≫ビル・ウィーズリー
なんでもそつなくこなす、ウィーズリー家の長男。
私的にはビル兄さんはアーサーに似ていないことにしてます。
けど出来ない。
アーサーとの共通点は家族愛。
で、卒業後。
結構寂しがり屋。
今の生活は、楽しいけれどもやっぱり寂しい。大家族が好きです。
だったら、結婚すればいいのにー。
もてるのに。
いやでも、ビル兄さんには性格美人が似合うと思いますよ。
我が強いウィーズリー家の中で、わりと自分のアイデンティティに疑問を持ってる方。
アーサーなんかは、「長男」なんて、付属属性にすぎないのに。(=完全な趣味人)(てゆーか、アーサーさん長男だっていうのも嘘設定なんだが)
父親は、彼の悩みが理解できているのかどうか。
チャーリーあたりは、兄の不安定性に気付いて、結構声を掛けてます。
モリーさんは「手の掛からない息子」と褒めつつも、やっぱり心配はしてます。
何か父親賛歌になってきたなあ。
微妙に、聡いビルでも見えてない部分はあると思うんですけどね。
「ルシウスマルフォイのしっぽを掴みたいものだ」と独白する父親に、
でも、彼は兄弟の中で最もアーサーを尊敬しているので(特にその前向きな思考回路を。父親として+一個人として)、何も言わない。
あ、でもアーサーって、モリーさんに隠れてビルと話をしているかもしれない。(でも奥さんにはバレバレ)
「なぁ、ルシウス・マルフォイは何故あんなに美人なんだと思う? 40だぞ40。私と同い年。なのにどーして昔のままなんだ?」 ←真顔で
(エンドレス)
………………………父と子の会話じゃない……。(こんな父親は嫌だなあ)(どうしてビルは彼を張り倒さないのだろう)(父親を張り倒すビルはもっと嫌だが)
閑話休題。
………とりあえず、逃走させてください。
なんだか微妙にネガティブな兄。
(自分設定全開)
弟たちを可愛がっていて、妹も大事。
人に迷惑を掛けないという才能に秀でている。
兄弟7人の中で、最もアーサーを尊敬してる。
…その心中は結構複雑だったり。
ひたすら小市民的幸せ(=今日も元気だご飯が美味い、ということ)を追求し、それに確信を持っているアーサーと違って、ビルは自分が人生に何を求めているのかわかりません。
刹那的な快楽は求めたくない。
できれば父親のように仕事と趣味にひたすら生きて、家庭を愛して…とそういう風になりたい。
自分のやりたいことが趣味も仕事もわからない状態。というか、アーサーほど何かに熱中できないタイプ。
年を取れば変わるのかな……と夢見ながら今日も飄々と生きている、と。
家族が最も大事。
暗い時代、そして多感な時期に、長男として育ってしまったので、尚更そう。
父親がいないときは自分が家族を守らなきゃ、と思いながら育った。
それが逆に家族への依存度を深める結果になったりして。
一歩離れてみないとダメかも知れないと思い、家を出てみました。
…いま自分で自分を観察中。
なのにわざわざ遠くエジプトまで行っちゃうあたりが決意の現れだったり。(いろいろ実験的に)
あんまり態度には表さなくとも、家に人が溢れている状態が何より好き。
とか思っても、家族優先主義なので、なかなかお相手が見つかりません。(ガールフレンドくらいはいるでしょうが)
自分より自分の家族を優先してくれる女性じゃないとダメらしいのです。
希望はチャーリーとクィディッチの話に熱中できて、パーシーのお堅い話に付き合えて、双子の悪戯に喜んで、ロンを見落とさずに笑いかけて、ジニーにおしゃれの仕方を教えてあげられる女性。(+当然アーサー・モリーと仲良くできる人)(顔の美醜は関係ない)
……無謀だ。
「長男」という枠から出られない自分に気が付いている。
それはそれでいいけれど、その枠だけが「自分」になってしまうことを恐れている。
ビルにとっては「長男」は主要属性。そのことが漠然と不安。
どっちにしろアーサーには、この問題の解決スキルはありません。
ただ、息子が望むだけ待ってやるつもりです。
彼が結論を出すまで、黙って見守ってくれています。(結局、長男は手間が掛からないままだわ(笑))
パーシーは全然気付いてないけど、ビルにとっては可愛い弟。実は一番無茶をするタイプだと思っている。
双子はビルにもチャーリーにもパーシーにも「分け隔てなく」いたずらを仕掛けるように、あれでも気を遣ってます。「長男だからといって遠慮も躊躇もしない!」というのが彼らの愛。
ロンはビルを神聖視している部分があるので、ちょっと苦手。(というか彼ら、端と端にいるから却って似てるんだよな)。でも、埋もれてしまいがちな彼を引き上げてやるのが自分の役割だとビルは思っている。
ジニーは別格。たった一人の妹。表には出さなくても溺愛に近い。彼女も、兄弟の中で一番ビルに懐いている。
最初の子ですから。一番世話を焼いた子(でも手は掛からなかった)(肩すかし)(「母さん寂しいわ」)。
アーサーは、前述通り見守り体勢。ついでに、雑談のお相手。
父親にとって、家族で唯一、愚痴をこぼせる相手でもある。(モリーさんだと意見対立するから。その点ビルはツッコミを入れるだけ)
うーん、このアーサーはルシウスとどういう関係なんだか。
でも多分、ビルはアーサーが相当ルシウスに入れ込んでるの、気付いてると思うのです。
この入れ込んでるってのは、執着してるって事ですが。
「そう簡単に捕まえられるような相手なら絶対興味なかっただろうなあ…」と心の中で述懐。
あーゆー風に生きられたらいいなあ、と思いつつも自分がそうはなれないことを知っている。
(ちょっと醒めてるから)(それは若さのせいだと彼はまだ信じたい)
休暇中。アーサーの書斎で。二人で。マグル製品を布で磨きながら。
「はぁ…。父さん、僕にはそう見えませんけど」
「何?」
「いや、だから、別に…年相応の中年紳士じゃないですか?」
「そうなんだよ。もう中年だというのに、奴はどーしてあんなに美人なんだと思う? (一度くらい殴ってやりたいんだが、殴れる場所が見あたらないんだよ)」
「………………(どうして僕はそれでもこの人を尊敬しているんだろうねぇ)」
楽しいですね、ウィーズリー家は。
現在ウィーズリー家「変わり者集団」化計画を遂行中なのです。
実際はもっと何か違う人だとは思ってるんです。
とりあえず、五巻が出るまでキャラ考はこのままで。
これがこのサイトの「ビル・ウィーズリー(仮)」設定です。
異色だという自覚は非常にあります…。だからこそ全速力で逃げるっ! (誰から?)