『余談』


「セブルスー。新しい子が来たんだって?」

「な……どっからわいたお前っ!」

「細かいこと気にしないでよ〜。あ、やっぱ黒猫なんだ。似合うよね、君に」

「おい…勝手に触るな」

「うん、可愛い☆」

「こ、こら! 首根っこを掴むなっ持ち上げるなっ………ってあああああ!」

「おお人懐こい。コーディーはなかなか触らせてくれなかったもんなあ」

「…むしろその方がよかった…(ボソ)」

「いいじゃなーい。僕気にいられたみたいね。えーと、女の子?」

「オスだ」

「そりゃいいや。僕が名前を付けてあげよう」

「――――何故そうなる!?」

「君の名前はジェームズだよ〜」

「お前…………私に動物虐待をさせる気か………?(真顔)」

「………………………するの?」

「その名前だと自信がない(きっぱり)」

「しょうがないな〜。じゃあジャーヴィスで」

「名字はペンデルトンか? で、イニシャルはJPということなんだな? そうなんだな? (怒)」

「よく知ってるね〜。実は乱読でしょ君」

「ほっとけ」

「よしよし。ジャーヴィス。僕が名付け親だからね〜覚えててね〜また遊びに来るからセブルスの秘密とか探っておいてね〜」

「妙なことを頼むな! それと人のペットと勝手に親交を深めるな! ジャーヴィスは僕のだぞ!」

「―――それだ!」

「………はい?」

「やっぱ名前ジェームズにしとけばよかったのに。そしたら今のセリフは〜」

「……………………………」 ←無言で蹴り