≫ジェームズ・ポッター氏

(最初は原作沿いに)

二十代前半でお亡くなりになった(原作には登場しない)主人公の父親。
愛する妻との子が生まれて幸せな時期だったのに。
けれど、それは常に「例のあの人」に脅かされる時間でもあった。
仕事不明。
マージおばさんに無職だと言われていたので、おそらくマグルには理解できない職業だったのだね。
個人的にはダンブルドア主催の対ヴォルデモート組織の一員とか。
あ。でも「秘密の守人」置いて隠遁生活をしている間の収入源不明。
無職…ってのは当たってたのか!?
そして息子一人を残してお亡くなり。
死に様不明。
一瞬で吹っ飛んだのか、重傷でしばらく時間があったのか。
この二つの状況の違いはかなり重要である(何か書くときに)。
できれば後者希望。
家庭内に侵入してきた「例のあの人」の気配を感じ取ったジェームズは、常に傍らに置いていた杖をひっつかんで何も考えずに駆けつける。
「ハリーを!」
と短い叫びをリリーに伝えて、応戦。致命傷。
動けないジェームズの前を静かに「あの人」が通り過ぎていく。
フードの下の表情は見えなかった。 生まれて初めての絶望だったかもしれない。
まだ動けるはず。まだ何か出来るはず。
――そう思いながら意識は消えていく。
最後までこれが最期だと感じることなく…。



………って、いきなりこんな話ですみません。(明るい話Go!)


学生時代はグリフィンドールの首領的存在だった。
監督生ではない。
素行が悪くて(主に悪戯の量と質がずば抜けていて)とてもなれなかった。
性格は…きわめて明るく開放的。
根拠のある楽天家。
時に天然ボケ。
他のあらゆる面では聡いのに、たまーにものすごいボケをかます。
特徴は笑顔。
印象的な笑顔なので、皆の記憶に残る(のでよく笑っているというイメージが定着)。
彼の爽やかな笑顔と、何かたくらんでるときの笑顔の区別が付くのはシリウス達とスネイプだけ(先生方は別)。
人より上に立つことが好きだったわけではないのに、自然とそうなってしまう人物だった。
他人が欲しがるものは、大概本人が望む前に手に入った。
だから、それが無い人が狂おしいほどに自分が持っている何かを欲するということがイマイチ理解できない。
言葉で言われても腑に落ちない。
これはもう、彼のせいではなく仕方のないことなのだが。
知恵と勇気と大胆さ、悪知恵と無茶と無謀を兼ね備えた人間。
ホグワーツという狭い世界の中でなら「完璧」としてまかり通るくらい優秀だった(色んな意味で)。
成績は、ほぼ常にトップ。
次点にレイブンクローの誰か。
三位四位がシリウスとセブルスのどちらか。
十位以内にリーマス。五十位以内にピーター。
勉強はそれなりにしているが、ガリ勉タイプではない。
元々頭がいい上に、要領の良さが加わって主席。
他人に教えるのは上手くない。
我流の学習法を身につけている。
忍びの地図の四人組で仲がよかった。
一年の時に既に「四人組vsスネイプ」という構図ができあがっていた。
シリウスとは悪友。
双子のような2人組。
何かふと思いついたとき、目で合図して即座に実行できることテレパシーの如し。
以心伝心。
お互い相手を大切に思っているというより、もはや空気。
いて当然。
(距離的に)離れていても近くにいるような感覚。
心はいつも側に〜という表現はなんだか微妙だからやめときますが。
リーマスとは仲良し。
気配り屋のリーマスに対してジェームズが少し気を配るという構図だった。
人狼で在ることに対して負い目を感じている彼に、何の含みもなくにっこり笑う。
「友達だから」という言葉を嘘っぽくなく、そして深い意味を込めて言えるのがジェームズという人。
ピーターとつるんでいた。
親分と子分の関係…というか。
ナチュラルに親分肌なジェームズと、それに合わせるのが得意なピーターは自然とよく一緒に動いていた。
で、後の2人は別行動とってたり。
それが二組に分かれるときの一番自然でバランスがいい(これが重要)分け方だと思う。
リリーとは…これはパターン分け多し。
彼女の人物紹介をご参照頂きたい(まだ書いてないけど)。
とりあえず、年下でややしたたかだけど可愛い系のリリーが存在(パターンその1)。
彼女はジェームズがすごく好き。
大人だけど子供っぽいところを持ち続ける人だから、と彼女は言う。
ジェームズとスネイプとは敵同士。
学校公認の敵対関係。
一年の頃から彼らの対立は有名だった。
ジェームズはスネイプが嫌い。
虫が好かない、という言葉そのもの。
深く論理的な理由よりも先に、直感で「こいつは!」と気付いた。
正面切って戦ったときの戦闘能力はジェームズの方が格段に上。
成績も上。
悪知恵、機転、環境適応力、人望などほぼ全てのパラメータはジェームズの方が上回っている。
なのに何故スネイプを叩きのめして再起不能にしなかったのかが気になるところ。
「再起不能にしたらもう次に喧嘩できないじゃん」と本人談。
……仲がいいんだか悪いんだか。
明らかに悪いのだが、ダンブルドアには別の何が見えていた模様。
とりあえず、校長のいけずな提案か何かに向かってハモリで突っ込みをいれる程度には息は合う。
ジェームズの苦手はこの校長。
穏やかな顔して何たくらんでるのかわからない。
そして動いてみれば先の先まで見通した言葉を言う。
流石偉大と言われることだけあるというわけで、校長は無条件に尊敬。
ただし、結構な目にも遭わされたので迂闊に話に乗らないことにしている。
得意科目は飛行学と変身学。
ついでにクィディッチ選手。チェイサー。
シリウスとの華麗で派手なアクロバット飛行(ただし、実用性はそれほどない)が人気。
でも女生徒にもてるのはシリウスのが上。
グリフィンドール内のほど全ての情報とやっかいごとはジェームズのところに集まる、というほど頼りにされているし期待もされている。
それを重荷と感じたことはない…今のところは。


生きていたらダンブルドアのような人になっていたような気がする。



(言い訳)

実を言えば、私はジェームズがわかりません。
参考資料少なすぎです。
なのでこのサイトでは、基本的に彼の人格はスネイプ先生の人格に合わせて成立します(笑)。
というわけで、あとはトーク・ジェースネをご参照ください。
……ところで、色々文章書いてて気が付いたんですが、私の書くジェームズはあまり格好良くありません…むしろ弱…げふげふ。
魔王なジェームズ推奨なのに〜。