■西方漫遊戦記■

〜バンコク〜


 

空港から市内までは20`程離れているのでエアポートバスを使う事になる。

エアポートバス乗り場に行くとバンコクの有名安宿街「カオサンロード」行きのバスがちょうど発車するところだったので乗ることにした。

「ビジネスクラス」に乗った直後に安宿街行きと言うのもまたオツなものだろう。

 

満席かと思われたところに更に3人欧米人が乗車し、乗務員は本来客の乗る場所では無い運転席横の空間に誘導した。

急ブレーキがかかっただけで確実に大怪我を負える様な微妙な場所に誘導するところがグッドである。

そうこうしてるうちにカオサンへ向けてバスは発車した・・・

 

ここの前のスペースに更に3人加わる事に・・・

バス自体は外国人向けの高い料金設定(といっても280円くらい)になっているため、エアコンの効いたしっかりしたもので、通行料が高くて地元の人が使わない高速道路も使う。

 

さて、一応知らない人の為に「カオサンロード」について解説すると、簡単に言えば世界の旅行者、バックパッカーが集まる超有名安宿街である。バンコク自体世界中から旅行者が集まる都市であるが、この「カオサンロード」には色々なタイプの宿から食べ物屋、旅行会社、あやしい屋台までなんでも揃っているのである。

世界の中心街と言えば、ウォールストリートでも東京やロンドンの証券取引所でも無い。カオサンこそが世界の中心なのである。

 

バスは高速を降りて、いかにもバンコクらしい屋台のあふれる混沌とした町並みを渋滞に阻まれながら縫うように走り続けて行くのであった。

この日本ではありえない光景を見てワクワクする。昨日まで「イキタクナーイ」とか思っていたのが嘘のようである。

そしてバスはウォールストリートをしのぐ世界の中心地「カオサンロード」に到着したのであった。

 

 

世界の中心地「カオサンロード」

この時、同じ便でバンコク入りをしていた日本人バックパッカーと雑談しながら過ごしていたのであるが、良い安宿があると言う事で行ってみたが、旧正月の時期の為か軒並み満員であった。それぞれ別々の場所へ行く為そのまま分かれた。 自分はあくまでも便利な中心街が良かったので、まだ空室があったちょっと高め(1200円くらい)の宿にした。

これだとテレビもエアコンも付いている。もっともテレビは全部タイ語なので何を言ってるかさっぱりわからんけど。

次の日はインド大使館へ行ってビザの申請をしなければいけないので町歩きも程ほどに済ませゆっくり寝るとしよう。

 

ちょっと騒々しい・・・

 

て言うかいつもお祭り騒ぎ状態だったりする

 

それでも深夜3時過ぎまで騒々しかったのが嘘のように早朝は静まりかえっていたのである。

しかし、朝が来れば今日はあまりのんびりしては居られない。

午前中以内にインド大使館へ行ってビザ申請の手続きをしなければならないのだ。


 

 

-RETURN-