KYOTO
手塚治虫ワールド
オリジナルアニメ『リボンの騎士』
にまつわるあれこれ


そもそも、ことの始まりは。
 京都に手塚シアターがあるなんて、まるっきり知らないころの話。
PC買ってやーっと‘いんたあねっと’っていうのに(笑)接続できて、ポスぺ関連のサイトなんかを見て面白がってたわけですが
或る日突然、そーだ!「リボンの騎士」関連のところってあるのかな?と思いついたんですねぇ。
中学生のときに(アニメと原作と両方に一度に触れてしまった)嵌ってから、ずーっと心の奥底にリボンの騎士が棲んでいるから
当然流れ着く場所であったかと(苦笑)

 で、まあ、‘リボンの騎士’で検索かけたら1300件ぐらい見つかって「うひゃぁ、大変!」と思ったのは、ビギナーですね(笑)
今だったら少ないなぁ…とつぶやくな、絶対
とりあえず上から順に当たってみることに。
今だったら公式サイト・虫○ロ・の後にどこが出るのかなぁ。
ともかくあの当時には舞台関連のリポートばかりが延々続いて、ファンサイトなんて無いじゃん!と泣きが入ったものでした。
やーっと発見したのが(確か300番台ぐらいだったよ!)CHOBOKOさまの『りぼんのまーち』(LINKから飛んでください)
夜中に叫んだもん!こんなところがあったんだ〜!ってね。

そうしてその当時掲示板の話題に上がっていたのが
『手塚ワールドの新作アニメ』
何、それ!?って感じで、知りたくて知りたくてうずうずしてました〜。
が、しかーし。
ビギナーだったから書き込みってよくわかんないし、常連さんが多いところ(今のすみっちょもそうだけど)って
入りにくいんですよね。
数日様子を伺って(苦笑)過去ログもあたって、思い切って割り込んでみたわけです。
「手塚ワールドの新作アニメってなんですか?よかったら教えてください!」
勿論今の『りぼんのまーち』と一緒で暖かく迎えられ、内容も詳しく教えていただいて(あの頃からお世話になってます、
CHOBOKOさん&rikansさん!)見逃したことを超絶悔しく思っておりました!

だって。
15分くらいのダイジェスト版とはいえ、15歳の誕生日を迎えたサファイアがフランツ王子のことを想って自分の境遇に
苦悩しながらもシルバーランドには自分が必要!と決意を固める…てなお話
なんて言われちゃあねぇ。
サファイア、健気じゃーん!!
それに、それにフランツも出るのね!!必見でしょう!!(^^)v
唯一不安だったのが
一番変わり果ててたフランツは結構どうでも良かったかもというCHOBOKOさんのコメントだったんですけど。。。
このときから「京都のリボン」=「変わり果てたフランツ」という図式が私の脳裏に刻まれてしまいました(笑)

実際どんなフランツだったか…はその後公式サイトアニメ情報欄で見ることができたのですが、
確かに。。。これは誰?でした。
強いて言えば原作に近いけど…キャラとして立ってないって言うか。。。貴族その1でも良いんじゃない?(笑)
まあ、でも見てみないとね。
文句は見てから…って見る前から文句を言うって決めるなよ、ワタシ(笑)

今回2月からリバイバル上映が決定して、絶対行かなきゃ!と気合は入っていたものの、さすがに就職したての身の上で
お休みもらって旅行っていうのは無理があるよね。
ギリギリまで迷って、もう終わっちゃうって知った途端に決めました。
やっぱり見なくちゃ!って。ここで見逃したら延々後悔しそうですから。



というわけで感想です♪
 結論から言ってしまいますと、あーいうのもありでしょう。。。でした。

 15歳の誕生日を迎えたサファイアの一日って感じの内容ですが。。。
冒頭のリュート(ですよ、多分。ギターじゃないです)を弾いてるサファイアと楽しそうに聞いている森の動物たちは虫○ロ作品を彷彿と
させる可愛いらしさですし、その後、やってくる刺客との殺陣のシーン(公式サイトのプレビューはこの場面です)はスピード感溢れる動きで
旧作とはまた違った面白さを感じました。
スピード感とか画面のシャープさはやっぱり今の方がレベルが上なんでしょうね、きっと。。。多分。

 ただ、ですよ。
あの原作をアニメ化した作品と言われちゃう(誰も言ってないかな?)と疑問が残ります。
10分程度にあの内容をまとめるのは無理があり過ぎ。
イメージクリップみたいなお話なんですよね。現実と回想が交錯してなーんかよくわからなかったです。

