『炬燵』



>>ハリー+リドル

「リドル…コレ何?」
「炬燵」
「これは?」
「蜜柑」
「こっちの妙な色の液体は?」
「それはグリーン・ティーだね。健康にいいんだってさ。一応統計で立証されているそうだよ」
「……何するつもり? (そもそも飲食できないだろ、記憶なんだから)」

「勿論、のんびりと窓から雪でも見るのさ」
「(……意外と風流だ)」
「ああ、あの一面の雪景色が真っ赤に染まったら、さぞや美しいだろうねぇ」
「………………………………(そうだった。こいつはこーゆーやつだった)」

「つーか、僕の部屋にこんなものを持ち込むなーっ!」
「あ。何をするんだ。折角用意したのに」
「物品持ち込み禁止!」
「でも、そもそも僕自身が日記なんだけど?」
「じゃあ出てけ」


(最初からこの二人とは…先が見えたな…)


>>リドル+ミネルバ

「…私、急用を思い付いたの」
「そんな。ゆっくりしていきましょうよ。ほら、お茶もいれました」
「どきなさい。貴方が用意した物を飲むなんて自殺行為だわ」
「逃がしませんよ、先輩。大丈夫。死にはしませんから」
「とっととドアの前から退かないと死んだ方がマシという目に遭わせるわよ?」
「それ、興味ありますね。貴女の考えるところの“死んだ方がマシ”というのはどんな状況なんでしょうか? 是非お話を伺いたいな」
「………………………(この男は…)」


(書き逃げ)


>>ミネルバ+ダンブルドア

「今年はもう少し学校経営に力を入れてくださると嬉しいわね? 学外だけではなく」
「…………………(蜜柑を食べている)(もそもそ)」

「事務職員がいない分、全職員が働くべきですよねぇ…? 学校長とて例外ではございませんわ」
「…………………(どこからか菓子を取り出した)(ごそごそ)」

「―――アルバス。黙ってお茶を飲んでいても誤魔化せませんわよ?」


(仲がいいのか悪いのか)


>>ダンブルドア+ハリー

「のうハリー、今年も一年大変じゃったのう」
「あ、平気です。慣れてますから」
「そうかの? 儂が送った透明マントは役に立っているかな?」
「はい。とても。けど…やっぱ校長先生にはバレてますか…?」
「ふむ。腐っても校長じゃからのう」
「そんな。先生はまだまだお元気じゃないですか。枯れ木も山のにぎわいと言いますし」
「ハリー。そのことわざの使い方は、ちょおっと間違っとるぞ」


(仲はいいんですよ。会話は弾みませんが)


>>ハリー+ロン+ハーマイオニー

「いいわね〜こたつって。あったかくて。冬休みの宿題がはかどるわね」
「…………僕、寒くていい」
「僕も」


(短いなあ)


>>ハーマイオニー+ドラコ

「…なんだろうこれは(不審の目)」
「知らないの? これは日本のこたつっていうのよ。足を入れて暖をとるの」
「動力源は何だ? 魔法か…?」
「知らないの? 猫に決まってるじゃない! 猫がたくさん入ってるからあったかいのよ」


(ハーちゃんは本気です)


>>ドラコ+ハリー

「あ、こたつだ」
「知ってる。猫が入ってるんだろう」
「え……そ、そうだったっけ?」
「なんだ。そんなことも知らないのか?(威張り)」
「そうだっけ…(不審の目)」


(ドラコは騙されてます)


>>ハリー+ジェームズ+リリー+三人組

「やぁ。いいもんだねぇ。こたつってのは」
「そうね。一家団欒って感じね」
「おやハリー。こっちはダメだよ。ママのところまで行きなさい」
「ハリー。良い子ね。じゃあもう一度パパのところまで這っていけるかな?」
「はいはい。いらっしゃい。じゃあママのところへ戻ろうね」
「お疲れさまハリー。さーて、もう一度パパのところまで行ってみよう」

「―――お前ら。たらい回しにすんなよ!可哀相じゃないか!」


「「あ。いたのシリウス」」


「…見事に躱されたね」
「そもそも子供を食卓の上に乗せちゃダメだよ」


(最後のピーターが一番良識派です)


>>三人組+ジェームズ

「お。杖だして何をするんだ?」
「いや、こたつから猫が出てきたら面白いかと思って」
「あ、にゃあにゃあでてくる。わき出てくる。これはちょっと愉快だね」
「何アホなこと考えてんだよ!どうせ出すなら犬だろ犬!」
「そういう問題かなあ…?」


(やっぱりピーターが一番良識派です)


