彼女は生き続けた。
全ての希望を失い。
守ってくれる存在を失い。
そして自らの心さえも失いかけて。

それが最後の希望にめぐりあえると信じて。


失ったものを、求めるように。


『私の眼はね・・・私から全てを奪うの・・・』



彼女には何もなかった。
最初から全て。
愛すものも。
愛してくれるものも。

それでも彼女は生き続けた。


全てを笑顔で覆い隠して。


『嫌・・・どうしてみんな私の前からいなくなるの?』


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