京極 夏彦
一押しは
『京極堂』シリーズ

・姑獲鳥の夏
・魍魎の匣
・狂骨の夢
・鉄鼠の檻
・絡新婦の里
・塗仏の宴 宴の支度
・塗仏の宴 宴の始末
・百鬼夜行―陰
・百器徒然袋―雨
・今昔続百鬼―雲
・陰摩羅鬼の瑕

(2003年8月8日現在)


他にも著作はたくさん
あります。
「どすこい」なんて内容より
作りが面白かったり。
WOWWOWでドラマ化された
『巷説百物語』も好きです。
<<こんなお話>>

昭和27年の夏の東京:作家の関口巽が学生時代からの友人、古本屋の
(屋号が京極堂)中禅寺秋彦に‘雑司が谷の産院にまつわる噂’を
話に行くところからスタート。
次々に湧き上がる謎と封印された過去に混乱する関口。
京極堂によって解き明かされていく真実とその果ての結末。。。
…というのが第1作目の『姑獲鳥の夏』

2作目以降も基本的にはそんな感じです。適当だなぁ。。。(^^;)



shanzが初めて京極夏彦の名前を見つけたのは多分95年。
新聞の「ひと」欄に賞を貰った人として出ていました。
その直後、本屋で平積みになっている小難しい(読めない)タイトル
分厚い上に文庫より大きい新書サイズ。
手に取り、その重さにちょっと引き、ぱらっと捲った瞬間に感じた
淀んだ空気に‘うちには必要無い本だ’と思いそそくさと元に戻したのでした。

それから半年ぐらいして。。。
1996年のこと。
ダ・ヴィンチの新年号?かな
誰誰が選んだ○○な10冊っていう連載があるんだけど、それに出ていたんです、
京極夏彦。そーして取り上げられていたのが1月1日〜10日までに読んだ本!
1日1冊ペースは別にどうってことはないけれど、その選ばれた本が
なんだかマニアック。妙に心惹かれました(笑)

そーして2月2日。
営団丸の内線の車内、何の気無しに見上げたら額面広告欄に
鉄鼠の檻』の広告を発見。
キャッチコピーの‘ひたる極楽 はまる地獄’が頭の中をグルグルしたんです。
とりあえず立ち読みでも…と思った翌3日。
お昼休みに読む本が無い。買う本も無い。。。という悲しい状況になって
‘これは、もう運命でしょう!!’と『鉄鼠の檻』を手に取ったのでした。
そーして、どっぷり嵌り…嵌っても地獄ではありません。
そこにあるのは極楽でした。

私の京極デビューは鉄鼠だった、とそんなお話でした。
96年の私、詳細なメモを残しておいてくれて有難う♪
あんまり良く覚えてなかったわ(爆)

それにしても…。
『陰魔羅鬼の瑕』はいつ出してくれるのかなぁ。
待ってるんですけど(泣)
と泣いていたら(^^;)結局5年ぶりの2003年夏に発売されました。。。期待した分…な気がするんですが〜。
つまんねーってほど酷くは無いけどねぇ。。。
次の『邪魅の雫』に期待しよう。また5年後ってのは勘弁して欲しいぞ、京極先生!!


★まだ読んでない方へ

やっぱり1作目から読みましょう。
出来れば新書版の方が混沌具合が面白いのでお勧めです。
文庫版は読み易くて何か違う…とshanz&友人たちは言ってます♪
著者近影も新書にしか無いし(爆)


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