商品券は倒産しても半額は戻って来る！

以下の内容は，Y!掲示板の私の投稿から続くスレッドの内容をもとにしたものです。やはりこのことはあまり知られていないようなので，まとめておくことにします

百貨店などが発行する商品券について，国民生活センターが相談事例として以下のような衝撃の事実（！）を公開しています

発行元の百貨店が倒産した場合，その商品券は使えなくなりますが，所定の手続きを財務局で行えば，額面の半額程度現金で戻って来るのだそうです。リンク先に詳細な解説があるので，話はこれで終わりなのですが，それだけではあんまりなので（笑）以下，簡単に補足を

「前払式証票の規制等に関する法律」では商品券を発行する際には供託金を出さないといけないことになっていて，それが還付金の原資になるらしい。ということで商品券の発行は届け出が必要なのでしょう。
「商品券」には鉄道の回数券などは含まれない
当然のことながら，無届けで発行されている商品券については，発行元が倒産すれば紙くずにしかなりません。2004年に大阪で，10%のプレミアがついた無届けの商品券を大量に発行した上で倒産した（計画倒産だった疑いもあった）スーパーマーケットがあり，被害額は相当なものだったとか

デパートの経営破綻といえば，そごうの話になってしまうのですが，私の記憶ではそごうで発行された商品券が利用できなくなったということはなかったと思います。ここの場合は，別の会社に営業譲渡した上で，倒産したため営業自体は継続されていたこともあって，利用できない期間が発生しなかったものと思われますが，実際どうだったのかは知りません。

2007.02.14公開/2008.02.09更新

HOME