悪徳商法にご用心

(更新日 2021年5月30日)

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悪徳商法?マニアックス

あなたのすぐそばに悪徳商法

悪徳商法?マニアックスでは、 さまざまな悪徳商法の事例や対策が紹介されています。 そのアンダーグラウンドな内容は、かなり読みごたえがあります。 ただし、こういったサイトには、往々にしてデマ情報が混ざっているものです。 どこまでが本当の話なのか分別(ふんべつ)をつけるためにも、まずは、 国民生活センターを読んでから、 悪徳商法マニアックスを読むと良いかと思います。 特に、一人暮しを始めたばかりの初心者は、 双方のサイトに良く目を通して、心構えをしておくことをお勧めします。 このようなスリルとサスペンスに満ちあふれた闇の世界が、 今日明日にも、あなたに降りかかってくるかもしれないのですから。

Google八分

そんな貴重なサイトである悪徳商法マニアックスですが、2004年1月以降、 Googleの検索結果に表示されなくなってしまいました。 悪徳商法マニアックスでやり玉にあげられた某社が、 Googleに抗議したためのようです。 「悪徳商法」と「マニアックス」をキーワードに検索すると、 その辺の経緯を紹介する記事がたくさん引っ掛かりますので、 詳しいことはそちらを読んでください。 おや?検索結果をよく見ると、 悪徳商法マニアックスのホームページはありませんが、 悪徳商法マニアックスの トップページ(?)が出ています。 もしかして、 Google八分になったのは、悪徳商法マニアックス全体ではなく、そのindex.htmlだけってこと?

近頃の悪徳商法

ネット詐欺にご用心

迷惑メールや怪しげなネット広告は無視するのが一番です。 ただし、近年はLine乗っ取り詐欺のように巧妙な罠も増えています。 そのようなネット詐欺に巻き込まれたらどうなるのか、 考えただけでもスリルがありますが、 世の中にはなんと!わざと巻き込まれてみた人がいます。 ロケットニュース の実録シリーズがそれです。 ロケットニュース の検索窓から「実録」で検索してみてください。 実録シリーズの記事は、ネット詐欺の典型的な流れがよい勉強になります。 が、それ以上に記事内容がかなり爆笑もので、結末まで読み手を離しません。

必勝法販売商法にご用心

勝手に送られてくる迷惑メールの中に,しばしば 「パチンコ・パチスロ必勝法を教えます」というメールを見かけます。 「パチンコの打ち子を募集」という求人のパターンもあります。 これらの業者に応募すると,何が起こるのでしょうか。 国民生活センターによると、 悪徳商法に巻き込まれ, 1人当たり平均61万円の被害に合う(2004-2009年の相談事例の平均値)と のことです。 こういう迷惑メールには,最初から関わらないのが身のためですね。

業者に応募したあとの典型的なパターンとしては、 頻繁に電話がかかってきて、まずは, 入会金や登録料の名目でお金を請求され, すぐにエスカレートしていき, 特別年会費などよくわからない名目で何十万円ものお金を請求されるようになります。 業者は言葉巧みに, 「最新攻略法ですぐに元が取れる」と説得するそうです。 利用者が断ろうとすると,「違約金数百万円が発生する」と脅すそうです。 かなり悪徳です。

この手の商法は,迷惑メールだけでなく,雑誌に広告を出している パターンもあります。広告には「無料」とうたっていても, 実体は上記のとおりですので, 興味本位で手を出したりしないようにしましょう。 国民生活センターは, 「悪質商法のなかでも特に被害回復が困難な商法なので絶対に取引しないように」と 呼びかけています。

霊感商法にご用心

郵便受けに、たまに「姓名判断をしませんか」 といったハガキが入っていることがあります。 このハガキに応募すると、何が起こるのでしょうか。 県の消費生活センターによると、霊感商法に巻き込まれるとのことです。 どうやら、試さない方が身のためですね。

ハガキに応募したあとの典型的なパターンとしては、 家に男がやって来て、「画数が良くない。 名前は変えられないから、せめて縁起の良い印鑑を持った方がいい。」 と言って、やたら高価な印鑑を勧めてくれるんだそうな。 さらに祈祷センターに連れていって、 やたら高価な祈祷サービスなんかもやってくれるんだそうな。

法律上は、 「開運印鑑」などの商品を訪問販売で購入した場合には、 8日以内であればクーリングオフできますが、 一方、やってもらった祈祷サービスはクーリングオフできないらしいです。 霊感商法には注意が必要ですね。

味見商法にご用心

家にセールスがやってきました。 「こんにちは。青森から来ました。 おいしいリンゴを味見して、良かったら買ってくれせんか。」 という男。 私が「いらない。」と言うと、態度を豹変させて、 「んじぁ、食うな!!」と捨て台詞を吐いて去っていきました。 これはもう、まともなセールスでないことは明らかです。 もしうっかり味見をしていたら、どのような悪徳商法に巻き込まれたのでしょうか。

ネットを検索すると、ありました、ありました。 おいしいリンゴを味見させ、執拗に高級なリンゴを一箱買わせるのだが、 箱の中身は実は粗悪リンゴ。 購入者が箱をあけて、だまされたと気がついたときには、 業者は立ち去っていて、もう後の祭りという手口。 お値段は一箱5000円だったという話もあります。 また、状況にもよりますが、 消費した食品はクーリングオフの対象外という点を利用していることも狡猾です。 次々に訪問していき、善良な人を数人だますだけで数万円の利益になり、 しかも足もつかまれにくいこの手口は、なかなか悪徳です。

後日,地元新聞の市消費生活センターのコーナーに, 例のリンゴ売りに対する相談が出ました。 やはり,悪徳業者でした。 被害者の談話は下記のようなものでした。

リンゴの訪問販売が家に来て,試食をしました。 値段もはっきり言わないし,味もまずかったので断ったら, 「冷やかしか,買う気がないなら出て来るな!!」などと罵倒されました。
試食したら,味がまずい,のでは売れるわけがありません。 これは脅すための口実だったわけですね。 購入意欲がないことを告げると事例のように脅す事例は, さおだけ屋の引き売りでも発生しているとのことです。

なお,リンゴのような生鮮食品の訪問販売は, かつてはクーリングオフの対象外でしたが, 法改正により2009年12月以降は,クーリングオフの対象です。 とはいえ,行方をくらました悪徳業者から返金を得ることは, 実際問題として不可能ですので, 脅されようとも,とにかくお金を渡さないことが最後の砦です。

マルチ商法にご用心

上記のリンゴと似ている事例ですが、若者のフルーツ売りというマルチ商法が 2014年から流行っているらしいです。