■西方漫遊戦記■
〜予告2 出発前日 2004年1月13日〜
東南アジア方面へ出かける日が前日に迫ってきた。
いつも大体そうだが、こういう時に思うことは、
いきたくない
なんで行くんだろう!?
それに対し
「じゃあ行くなよ!!」
と言う至極まっとうなつっこみがなされた時、返答のしようがない。
(タイについては様子が分かっているから全く問題ないけど)
しかし、いざ出発してしまうと半分はそういう気持ちが消えて
現地について一定時間たつと
「なんだ余裕じゃん」
と、今までとはうって変わった態度になる厚かましい自分がサイコーです!と思ったりする事もある。
そして、荷物の内容とパッキングを検討。
今回は今まで必ず持っていった一眼レフカメラをやめてデジカメを2つもっていくことに決めた。
しかし国によってはカメラ、PC等の「高価な電気製品」などにはうるさく、2台目からは贈答品や転売目的とみなされ課税される可能性があるので、
片方のデジカメにMP3プレイヤーの機能がある事に着目。 それに入国時イヤホンとリモコンを巻きつける事にした。
なんか言われたら 「ヘッドホンステレオ」と言い張って 税関をスムーズに通る事を狙ったものなのである。
これは「生活の知恵」とも言うべきものでセコくなんかはないのである。
係員になんか言われた時点で「スムーズ」とは言えないのであるが、気にしない事にしよう。
とりあえず面倒な所は基本的に通関(税関を通る)であり、大体「入国審査」の方は問題ない。
査証(ビザ)などの必要な書類があれば問題なく、そして主要国はほとんど査証免除であり
「日本国パスポート」が「水戸黄門」の印籠のごとく威力を発揮するのである。
やっぱり面倒なのは、話は戻って荷物の検査となるのだ。
通常ならよほど挙動不審でない限り調べられる事はない。
しかし最近はテロの問題もあるし、それとは別に国によっては「高価な電気製品」に神経質な事が多いと言うのもある。
当然一番良いのは荷物検査をされない可能性を上げる事なのだ。
やましい事がなくても、荷物検査は面倒で時間がかかるし場所によっては不愉快な思いをする事になる。
そして、それには妙案があると言うのだ。「かわいいぬいぐるみ」等をバッグの入り口に入れておくとあまり調べられないらしい。
そういうものを持っている者がテロや犯罪を起こすようには見えないと判断されるのである。自分の荷物とすぐ判別出来ると言う利点もある。
しかしそれには欠点もあった。
余計な荷物を削って出来る限り荷物の重量、容積を小さくする事を考えると、ぬいぐるみは邪魔になるのである。
そこで天才的な閃きが走った。
ようは軽量で場所をとらなくて、犯罪者には見えないような装飾で自分の荷物だと判別しやすいという条件を整えればいいのだ。
思いついた事はゲー○ーズで売っているデジコのタグをつけることだ。 とてもこういう物をつける者が犯罪者っぽくはないし
自分の荷物だと明瞭に一発で分かるのだ。
そしてちょっとした行動用に使うデイパックの方にはラ・ビ・アン・ローズのタグをつけてみた。
一部のスキも無い素晴らしいアイデアである。
それどころか、他の欧米人旅行者などと一緒になった時に
「オー、これニホンのキャラクターね!ジョニー見てみな!」(ジョニーって誰だ)
「ワンダホー!ワタシ、ジャパニメーションスキネ!」
と言う具合に国際親善にも役立つかもしれない。
もちろん日本が誤解されると言うリスクも伴うが、ものは試しである。
さて、今回持っていくノートPCもあえて くたびれたデイパック に入れる事にしているのでカムフラージュはばっちりである。
もちろん全部盗まれたら意味が無いが、ちゃんと保険も加入済みである。(旅行保険付クレジットカード)
さて大体準備は整ったと思う。
いつも細かい物を必ず一つ忘れ物をするのであるが、いつもなんとかなってしまうので大丈夫だろう。
では今度こそ遥か遠い大地に思いを馳せて!
でもあやしい商人とのバトルの日々かも
-RETURN-
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