撮影者 |
菊嶌 郁俊 |
期日 |
2004年8月24日(火)〜8月30日(月) |
ギャラリー |
新宿ニコンサロン |
場所 |
新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内 |
展示作品 |
カラープリント 全紙 61点 |
作者コメント |
広い尾瀬ヶ原から見れば、点のような極めて限定した場所から、風景を凝視し続けることによって見えてくる自然風景を、写真に記録してみようという試みである。
作者がこのような試みを行なおうとしたのは、限定した場所から風景を見つめ続けるなかで、風景から何を感じたのか、何を見ようとしたのか、何が見えたのか、「風景を見る、それを写真に撮る」ということについて、改めて自分なりに問い直したいと思ったからである。
撮影場所は中田代を流れる下ノ大堀に架かる橋と休憩所を含めて、東西およそ30mの細長い場所にあえて限定することにした。撮影に取り組んだ期間は1999年から5年間で、撮影日数は延べ125日であった。
5年間にわたる風景との対話のなかで、作者はまず、尾瀬ヶ原の自然の豊かさに感動し、さらに、自然風景の無限の変化と広がりを感じた。それと同時に、自然というものは人間の感性や想像力を超えた存在であることを、体験を通して改めて認識することができた。そして、きわめて限定した場所から風景を凝視するという試みによって、尾瀬ヶ原の素晴らしい自然の営みとその豊かさが、新しい視点から捉えられている。 |
写真 |
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ポストカード |
ニコンサロンのサイトの案内から引用 |
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写真集 |
「尾瀬ヶ原 下ノ大堀の自然」 (朝日新聞社) |
観覧日 |
2004年8月29日(日) |
会場の様子 |
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菊嶌郁俊氏 |
観覧者と話をする菊嶌氏 |
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写真展会場の様子(1) |
写真展会場の様子(2) |
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写真展を拝見して |
今年の5月22日(土)に竜宮小屋に宿泊した際に、菊嶌氏と同室になった。いろいろと談笑した中で、8月に写真展を開催するという話になった。そして、自宅に案内ハガキが届いた。
私は前日に海外旅行から帰ってきたところだったが、当日、写真展を拝見しに出かけに行った。
会場には、尾瀬ヶ原のほぼ中央の地点である下ノ大堀から撮影した作品が飾られていた。1つのポイントから撮影したとは思えないほど、いろいろな風景が写し込まれており、作者の自然を見る卓抜した眼差しが感じられた。 |