出来れば絵コンテが欲しいなぁ。
森のシーンの後、お父様にご挨拶して…秘密の小部屋に初めて入ったのは多分過去のことだよね。
で、亜麻色の髪の乙女になったのは現在?過去?
お母様がサファイアに謝るのは???
舞踏会でフランツと踊ったのは、いったいどこで?流れから行くとシルバーランド城のはずなんですけどね。
だいたい本当にダンスしたのかな?
このダンスのシーンに回想や想像シーンが混ざるんですよ。。
おしまいの方にサファイアが王子の地位を捨てたことによって国民が苦しんでるシーンがあって
(この城下が2001年公開の『アリーテ姫』に似ております。関係無いけど)
やっぱり王子でいなくちゃ!って宮殿から逃げ出すとフランツや楽師(だったかな?)石になって崩れちゃうんですよねぇ。
……ダンスは現実なんだよね!?と思わず確認せずにはいられません!

いろいろなことが今まであって、これからも大変だけど、サファイアは負けずに頑張る!って最後はまとまっております。
あくまでも入門テキストのような作品だと思えば間違いないでしょう。
原作や旧版アニメにあるような独特な空気、ロマンティックだったり、ドキドキハラハラだったりを期待しちゃいけないんです。
だって約10分間ですもんね。。

 リボンの騎士ファンは一度は見ておくべきだと思うよ。
今のスタッフの‘リボン’に対しての解釈はあーなんだって確認するためにもね。
次の上映がいつなのかわからないので、お勧めしても無駄って言えば無駄なんですけど。覚えておいて頂ければ良いかなぁ。




フランツ
はどうだったのよ?!
 
さんざん見る前から『変わり果てていた』と、脅されてた(笑)フランツですが。。。
すみっちょ仲間の皆さまもきっとこれが一番知りたいところでしょう?(知りたくないって言われても語っちゃうけどさ。超絶書きたかったし)

フランツ至上主義者のshanzの意見(笑)ですが…

あれはフランツだよぉ!確かに外見は別人だけど…ロックとは似ても似つかないし、原作とも違うけどさ。
フランツ以外の誰が見ず知らずの娘
(=亜麻色の髪の乙女)(広間に活けてあった)バラを1輪差し出して、ダンスに誘うって言うの!?
(そういうシーンがあるんです)
他の手塚キャラの誰がテレもなくそんな恥ずかしい真似すると思う!?
いないっしょ!?


それにそれに…亜麻色の髪の乙女がサファイアだって気付いてるような台詞もあって、もしかすると今までのフランツの中で
一番賢いかもしれないよ!!
だから、あれはフランツで良いんだってば!!


 だそーでございます。。。(苦笑)
亜麻色の髪の乙女がサファイアだって気付いてるような台詞というのは
「国には治める人が必要です。
 でもあなたには荷が重過ぎます」

とかそんなこと(うろ覚えです、ごめんなさい)を乙女に言うんですわ〜。
ただこの台詞って現実かどうかわからんシーンじゃないか、shanz。
さらにそんな聡いフランツはフランツじゃないんじゃない?そんなことない???

まあ、でも隣国の王子様って役割はちゃーんと果たしてたと思うので、あれはフランツで間違い無いでしょうね♪



もうちょっとだけ言いたいこと
 その1:今回、何がショックだったってオパールの不細工さ加減でした。
中学生のワタシは設定資料集を何度も何度も見ながら、あのサラブレッドのような(サラブレッドなのかな?)すんなり華奢な脚のオパールを
描いたものでございます。
なのに、なのに。。。今回のアレは何?
あんな脚のふっといお馬さんなんていや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
幼少期のサファイアの脇にいた同じく幼少期と思われるオパールなんてカバだよ、カバ。
あれはちょっと許せないな。

その2:shanzは(笑)お妃様が許せないらしいです。
shanz設定のお妃様(ってなんだよ、それ!?)は、綺麗で気高くてフランツの憧れの対象になっちゃうぐらい理想的な女性なのに
サファイアに謝るシーンで
「ごめんね、サファイア。ごめんねぇ」
と庶民のような台詞なんですよ。そりゃあないだろー!
せめて‘ごめんなさいね’とかさ。。。頼むよ〜まったく!!
声もねぇ。。。新道さんの声は素敵だったよね。というのに留めておきます。はい。

その3:併映の弁慶と牛若丸で気になったんですけど。
弁慶・牛若丸の最後の地って奥州平泉じゃありませんでしたか?
追っ手は頼朝の兵(って言うんだけど)じゃないんじゃないかなぁ奥州藤原氏の兵なのでは。。。
歴史苦手だから違うかもしれないんですけど。

その4:去年のアトムのときも思ったけど。
ナビ役の火の鳥の飛び方、下手だよね〜。ジャン大のオープニング見習って欲しいわ。


以上。。。長々と書きましたがこんなところでございます。
最後まで読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m

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