青少年有害社会環境対策基本法について
この法案は簡単に言うと、
「国や地方が方針決めてやるから、事業者は協会を作るか加入して、青少年有害な環境にならないように自主規制しろ」と言うこと
まあいろいろ言いたいことがあるのだが最初に一言。
阿呆か?
だいたい何が有害で何が無害であるかなんて言えるのか? 時に、有害なものですら、有益であるはず。
有害も無害も複雑に絡み合っているのだ。それなのに有害な部分だけ摘出するなんて出来ると思っているのか?
この国に思想の無菌室でも作ろうとしているのだろうか。
無菌状態が怖いのは、ちょっと想像してもらえば分ってもらえると思う。
一部の人(免疫不全の人とか)を除けば普通の人は大量の細菌やウイルスの中で生きてます。
それが一時期の潔癖ブームのせいで免疫能力が限りなく減り、
そのせいで簡単な(基本的に無害な)細菌に感染し、死んだ人も居ますし。
これと同じようなことが起こるのではないか?
これは実際に、オウムの幹部の多くが有名大学卒であった(特に子供からガリ勉だった)人が多かったことからも分かると思う。
ベタな話だが親が他の情報をシャットアウトしてとにかく勉強してきたため「人を疑う」事ができなかったためカルトな集団にはまるのだ。
さらにこれが可決された場合、久瀬(kanon)みたいなやつがこれを助長するだろう。
この法を盾にして言葉狩り、描写狩り、表現狩りをして社会全体に圧力をかけていくことになるでしょう。
最終的に人間の思想の多様性を認めない国となるでしょう。
ちなみに地動説を唱えたガリレイは火刑に処されました。
これも思想の多様性を認めなかった結果といえるでしょう。
時代で言うと16世紀まで逆行ですよ。
そしてこれが上記のことから分かるこの国にとっての一番の問題。
思想を弾圧することは民主主義の基本に反すると言うこと。
そもそも、「青少年の精神に悪影響を与える表現」とはなんだ?
例えば「闇の淵」みたいな精神崩壊を起こすような物ならそれに該当するだろう。
これにしたって実在するかどうかはしらんぞ。
これを最小限まで縮小したコピーとしては恐怖新聞をはじめとするホラー物だがこれが悪影響を与えるというのならば、ですよ。
怪談話もだめなんだぜ、おい。
まあまず可決されたら最初にポルノ関連が槍玉に挙げられるのだろう。
これ規制してみろ。
アメリカではロリ系統を禁止したところ、実際に幼女に手を出した例もあったそうだぞ?
そう言った物が逆効果を招くこともあると言うことだ。
つまり規制されたら見たくなる、と言う人間の「好奇心」という物を無視していると言うことです。
人間だって本能にできる限り忠実でいたい動物です。
小さい頃、つまり疑問を抱く前から繰り返し繰り返し刷り込まれた例(上述した子供の例や歌舞伎役者の子供の例)を除けば、ですがね
まあ纏めてみましょう
言いたいことを言いましょう。
この法案に賛成する連中は・・・
1:思想を一色に塗りつぶしたい共産主義者である
2:本能、好奇心という物を全く持たない、働きアリ以下の存在である
さあ、あなたはこれに賛同できますか?
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