ステイゴールド引退式

2002年1月20日(日)京都競馬場

本馬場にやってきたステイゴールド 引退式当日は、心配されていた天気も何とか持ちこたえ、無事晴天の中での引退式となりました。またこの日は午前中に芝のレースが無く(5レースの障害は芝→ダート)、引退式は絶好のコンディションで行なわれました。ゼッケンは香港ヴァーズの時のもので、帽子も海外で走ったときのものになっています。流石に片目ブリンカーはつけていませんでしたが、メンコはつけていました。鞍上はもちろん武豊騎手です。本当は熊沢さんに乗ってもらいたかったんですけどね。なお実況はオペラ・ドトウの合同引退式に続いて杉本さんでした。スタンドは観客で一杯になっていました。オペラ・ドトウの時よりも多かったかもしれません。(メインの平安ステークスの時にはガラガラになっていました。みんなステイの引退式を見に来ていたんですね)
 パドックの周回は5レース発走前から始まっていたようですが、かなり込み合っておりパドックに行ける状態ではありませんでした。途中でターフビジョンにパドック周回の様子が映し出されました。ステイの応援幕もでていました。

 そしてお昼休みになり、関西のG1本馬場入場の曲が流れる中、本場馬に入ってきたステイゴールド。ゆっくりとゆっくりと4コーナーポケットまで向かっていきました。

豊ガッツポーズ 杉本さんが実況でステイゴールドの気持ちを代弁するなか、ゆっくりと第4コーナー付近まで外ラチ沿いを歩いていきました。途中武騎手がガッツポーズをしたりして、ファンの歓声に答えていました。

最後の疾走 直線の外側をキャンターで駆けていったステイゴールド。速すぎて写真に撮れなかったという人もいたみたいです。最後は杉本さんの「ナンバーワンホース、ステイゴールドです」の実況と共にゴール板を駆け抜けていきました。そのあとはそのまま向こう上面まで行っちゃいました。もっともっと走ってたかったんでしょうね。

 ステイがスタンドの方に帰ってくるまでの間、ターフビジョンにはステイの名場面集(ゴールシーン)が流されていました。その中の最初のレースはあの阿寒湖特別。あとは2着だったG1を4レース全部、優勝した重賞全てが放映されていました。

ゴール板付近をぐるぐると 池江調教師や武豊騎手、山元厩務員、吉田オーナーへの花束贈呈やインタビューのあいだ、ゴール板のあたりをぐるぐると周回していたステイゴールド。二人引きで、もっと走りたかったのかやんちゃなところも見せていました。

 山元厩務員のコメントは感動的なものでした。5年2ヶ月ものあいだ一緒にいたんですからねえ。いなくなるのはファンの何倍も寂しいんでしょう。ところで吉田オーナー(だったと思う)のコメントの中に、「シルバーコレクターというありがたくない称号も・・・」とありました。確かにありがたくないといえばありがたくないのでしょうけど、2着すらとれない馬も一杯いるわけですから、G1という大舞台で4度も2着をとったステイゴールドはやっぱり立派なのでしょう。

記念撮影(拡大写真付) 記念撮影。そのあと杉本さんの「今までで一番大きな拍手をお送りください」の一言とともに、本当に大きな拍手がわきあがりました。そしてステイはターフを後にし、第二の人生を送る北海道門別町富川のブリーダーズスタリオンステーションへと旅だっていきました。順調にいけば2005年には子供達がターフに帰ってきます。初年度の種付け申し込みはすでに120頭を超えていて、最終的には150頭前後を予定しているとのこと。ライバルはたくさん(種牡馬同期だけでもテイエムオペラオー、メイショウドトウ、クロフネ、アグネスタキオンと名馬ばかり)いますが、負けないでがんばってほしいです。そして子供には是非国内のG1制覇を成し遂げてもらいたいものです。


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