馬単と3連複の高配当性

 JRAが2002年7月から全国で発売開始した馬単(馬番連勝単式)と3連複(馬番3連勝複式)ですが、この2種類の馬券の登場により従来以上に高配当が出やすくなりました。
 ちなみに、両馬券はそれぞれ何を当てればいいのかといいますと、
馬単:1着馬、2着馬の馬番を着順通りに当てる馬券
3連複:1〜3着馬の馬番の組み合わせ(着順は関係なし)を当てる馬券
となっています。馬単は3頭立て以上、3連複は4頭立て以上のレースでの発売です。

 この2つの馬券、一般的には3連複の方が高配当が出やすいといわれており、実際にその様な結果が出ています。しかし馬単の方が高配当になるときも比較的多くあり、常に3連複のほうが高いと言うことは決してありません。さらに、ごく稀にですが、“馬連”のほうが3連複より高かったりもします。

 適当に1つ馬券を買った場合、的中確率はn頭立てレースとして数学的に考えますと、馬単が1/nP2、3連複が1/nC3となり、8頭立てで確率が等しく、それ以下では馬単が、それ以上では3連複が当たりにくくなります。つまり、単純に考えて配当が高くなるということです。
 しかし実際はそんな簡単なものではありません。当然ながら馬券の買い方には偏りができます。それによってオッズの性質もがらっと変わってきます。1頭が人気を独占している場合と、単勝10倍以下がが7頭くらいいる場合とでは特に馬単を中心に全く違う感じになります。

 ここでは馬単と3連複で最高配当が出た回数を中心に集計していきたいとおもいます。私もそこまで暇ではありませんので、阪神と京都のレース(夏季は中京・小倉も。要は関西メイン)に限らせていただきます。本当は牝馬限定戦や距離など、もっと細かく分けてもいいと思うのですが、最も密接に関わってくる頭数だけで分類させていただきます。

2002/11/09からカウント開始 〜8頭 9〜13頭 14〜18頭
馬単 3連複 馬単 3連複 馬単 3連複
最高配当の数 735回-同額1-57回 549回-同額2-711回 755回-同5-1428回
5桁配当(万馬券)の数 11回 8回 185回 257回 517回 764回
6桁配当(十万馬券)の数 0回 0回 12回 20回 49回 106回
3桁配当の数 62回 64回 266回 236回 244回 136回
馬単最高配当 32690円 6790円 546940円 222880円 511190円 67800円
3連複最高配当 19990円 12090円 500780円 929260円 162330円 985800円
馬単最低配当 180円
180円
180円
600円
200円 300円 210円 460円
3連複最低配当 280円 110円 260円
330円
250円
250円
1200円 290円
差額最高時(馬単>3連) 32690円 6790円 546940円 222880円 511190円 67800円
差額最高時(3連>馬単) 810円 10090円 500780円 929260円 162330円 985800円

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