■ 西方漫遊戦記 ■

〜混沌の国から〜



飛行機のシートベルト着用の点灯すると街の灯りが見えて来た。

この綺麗な夜景の中に混沌の世界が広がっているのか・・・

街が見えればすぐに着陸し、搭乗口にもすぐ到着する。
1300万人の都市だけあってさすがに大きい。しかしそれだけの規模の国際空港でありながら 汚い のはこれも 「仕様」 なのだろう。

と言うか国際空港が汚いのは初めて。

さすがだな インド!


入国審査自体はビザや帰りの航空券(ネパールからだけど)等必要書類は持っているのですんなり行った。
さて問題はこれからだ。
いよいよ国際エリアから混沌の世界(インド国内)に足を踏み入れるわけだ。

そこへ思わぬ助け舟が。たまたまインドに数回来た事のあるアメリカ人が同じ便に乗っていて街までのタクシーを シェアする事になって、ぼったくられて高額な金額請求されるどころか、安全に半額で行ける事になったのだ。

一応空港からは正式な窓口から「プリペイドタクシー」と呼ばれるタクシーの券を買い、 定額で市内まで 行ける事になっている だが、どのタクシー乗っても共通なのは


こちらが一人だと舐められ


インド初めてだと、カモに認定


と言う 憂き目 にあるのであるが、それらは全てクリア。
車が走り出せばじっくり町を眺める余裕も出てくる。
そのカルカッタの第一印象はやっぱり 予想通り混沌の町


なんか牛が普通に街中を歩いているし

ホームレスが中央分離帯の上で寝ていたり

道路には車線なんて無くて隙間があれば入って来る状態。

譲り合いとか考える方が間違い。


そもそもそんな言葉が存在するのだろうか?


それにどの車もクラクションならしすぎ!

とにかくどの車も事あるごとにクラクションを鳴らし、人によっては鳴らしっぱなしだったり、 町中が非常にうるさい。
日本で 10年かけて鳴らしている分を

3分で鳴らし終えている気がしてならない。

もしくは、普段から鳴らしぱなしの状態にしておいて、鳴らさない時だけスイッチを押せば いい仕様にすればいいのでは?と思ってしまうくらいである。

そうして順調に外国人旅行者定番の宿泊地「サダルストリート」に到着する。
同乗したアメリカ人とは行き先が違うのでここで別々になり、本日の宿泊先を探す事にしよう。

「Hilton Hotel」そっくりのロゴデザインの「Silton Hotel」

が気になるがそれはとばして、  他も満室だったし、少し高めの各国都市に存在する「Astoria ホテル」(1500円)にした。
結局ここも偽者っぽかったのは 「仕様」 なのでしょう。

さすがインド・・・