>>ジェームズ+セブルス

「よっし。炬燵、蜜柑、緑茶! これが日本の冬季の標準装備だよ!」
「だよ、じゃないだろう!? 何故私の部屋にこんなもっさりしたものを持ち込むんだ!?」
「えー? だって僕の部屋狭いんだもん」
「狭い!? 普段から整理整頓を心掛けないから荒れているだけだろーが! 去れ」
「いやだよ。僕ここで年越しするって決めたんだもん」
「私は許可しない!」
「君の許可なんて知ったことか」 ←ジャイアニズム
「………きっさま〜」
「あと必要なのはテレヴィジョンかな。日本の魔法界は年末に歌で戦うそうなんだ。きっと凄い魔法が飛び交うんだろうねえ」
「出て行けっ!」
「お。それをちゃぶ台返しというそうだよ」


(―――ごめんなさい)


>>セブルス+ハリー

「あ、先生お茶お願いしまーす」
「お前は…。なにゆえ私が生徒に茶を入れなければならんのだ…」
「立っているものは親でも使わなければならないって、先祖代々の教えなんです!」
「お前の家に家訓などないだろーがッ」


(ここの二人は意外と仲が良さそうだ)


>>ハリー+ハグリッド+ハーマイオニー+ロン

「はーぐりっど。あけましておめでとー」
「やあやあ。みんな、おめでとさん。さあさ、入っとくれ」
「あ、これこたつね。やっぱり猫が入ってるの?」
「いいや。もうちいっと大きいもんが入っとるが」

「………ハーマイオニー、ハグリッド。炬燵は、生き物で暖めるものじゃないと思うんだけど……」

「え? そんなこと無いわよ。前に見たジパング辞典にちゃんと書いてあったもの」
「うわっ。何これ!? 熱いよ! 何入れたのハグリッド!?」
「おお、待て待てロン。ちゃんとこのドラゴン革のブーツを履いてからでないと、足が溶けちまうぞ」
「あら。掘り炬燵なのね! 古風で素晴らしいわ!」

「……………………違う。絶っ対に何かおかしいよ………」


(ハリーは基本的にツッコミです)


>>ロン+ドラコ

「ふう。外は寒かったな」
「あ、ちょっと性悪スリザリン。僕の隣に座るなよ!」
「お前こそ正面に座るな!」
「……………(警戒中)」
「……………(警戒中。しょうがないから対角線上に座ってみる)」
「……………(蜜柑を食べている)」
「…………おい、足があたってるぞ」
「当てるなよ!」
「それはこっちの台詞だ!」
「……………(警戒中)」
「……………(警戒中)」


(微妙だな。この二人は)


>>ドラコ+ナルシッサ+ルシウス

「昨今はどうにも魔法省が煩わしいこと(お茶を飲む)」
「この御時世だからな。明日大臣に会いに行ってこよう。あの煩い男も少しは口を慎んでいただかないとな(お茶を飲む)」
「ではついでに夜の闇横町で、例の香草を買ってきてくださいまし。先刻入荷したと連絡がありましたから(お茶を飲む)」
「あぁ、覚えておこう(お茶を飲む)」
「そういえば、わたくし、明日から二ヶ月ほど北欧へ行って参りますわ(お茶をくむ)」
「あちらの者と連絡が取れたのかね? それは助かる。是非ともよろしく伝えてくれ(お茶を飲む)」


「………(この人達、テーブルでもこたつでも会話変わんないんだなぁ)」


(ドラコが会話に入れない家庭だったり)


>>ルシウス+アーサー

「大体いまの魔法省ときたら―――(ぐちぐち)」
「あ、蜜柑剥けたよ。食う? (さらっと聞き流しつつ)」
「(前略)現状把握自体が遅れている(中略)であるからして、魔法界を担うものとしての義務とは(後略)」


「………なんで俺が蜜柑剥いてるんだろ(ぼそり)」
「それはだな。寒くて私が手を出したくないからだ」
「はいはい。俺が剥くから。だから喰え」
「食べてやらんこともないぞ」

「お前いちいち偉そうなんだよ」
「偉そうじゃない。偉いんだ」
「………いいから喰え」


(ルシウスに炬燵は似合わない。というか、マルフォイ家に似合わない。ウィーズリー家はそうでもない)


>>アーサー+モリー

「アーサー。三階のあの部屋のことだけど」
「え? なに?」

「そろそろフレッドとジョージも大きくなったし、二人で一部屋、あそこをあげたらどうかしら?」
「……しかし、モリー母さんや。二人だけ三階だなんて嫌がるかもしれないよ」

「何言ってるの。あの子達は喜び勇んで自分たちの部屋で悪巧みをするのでしょうよ(溜息)」
「そ、それなら尚更…いまのままでいいじゃないか」

「アーサー。貴方はあの部屋に置いてあるガラクタを捨てたくないだけでしょう?」
「モリーなんて事を! 例えあの部屋をフレッドとジョージに渡したって、私のコレクションを捨てていいわけがないだろう!?」

