■ 西方漫遊戦記 ■

〜タイ⇒ネパール〜



翌日に予定通りインド大使館でビザを受け取る。
飛行機が次の日の便だから予定通りで一安心。

そして22日のネパールへの出発当日。昼前の便なので朝早くに空港に行かなくては。
面倒なのでタクシーを使うとしよう。
一応各ホテルにタクシーを呼ぶサービス等もあるが 正直いって表通りに行けばすぐ拾える。

バンコクには、 物を投げれば必ずタクシーに当たるくらい タクシーが多いのだ。

予定通りタクシーを拾うと、朝7時なのでいくら世界的に渋滞で有名なバンコクでも大丈夫だろうと思い一般道で行く事にした。


・・・が

走って5秒で渋滞にはまりました。

なによりも、道路は普通に流れていたように見えたのになぜすぐに渋滞にはまる!?

これは世界の七不思議に認定したいくらいだ。


これではいつ空港に到着するか分からない。
よって結論は簡単。運ちゃんに通行料渡して、

「ハイ、高速乗ってね」

すぐにUターンして高速に乗るとあっと言う間に到着した。
そりゃ140km/hで走れば早い タクシーなのに。

今日はネパールカトマンズ行きの飛行機に乗るわけであるが、搭乗手続き等を済ますと、バンコクから成田までの帰りの便の 「予約再確認」をして貰うべく 「エアインディア」の窓口 へ向かう。

9時から17時までと言う事なのでもうすぐ開くだろう



・・・


9時10分前 誰も来ない、開く様子なし


9時ジャスト 相変わらず誰も来ない、開かない。


9時10分過ぎ やっぱり誰も来ない



全くやるきなし!


こうして普通に出国手続きを終え、無事カトマンズへ向けて旅立つ事になったのだ。



バンコクからカトマンズまでは3時間
搭乗中のタイ航空 B777は順調に飛び続け、ヒマラヤの山々が見えてくると着陸態勢に入る。

カトマンズの空港は3方を高い山に囲まれ、山の間を縫うように空港まで辿りつかなくてはならない。
更に条件の都合上速度も通常より高く維持しないといけない等、難易度の高さで有名だ。

< 実際に10年前、パイロットが方向を間違え山に激突し、乗客乗員全員死亡と言う痛ましい事故があった。

確かそれもタイ航空だったような・・・
それでも一応無事に到着した。
そして当機はゲートに連結・・・と言いたい・・・

しかしゲートなんて贅沢な物は存在しません。

いや、もっと贅沢なのかもしれない。敷地の真ん中に駐機し直に下りる事により、 飛行機降りた瞬間からヒマラヤの大自然を満喫出来るように配慮されると言う素晴らしい環境なのです。

もちろんそんなはずはありませんが

カトマンズのトリブアン国際空港の第一印象は

窓から見た空港の風景



飛行機の似合わない空港。

そして次の日すぐにインドへ出発するため、トランジット用のビザを現地で取得し無事入国審査を済ませたのだった。