デスクリムゾン2 −メラニートの祭壇−
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機種 DC ジャンル ガンシューティング メーカー エコールソフト
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これは、あの伝説のクソゲー超魔王「デスクリムゾン」の続編である。(タイトル見れば分かるって) そんな事から大きな期待を受けて登場したデス2であるが、一般的な評価は意外にも”まともなゲーム”と言う事であった。 確かにゲームそのものの出来はかなりよくなってる、しかしそれでもメーカー側の確信犯的なネタから、ただのツッコミネタまでエコールテイスト満載である。
前作との変更点 ・敵の空間転移能力が無くなった。 以前、敵は目の前にテレポートして登場しては消えていったが、今回はその能力は失った様でクリーチャー達は退化してしまったようだ。
・民間人「佐藤」の空間転移能力と高速スライド能力が無くなった。 前作では民間人でありながら空間転移能力を持ち、人間の状態を保ったまま進化したと思われる「佐藤」であったが、退化してしまったようである。 そしてサファール遺跡で高速で蟹歩きをして越前の前に姿を表す「佐藤」であったがその能力も失ったようである。 しかし撃たれた時の、あのやる気の無い投げやりな「オーノー」ボイスは前作と全く同じ。これは確信犯?
・進化する銃「クリムゾン」の退化。
水上歩行が出来なくなった。 前作のイズキット川ステージでは、クリムゾンの力により水上歩行をして見せたコンバット越前であったが(どう見ても水上歩行している様にしか見えない)、今回は出来なくなっている。残念! 高速移動が出来なくなった。 前作のアッシムの館ステージの砂漠上でクリムゾンに力により高速移動をしていたが(どう見ても人間の走る速さでは無い)、今回は出来なくなっている。残念! 空中浮遊が出来なくなった。 同じくアッシムの館ステージの岩場付近でクリムゾンの力により空中浮遊をしていたが(どう見ても空中浮遊しているようにしか見えない)、今回は出来なくなっている。残念! この様に素晴らしい能力があったクリムゾンであったが、その力は全て失われてしまった。非常に残念だ!
この「デス2」では物語にそってゲームを進めて行けるストーリーモードがあり、これにより、前作で闇に包まれていた謎が多く解明されるのだ。 しかしそれよりも多くの謎が出来るのが欠点ではある。 それにしても「デス2」のCDケースの裏には、「あの狂気がここに完全復活」って書いてあるけど、確かに前作はゲームの出来自体が狂気だった。 そしてソフトをセットすると、エコールロゴが現れる。前作ではとばせないエコールロゴとして散々こけにされたが、今回もとばせない! 確信犯? ストーリーモードを始めると、コンバット越前の声でナレーションが始まる。 前作では越前の声が、傭兵には似合わない甲高い声で、 しかも、しゃべり方が「小学校の学芸会をイメージさせる演技」であったが、これが越前の持ち味であると開き直られたようだ。もの凄く不自然な日本語の発音で喋るし。やっぱり確信犯? しかし冒頭の「こんな夜は、命を落とす奴が多い」の”こんな夜”ってどういう夜?
そしてナレーションとオープニングムービーが終わったあと、アップテンポなOPムービーとはうって変わって寂れたヨーロッパの下町のシーンに変わる。(個人的にはこういう雰囲気結構好きだったりする) そして今回の主人公「八並康」(Code name: ハチコウ)の登場だ。 ハチコウ「なんだこの看板はぁ?」 (ただの看板やがな) ハチコウ「ローゼンバーグクリニック?面白そうだな、せっかくだから入ってみるか」 これは完全に確信犯! しかし「せっかくだからで」精神科に入るハチコウ君も始めから飛ばしています。 しかも、用事が宿を紹介して欲しいってのもなかなか。 ヨーロッパの町には必ずと言って良い程、案内所があってそこで宿の手配はしてもらえるものであるが、ハチコウ君は、世界をまわるカメラマンであるからそれ位の事は知っているはずなので、そこをあえて精神科医に頼むとは、かなり変わった方法が好みのようです。 ちなみにこの八並康君の好きな食べ物は、ダチョウのステーキ そして、ダメージボイスは 「やりやがったな!」「上等だぜ!」「いってー」等 コンバット越前の後継者にふさわしいキャラクターデス。
物語自体は独特の雰囲気で進んで行き、ゲーム自体の出来はなかなか良いようです。 銃の効果音が貧弱だとか、操作性が変で真っ直ぐ歩けないとかの問題はありますが。 ラスボスよりも途中の中ボスのバーミヤの方が遙かに強いような気も・・・ 民間人「佐藤」は、「女佐藤」もいるのにボイスは全く同じ「オーノー」なのは何故? まぁ前作は、ムササビのボイスも「オーノー」だった事を考えればかなりまし!?
そして、ラストは「なんだこのエンディングはぁ!?」「くっそー」「やりやがったな!」となる事うけおい。 ネタバレになるので細かい事は言わないが、気になる人は、せっかくだから、とにかくやってみようぜぇ! これについては、今までユーザーに散々叩かれたからその仕返しだと言う説もあるようだ。 ここまでは、「ストーリーも雰囲気も全体的なバランスも結構良いんじゃないか?」と思っていた。しかしこのエンディングで、このゲームを発売している会社が「エコール」であると言う現実に引き戻されました。 でも、一般人の感覚での期待を裏切ると言う方向で、クリムゾナーの期待を「エコール」は裏切らないようデス。流石!
その後に流れるのは「STUFF」ロール(STAFFロールではない) 前回さんざんつっこまれながらも、あえてそうした所は完全に確信犯!? それともなにか他に隠れたメッセージでもあるのだろうか? (ちなみに”STUFF”は基本的には、材料、がらくた等の意味であり、「社員を物扱いしているのでは?」とか「デスクリムゾン=がらくた、と自ら認めている」等と言う数々のつっこみがあった)
結局、結構まともな出来といわれながらもツッコミどころが絶えないなんて、やっぱり「エコール」は偉大デス! そこには確信犯的なネタが多数、いや、ユーザーおもいだからこそのファンサービスなのでしょう。 どちらにしても全てにつっこみを入れてたらキリが無い! それでも、このゲームの世界観そのものや、各所に漂うエコールテイストは気に入っているので是非とも続編を出して欲しいものデス。 それに他と同じ事をしても仕方無いと言う発想から、 他のメーカーが実行する勇気が無い試みまで実行してしまう姿勢は素晴らしい! (でも”あれ”で続編出さなかったら問題だな) エコール、根性出せよ!
そしてデスクリムゾンは新たなる伝説へ
このシリーズは今後どうなるのか・・・ STUFFの意気込みは・・・ 真鍋社長の動向は・・・ そして見事デスクリムゾン3は発売されるのか・・・ はたまた、無惨にも企画倒れに終わるのか・・・
全ての謎が解き明かされる最終章へと続く (続きません) |