4位 西浦良一氏 「みつめて」 さらっとシンプルな白いご飯をご馳走になった感じです。 取り立てて上手く撮ろうとか、かっちょ良くとかいった気持ちがないのが良かった理由だと思います。 ソフトが入っているけど、それを気にさせないのも気持ち良いです。 フレーミングとしては、もうちょっと下を入れたら(ちょっと腰を引くくらい)、 そして、この場合、首をかしげているのが強いので、普通に向いてもらう感じだったらより良かったでしょう。 「目線」も良いです。 デジタル&デジプリもここまで来たかといった感じの綺麗さ。でもそれは銀塩に匹敵するという訳で、匹敵は同じではなく、やや下位のニュアンスがあります。 データとかでは驚異的な数値があるけど、この砂が混ざったザラつき感は、その効果を狙ったのではない限り、気になりますな〜。 また、どうせデジタルなら、左下貨車の奥を歩いている人達の足は消さないとね。 「ゆかり……17歳の頃に」タイトルも表情もとても良いです。 でも、惜しいナ〜。なんでローアングルからなの、って感じで、ここは17歳というイメージから同じ高さだったでしょう。良い写真だけに残念。 カラーネガタイプのモノクロですが、所詮モノクロになると、一般のモノクロと比較されてしまうので、トーンとかで勝負しない方が良いです。 むしろ淡い単色をプラスするとか。この場合、イージーなアンバー(セピア)を止めて、イエローとかシアン系とか。 |