ここにいるのはただの馬鹿、ないしは不幸な人である。
俺は多分前者。

現実ってば常識知らずで困りモノで
かわりに幻実ってヤツは優しくて良い奴だ。


雑談


そこに意味など無い。 『ローザンヌ・ベルセッティー』
突然なんの説明もなく輸送機に乗せられた。 「三時間前のテロ犯が判明した、というか犯行声明が出た」 政府CT部隊。 統治宣言以前より予想されていた事が予想通りに起こり、それを予想外にしない為の部隊、カウンターテロリズム部隊。 彼等はその部隊の隊員である。 「やはりニーダバウの強襲部隊ですか?」 「ニーダバウ、need a BaUねぇ」 パンを一口。 「朝食Breakfast and ベルリン通りUnter den linden、そんなに大事なモノかねぇ?」 「ま、アメリカ出身のドイツ復興論者テロリストなんて今じゃそんなもんでしょ、今のベルリンの状況だって知ってるかどうか」 「まあ言葉もドイツ語じゃないuntじゃなくてandだしな、ジャパンのニンジャ、サムライと同列なんじゃね?」 「ああ、それ分かるわ」 「でもさ、なんでアメリカ人がドイツの復興をお題目にするんよ? ライバル視とか破壊論とかなら分かるんだが」 「アメリカは旧世紀から人種問題あるしな、どーせ人種がドイツ系ってだけのノリだろ、若いんだよ」 「いやいや、強制移住ってのもあるだろ? アレ知ってるか?」 「アレって?」 「1900年代の宇宙開発競争知ってるだろ? あのアメリカとソ連が争ったってアレ」 「あー、やったらしいな、俺アポロンの陰謀って映画見た事あるわ」 「ネタにしてる時代だけだな、それは。  まあいいや、とにかく争ってた2国が宇宙で通信かわすわけよ、なんで交わしたか知ってる?」 「Guten Tag、だろ、有名な話じゃん」 「その通り、両国の宇宙開発にドイツ人学者が関わってたのは有名な話。  その前の二次大戦だってヒトラーよりもハイゼンベルグを恐れたってのは有名だろ」 「ああ、そう言う話もあるらしいな、で、そいつ、ウェルナー・ハイゼンベルグだっけ? 戦後どうしたんだっけ?」 「さあ? 俺はしらんよ、ギムナジウムではやらんかったもの、そこまでは」 「あー、でもフォンブラウンはアメリカにいたよな、あのV型ロケットの、1か2かは忘れたけどさ」 「でもさー、アラモの連中は後で笑っただろーな、知ってる? アメリカ対メキシコの話」 「あー、リメンバーアラモな、聞いた事あるわ。確かメキシコ相手にアラモで何日も戦ってたんだよな」 「リメンバーアラモって大統領だか司令官だかが演説したとか聞いた事あるな」 「日本人こそリメンバーアラモって言いたいっつーの、何がリメンバーパールハーバーだよ」 「良いじゃんパールハーバー、お前東洋系だからって東洋の擁護多すぎ」 「ちげーよ、俺なら戦艦主砲とかでマイアミとか吹き飛ばしたっつー事を言いたかったの、奇襲だとか言うけどヌルいんだよ日本はさ」 「あー、それ分かるわ、燃料倉庫とかマルマル残ってたんだろ?」 「そうそう、艦隊行動半年分だっけ? 奪うか壊すかしろよなーって思わね?」 「思うね、特に油がねーって始めたんだから占領して奪えよーとか思うんだよな」 「ま、あの時の枢軸は三国ともバリエーションがあるから面白いと俺は思うね」 「あー? 特攻日本に秘密兵器のドイツはいいとして、イタリアは何よ?」 「役立たずだな」 「ククッ、むしろ裏切り者だろ」 「イタリア系のお前が言うか? ネタとしちゃ最高だな」 「だってお前、アレ知ってるか?  ローマ出身の人間で構成された部隊が救援を求めたらお前らみたいな田舎者助けられるかって見捨てたフィレンツェの連中の話」 「うわ、ひでえ、だが笑える」 「街の名前はどうだったか忘れたけどな、どこの都市も似たような状態、そりゃ裏切るよ」 「はいはい、お前ら仕事ですよ、下のビルが連中のなんだが、そこ制圧してこい」 「ういーっす」

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マジで意味がないっつーか、なんでこんなん書いちゃったんだろ。 まあ、今から200年も経てば自国の国の過去もこんな感じで語れるのかね。 でも二ヶ月ぶり近い更新がこれってのはどうなんだろ。 執筆時間も1時間ちょっとだし。