期待(=勝ってくれないと帰りの交通費が…)を背負って。


その次のレースは、2連単(1位2位を着順通り当てる)や、3連単(1位2位3位を着順通り当てる)の方が倍率が高いんだぁと思い、どっちも一番人気を買って舟券受付のおばちゃんに出したら「真面目だね」ってぼそっと言われたのが非常におもしろかった。その通りですけど何か?(笑)。でも結局そのレースははずれちゃって、200円のマイナス。その次のレースも2連単や3連複(1位2位3位を当てる。着順は関係なし)を100円づつ買ってみたんだけど、やっぱだめで、その次のレースも同じ負けに。
ここでそのオッズの掲示板を眺めていたら、2連複は過去10レース、ほとんど1番人気か2番人気のやつが来ているんだよね。ということは、2連複の一番人気と二番人気を買えば、あんまし損しないんじゃねーの?と思い、始めからマネーを増やそうとは微塵も考えてないんだから、その戦法でいっかということで、1番人気2番人気を買ったら、1番人気がやっぱり来て、2.2倍で220円の払い戻し。
そして最終12レース。この日は、愛・地球博協賛記念レースの最終日らしくて、本当は昨日終わっていた記念レースだったんだけど、台風で1日目が順延され、今日まで開催されることになって、なんか結構盛り上がって来ていて、まぁ買う舟券は1番人気を買ったら、ガチガチ1.9倍の大本命が来て、190円の勝ち。そのレースの様子がこれ(浜名湖競艇公式ホームページより直リンク)


表彰式
愛・地球博協賛記念レース優勝者の表彰式。副賞として、モリゾー&キッコロぬいぐるみ授与の様子。競艇の副賞にされる地球博のマスコットに萌え。


17時にその最終レースが終わり、17時半の電車に乗って帰路に就き、ぶらり各駅停車の旅、水上の格闘技編は終了しました。
収支報告は、結果的にトータル1500円使って、890円のリターンでした。まぁ金額的には負けちゃったんだけど、5時間近くも居て、入場料100円も含めて710円で、適度に興奮できて、こんなにも楽しめたのはよかったなぁと思いました。
次に行きたい競艇場は、うーんそうだな。蒲郡ボートかな(←名古屋の人しかわかんねー)。そうそう、蒲郡ボートと書いて今思い出したんだけど、昔いのへーが名古屋に住んでいる時、ひらけポンキッキが始まる5分前に、ボートレースガイドという番組がやってたんだよね。ブーンというボートのモーター音と共に番組が始まって、「ボートレースガイド!(軽快なBGMに乗って)蒲郡ボートは本日蒲郡ボートキング決定戦2日目を開催、浜名湖ボートでは日本モーターボート選手会会長杯が…(中略)。競艇場には公共交通機関をご利用ください。ボートレースガイド終わります。」って感じだったかな。
当時俺は、「早くムックとガチャピンのどつき漫才が見たいのに、何だこのボートレースガイドといううざい番組は。」としか思っておらず、ただただボートが走ってるなぁ程度の印象しか持たなかったんですが、今から考えると、競艇に燃える漢達にとっては貴重な情報源だったんだよね。当時はネットもなかったから、どういうイベントがやっているかとか調べる手段が競艇新聞とかなかっただろうし、今日競艇が開催されているのかどうかなどの速報性という観点から言えば、それこそテレビしかなかっただろうからね。
でも今テレビ欄見たら、ボートレースガイドとかそういう番組は一切やってないね。関東地方も、俺がいた中部地方も。どうやって漢達は情報をゲッツしてるんだろ。まさかネットで調べているとは思えんし(←偏見)。全く、住みにくい世の中になったものです。でもポンキッキという児童向け番組が始まる5分前にギャンブル情報を流す世の中も決して良いとは言えないけどね!
と思ったらボートレースガイドが東海テレビでやってるって浜名湖競艇公式ホームページに書いてある!ネットのテレビ欄だとそんな情報は書いてないのに。あぁ見たい!是非みたい!誰か動画で送って(笑)。
ま、そんな感じでかけがえのない夏の思い出ができました。お金で買えない価値がある。買えるのはマスターカードで舟券なんか絶対買っちゃだめだから!おしまい♪

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