いっき

 

機種 FC    ジャンル アクションの様なもの   メーカー名  サン電子        

 

  このゲームは、農民が悪代官に対して百姓一揆を起こすアクションゲームであるはずなのですが、肝心の一揆を起こす者はたった一人、もしくは二人です。

 一揆とは大勢集まって支配者等に対して武装蜂起する事であり、ここでは一騎、又は一気なのでしょうか? 恐らく

 

主人公「一揆を起こすぜ、協力しろ、コラァ!」

村人「誰がするか、ボンクラ!!」

と言う感じであったのでしょう。 協力者はいない様で、どちらにしろ単身で敵陣に乗り込む無謀さ勇気には実に恐れいります。 また悪代官の放つ敵兵が忍者と言う時点でもなにか壊れています。

  こうして主人公達(主人公の名前忘れた)は多勢に無勢の状態で一揆(?)にのぞみます。 しかし、主人公達には強い武器があるのです!  この武器とは攻撃ボタンを押すと自動的に敵をめがけて鎌が飛んで行くと言うもの、つまり江戸時代(恐らく)にして

 動照準自動追尾式最新鋭鎌と言う現代兵器も真っ青な武器で武装をしているのデス。

 これなら多数の忍者も怖くはない! ほぼ単独の状態で一揆(仮)望む理由が分かろうと言うもの!

 

主人公「オラオラオラァー! 死ねやコラァ!!」

この心強い武器により敵を次々とたおす主人公。

 そこへパワーアップアイテムの竹槍が現れた。「せっかくだから、俺はこの竹槍を選ぶぜ!」

こうして○○は竹槍を手に入れた・・・・・・しかし、最大の欠点は、

 このパワーアップアイテムをとるとパワーダウンする事です。

 今まで「最新兵器」で武装して遠隔攻撃が出来たのに、竹槍により攻撃範囲は近くだけになり、しかも上しか攻撃出来ないのは明らかなパワーダウンです。何を考えてこの様なものをパワーアップアイテムに設定したかは永遠の謎です。

  こうしてゲームを進めて行くわけですが、ではステージクリアの条件とはなんでしょうか?やはり悪代官の手先の中ボスの様なものを倒す事でしょうか?

 しかし、そんな高度なクリア条件(?)であるはずはなく、マップ上に落ちている小判を集める事です。悪代官の横暴に対抗して一揆(仮)を起こした筈なのに、思いっきり私利私欲に走っているようです。 どうやら、主人公達の悪代官に対抗する理由は、違うようです。

イメージとしては

 

主人公「ひゃーははは、やっぱり人生金ありゃ天国じゃー!!」

と言った感じデス。

 誰も協力してくれなかった理由がこれで良く分かります。

  この先、う○ちんぐスタイルでおむすびをキャッチする、いかれたユニークなボーナスステージ 、城のステージに現れる電波系の腰元の存在などはク○ゲー度を大いに、盛り上げてくれます。 これらは、うけを狙っているようには見えますが、全くうけていなかったという記憶があります。 

 


 「いっき」はファミコン時代からゲームをしていた多くの人が知っている、いわば避けては通れないゲームと言えましょうか? 基本的にはそこそこ楽しめたゲームではあります・・・・が、これは昔、借りてプレイしたものですが、

自分で買っていたならやっぱり後悔していたと思います。