チューリヒ
Zurich
 ZH チューリヒ州チューリヒ州

  ■ チューリヒに向かう

 ツェルンからチューリヒまでは、途中一部の未開通の区間があるものの、高速14線でおよそ70kmの距離で、2時間もあれば余裕をもって到着できる。ホテルの朝食を終え、8時半にチェック・アウトする。今回の旅も、チューリヒまでの最後のドライブになってしまった。ルツェルン市内の高速は、地下道内を走るが、やがて地上に顔を出し、爽やかな郊外の道を快適に進んで行く。スイスの高速道路は特に料金所はないのだが、けっして無料ではなく、このレンタカーの前面ウインドウ左上には、年間使用料金支払い済の 「ヴィニェット」 と呼ばれる丸いステッカーが貼り付けてある。料金未払いが見つかると、高額な罰金を請求されるらしい。およそ1時間半ほどで、美しいチューリヒ湖畔にあるビュルクリ (Burkli Pl.) 広場に到着した。

   グロースミュンスター(大聖堂)

 イス最大の都市チューリッヒは、人口およそ36万人で、大都市圏を含めると100万人の大都市である。スイス国内のサービス業、工業、金融の中心地的機能を持っており、ロンドン、パリ、フランクフルトと並び、欧州の先進的な金融4都市の一つともなっている。この街の湖畔にある、美しいチューリヒ湖から流れるリマト (Limmat) 川 周囲には、街の再開発を免れ、何世紀にもわたって存続している建造学的に価値のある建物が広範囲に残っている。チューリヒのシンボルともなっている双子の塔の、グロースミュンスター(大聖堂)や、その対岸にあるフラウミュンスター (聖母聖堂)、聖ペーター教会、などを見て回る。【写真1.2・3】

   クローテン空港で車を返す

 の北の郊外にあるチューリヒ・クローテン空港 (Flughafen Zurich-Kloten) は市内から北へ伸びる高速2号線に乗ると、およそ10キロほどで到着した。レンタカーに最後の給油をしてやる。借りたときと同じ状態にして返すのである。こんな無機質な車でも、お別れは一寸センチになる。「無事に良く走ってくれたよね!・・」 と言いながら、そっとボデイを撫ぜてやった。かみさんがそれを眺め思わず微笑む。今回の 「気ままなドライブの旅」 もいよいよ終盤である。成田直行フライトJL418は、14:30発の出発で、およそ2時間ほどの余裕があり、かみさんは最後のお土産探しに余念がない。この空港へは2ヶ月前に、緊急出張で来たばかりで、空港内のヒルトン・ホテルから約1週間スイス航空へ通った。その時この旅の話しておいたので、空港支店へ立ち寄って挨拶をする。

  ■ 機内食の「ざるそば」がうまい

 刻に出発したJL418は、晴天の大空へぐんぐん上昇を続ける。、機内アナウンスで腕時計を日本時間にリセットをすると、もう気分は成田である。やがて配られた機内食の 「ざるそば」 がやけに美味しい。 「やはり日本食はいいねー・・」 などと思わずかみさんに話してしまう。成田到着は翌朝の08:50、キャビン・ウインドウから見る素晴らしい雲海が、徐々に綺麗な夕日に変わり、右翼の前縁もオレンジ色に染まってきた。聞き慣れたボーイング747-300の、単調なプラット アンド フォイットニー製のJT9Dエンジン音を聞きながら、これから成田まで、およそ12時間のフライトが続くのである。【写真4・5】

5、夕日の雲海を飛ぶJL418便


1、聖ペーター教会


2、グロースミュンスター(大聖堂)



3、フラウミュンスター(聖母聖堂)



チューリヒから成田直行便JL418/14:30発に乗り離陸
       4、日本航空・成田直行JL418便


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