■西方漫遊戦記■
〜バンコクその2〜
この日はまず在バンコクのインド大使館に向かう事から始まった。
行き先の一つのインドはビザを取る必要があるのだ。
とりあえず「トゥクトゥク」の運ちゃんにインド大使館まで幾らか交渉してみる。
運ちゃん 「ハイ600バーツ(1800円弱)ネ!」
自分 「そりゃ遠いのは分かるけど、いくらなんでもふっかけすぎ」
結局他の運ちゃんに聞いてみたりしたところ300バーツが相場になっているようなのでそれで妥協。
明らかにタクシーに比べると3倍だ
しかも危険度も3倍
じゃあ何故これにしたかと言うと
久しぶりに乗ってみたかっただけなのである。
「さて出発」、と言う時に運ちゃんは地図を指差し
運ちゃん 「ここの旅行会社でビザの手配が出来るよ!」
自分 「いやインド大使館に行きたいんだけど」
運ちゃん 「ホテルの手配も出来るよ」
これを何度も繰り返し
自分 「いいから早く直行してよ」
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旅行会社に客を運ぶとリベートが貰えたりするので、よくそういうのを向こうは薦められるのだが、自分は一日の早くビザを取りたいし、
相手の薦めにいちいちのっていたら東南アジアでは 自分の意思で行動する事が不可能 となってしまうので直行指令。
ビザの申請は午前中までなので時間も迫ってきたし。
しかし一度走りだせば速い。明らかに他のトゥクトゥクよりも速く走っているし、タクシー等もどんどん追い抜く・・・
ってか飛ばしすぎ
こっちはバイクにオマケがついただけの様な代物、なので車と接触したら100%負けるに決まってる。
はっきり言って厳しい安全基準に乗っ取った日本のジェットコースター等は全く怖くない。
しかしこっちは、安全が保障されていない分、遥かに怖い。
でも日本で味わえないスリルを楽しみながらインド大使館へ到着。
しかし、大使館にすでにかなり大勢の人が・・
順番待ちの整理券を取るが既にかなり後の方に・・・
しかも数字の進むのが遅い。窓口の職員の作業の様子を見ると明らかにマイペースで遅い
このままでは明らかに営業時間(?)には間に合わない
てかキリキリ進めんかい、インド大使館の職員よ!
それでも一応整理券を受け取った人の場合、営業時間を過ぎても受け付けると判明したので一安心。
結果的に、営業時間を30分過ぎた2時間半待ちで自分の番になったのだけど
非情にも書き直し命令を食らい
結局所要3時間で辛うじて手続き完了 、ビザの発給は1月21日(申し込みは15日) ・・・・
おそっ! さすがはインドだな!
仕方ないので、ここは開き直ってタイでまったりするとしよう。
とりあえず大使館へ出向いたその足でインド、ネパール方面のバンコク発券の航空券を買いに、 日本でおなじみの格安航空券専門店のHISバンコク支店へ。
希望は往路バンコク→カルカッタ(インド)、復路カトマンズ(ネパール)→バンコク である。
しかし 希望に沿った便は全て満席 という またしても先行き不安の状況の中、色々捜して貰って 辛うじてバンコク-カトマンズ(ネパール)の往復航空券に決定。
出発日はインドビザ発給の翌日22日にして貰った。
それでも行きはインドから入りたかったので、カトマンズ(ネパール)→カルカッタ(インド)への片道航空券を聞いたところ、インドの少しマイナーな航空会社の為すぐに結果が出ないため、この結果は翌日に持ち越しに・・・
さてどうなるのか!?
ていうか前もって予定立てとけば、簡単な航空券を安くとれたのにね!
(しかし、かなり長い時間航空券の手配に付き合ってくれたタイ人の係員様に本当に感謝です)
そして今日のところは大人しく引き下がる事にして、宿泊先を街中の便利な場所にあるホテルに場所を移す。
ちょっと値段は張るが(2400円)日本のシティホテルなどとも大差が無い作りのホテルである。
部屋やユニットバス共にかなり広い上に、清潔に保たれている。少なくともタイの一般生活レベルの施設と比べれば別世界のものである。
浴槽の栓が壊れていて水が貯められない
と言うのはご愛嬌と言うものなのだろう。
航空券の結果は翌日なのだ。
まずは結構疲れたから寝る!
-RETURN-
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