「納屋に移すのなら保存を許してあげます」
「………温情ありがたく頂戴いたします……(ここっておれの家じゃないのか…?)」


(立場弱いよなあ、アーサー)


>>モリー+ジニー

「ねぇねぇ。お母さんとお父さんって、どっちが告白したの?」
「あらあら、おませさんね。お目当ての彼と何かあったの?」
「ううん。でも、ねえ聞いて。秘密の部屋の中のハリーってとっても格好良かったの!」
「ええ、あの子は良い子よね。うちの子になってくれると嬉しいわね。頑張って」
「え…ええと/// その、お父さんって昔は格好良かった?」
「そうねえ。どうだったかしら?」
「えーと…? どっちから告白したの?」
「……どうだったかしら……?」


(完全に忘れられてます。「昔は」って娘も結構言うよなあ。まあ、そんなもんなんだろうけど)


>>ジニー+フレッド+ジョージ

「やあや、お姫様。いらっしゃい。今(売りさばくための)写真の整理してたんだけど」
「君の王子様の写真はいるかい?」
「フレッド!ジョージ! 本当? くれるの!?」
「勿論さハニー」
「当然だよダーリン」
「きゃあ。見せて見せて」

「これはクィディッチの練習中にブラッジャーに吹っ飛ばされたシーン」
「これは授業中に居眠りしてるシーン」
「これはスネイプに怒られながらも怨みがましく睨み上げてるシーン」
「これは風呂で滑って転んだシーン」


「………最後のだけください」


「流石!」
「僕らの妹だね!」


(いいのかそれで…)


>>フレッド+ジョージ+パーシー

「フレッド聞いてくれ! 僕はとうとう発明に成功した!」
「よしジョージ。華々しく発表だ!」
「じゃーん、これが猫の溢れてくるこたつです!」
「遠くジパングから伝わる冬の必需品! もちろん猫も、三毛とトラとぶちの三点セット!」
「今ならお値段もお手頃!」
「1980(いちきゅっぱ)シックル!」


「―――お前ら! 五月蠅い! 仕事の邪魔をするな! ジニーに嘘を教えるな!」

「あーダメじゃんパーシー。そこで拍手してくれなきゃ」
「そうそう。「わぁ。こんなお安くていいんですか?」って言ってくれなきゃ」
「役に立たないねパース」
「今時サクラくらいできないと出世できないぞ」

「…う、嘘を付くな嘘を」 ←ちょっと動揺


(双子は最凶だと思う)


>>パーシー+チャーリー+ビル

「………父さん、今夜も仕事かねえ。(お茶を飲みながら)」

「ずるいよ。僕を無理矢理帰宅させといてさ。おかげで家で書類整理くらいしか出来ないじゃないか」
「パースは本当に細々した仕事が好きだよな。(蜜柑を食べながら)」
「僕はチャーリー兄さんみたいに大雑把に生きてないからね」
「お前が細かすぎるんじゃないのか?」

「…父さん帰ってこないかな〜」

「あ、なんかドラゴンに関する書類とかある?」
「あるよ、実はキプロスに交配種のドラゴンが―――あ!でも駄目だよ。見せないからね。国家機密なんだから」
「パースが扱える国家機密じゃたかが知れてるなあ」
「そんなことはない。魔法省の仕事に重要じゃないものなんてないんだよ!」

「……あーひまー、折角帰ってきたのに父さんに会えないなんて」


「――五月蠅いよビル」
「――さっきから鬱陶しいよ」


「アーサー。弟たちが冷たいよ〜」


(ビルはアーサーファンだったり)


>>ビル+ハリー

「お兄さんって格好いいですね」
「あはははは。ありがとう」

「どうして髪を伸ばしてるんですか?」
「うーん? 願掛けかな」

「どうしてイヤリングをしてるんですか?」
「うん。ここらへんにツボがあるんだよね」

「どうして銀行員をしてるんですか?」
「インディー・ジョーンズって知ってる?」


「………(格好いい、のかな?)」


(ハリー、さらっと流しすぎです)


>>ハリー+シリウス

「ハリー。お茶はいるかい?」
「あ、自分で入れますから」
「蜜柑は?」
「あ、うん。自分で剥きますから」
「お菓子もあるからな」
「ありがとうシリウス」
「…………………」
「………………あの、ご飯食べます? 僕作れるんですよ」
「作ってくれるのかい!?」
「あ、それじゃあちょっと台所に」
「……………(それはそれで寂しい)」


(二人とも距離感を測ってます。てゆーか、書いてて悲しい…今回一番悲しい話だった)


>>シリウス+リーマス+セブルス

「出てけ貴様!」
「うっせえ。俺足が長いから当たって当然だろう!?」
「自分で言うな!自分で!」
「こんにゃろう。これでも食らえ! (蜜柑を投げる)」
「ふ。その程度の運動神経で何をしようと言うのだ。(避ける)」


「ふたりともーたべものを粗末にするとぼくかみつくよー(菓子を食いながら)」


(三人とも正月なので酒入ってます)


>>セブルス+リリー

「聞いてよセブルス。ジェームズってば「君って女っぽくないんだよね」とか言うのよ! 失礼極まりないと思わない!?」
「それを言うなら私などは、「読書マニアなのに目がいいなんて信じられない」と言われたぞ」
「無神経なのよ」
「全面的に賛成だな。ついでに言えば、致命的に不器用だしな」
「なのに成績はいいのよね。サギだわ。あ、お茶をもう一杯いかが?」
「頂こう。それからこれは先月の話だが―――」


(仲良しなんですよ。この二人。時々Jの愚痴大会を開催)


>>番外1:真の家族の会話

「………………」
「……………」
「………………」
「………………」
「…………ロジエール、明日の予定だが」
「………ええ、全て順調です我が君。きちんと明日には魔法省は吹っ飛びます」
「そうか」
「そうです」
「……………………」
「……………………」


(うわっ平和だ…。間違ってるよこれ…)


>>番外2:職員室

「だから、どうして理解しないのですか。炬燵の側面積と、人物の体積・表面積から考えれば、全員が入れはしないことは分かりきっているでしょう!?」
「そうね、セブルス。それでは年功序列と云うことで」
「わしが一番じゃのう」
「………(こーゆー時だけ年齢を強調するのだよな、この爺さん達は)」


(会話には参加していませんが、背後には職員全員が控えていたり)


>>番外3:かつての職員室

「あのねえ」
「なーに」
「こたつって室町時代に発明されたらしいんだよね」
「……それは何処の国の年表だ?」 
「ジパングですね。まぁ、極東の目立たない国だから知らなくて当然かもしれません。…でも、だとすると、今ここにあるものは?」
「何なんだろうね」
「ちょっと待て。そこのお気楽男。笑って誤魔化す気か?」
「いやいや。まあ、偉大な魔法使いたるもの、時くらい操れなくてどうしますか」
「そんな魔法ってあったかしら?」
「偉大の名の下に何でも許されると思ったら大間違いです」
「同感だな」

「それはさておき、だねぇ」
「誤魔化しが下手ですね。少しはサラザールを見習ったら如何です?」
「ロウェナ。そういうことは本人のいないところで言うべきだと思うが」
「えぇ? それはおかしいですよ。本人がいないところで嫌味を言っても仕方がないでしょう?」
「これは失礼。嫌味にしては鋭さがないものだから。気付けなくてすまなかった(笑顔)」
「構いませんよ。貴方は痛みに鈍感な人ですからね(笑顔)」


「仲いいわよねぇ。あの人達」
「……あのさー。俺の話聞いてくれる?」
「いいわよ。あの二人の喧嘩が終わるまで、暇だし」
「いや、わりと大事な話なんだけどなあ」
「だからこそ、あの二人のいない間に決めてしまうべきね。チャンスよ」
「なるほど…」


(人格がまだふらついてる彼等。けれどしかし…まずいな。誰かに似ている…)


>>番外4:ラスボス決戦

「ところでヴォルデモート卿」
「…リドルだよ」
「うん? ヴォルデモート卿じゃろう?」
「違うよ。よく見ろ老いぼれ爺さん。このネクタイ、この制服。まだ僕は卒業してないし、親殺しもしてないんだよ。だからヴォルデモート卿って呼ぶな。許可しない!」
「うむ。わかった。ところでヴォルデモート卿」
「……………………(ぼけてんのかこのジジイ)」
「何を怒っているんじゃね、ヴォルデモート卿」
「―――――――(はっ。違った。わざとだ。わざとに決まってる。僕としたことが見落とすなんて!)」


(日記リドルさんとダンブルドアの会話)


>>番外5:本来の主人公達

「おいグリフィンドール。さっきはよくも騙してくれたな!」
「は? 何の話だよマルフォイ」
「猫のことでしょ。馬鹿じゃないの? 信じる方がおかしいよ(やっと話をまともに聞いてくれる相手が見つかった…)」
「騙す方が悪いに決まってるだろう!」
「うっわ。スリザリンの口からそんな言葉を聞く日が来るとはね」
「言ってて恥ずかしくない?」
「黙れポッターにおまけのウィーズリー、こうしてやる!」 →喧嘩中


「あ〜あ。この本間違ってたのね…」
「でも…ハーマイオニー。猫がいっぱいのこたつも、その、可愛いよね」
「ありがと、ネビル。ネビルも猫が好き? クルックシャンクスを抱いてみる?」
「あ…うん。(でもその猫はちょっと怖いな…)」


(これでお終い。あまり落ちておりませんが)