■ シュピーツ城 (Schloss Spiez)
スイスの中央部に位置するシュピーツは、ベルン州トゥーン湖の南岸、ニーセン山の麓にある人口11,000人の町で、周囲はブドウ畑の丘に囲まれた湖畔の景勝地で、スイスでも指折りのリゾート地である。国道を走りながら車窓からトゥーン湖を眺めると、湖畔の入り江の、小高い丘の上に建つシュピーツ城と、ロマネスクの教会の屋根が、美しいトゥーン湖畔と見事にマッチして素晴らしい景観を見せてくれる。城塞として、また権力の象徴として1614年に建城された中世の城も、今ではシュピーツの町のシンボルとして、あまりにも有名になり、この地を訪れる観光客が絶えない。
【写真1・2・3】
■ シュピーツで急きょ泊まる
スイスの首都ベルンの観光を終えて次の目的地ベルナーオーバーラントに向う途中、トゥーン (Thun) 湖に見えた素敵な湖畔、シュピーツ (Spiez)
で急きょ宿泊することにした。このままグリンデルワルトへ行くより、この美しい湖畔に泊まりたくなったのである。ところが宿がなかなか取れず2軒が満員で断られ、やっと3軒目でシュピーツ城の目の前にあるホテルがOKとなった。なんとホテルの目の前がトゥーン湖で、ヨットハーバーがすぐ前に見える場所だった。かみさんがすっかり気に入ってしまって大喜び。アサインされた2階の部屋からの眺めがまた最高で、休憩後さっそく二人で付近を探索する。「気ままな旅」
はこれがあるから面白い。【写真4・5】
■ 付近を散歩する
湖畔のほとりのブドウ畑に囲まれた小さなシュピーツ城は、一番古い部分は11世紀のもので、お城に続く庭園は、美しい花々で飾られとても綺麗な場所である。場内は美術館としてルネッサンス様式の部屋や、初期バロック様式のホールなどが公開されている。またすぐ近くにある、およそ1000年前に建てられた初期ロマネスクの教会では、定期コンサートが開催されているようであった。二人で湖畔を散歩しながら、ビデオ撮影をしたり、記念写真を撮る。かみさんが
「こんな素敵な場所にロング・ステイしながらスイスに住めたら最高ね・・!」 と話し掛ける。まったく同感で 長年連れ添っていると、価値観や考えることまで同じになっているようで、思わず微笑んでしまった。【写真3・4・5】 |
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1、 シュピーツの町と トゥーン湖
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2、シュピーツ城と教会
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3、 シュピーツ城
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4、トゥーン湖をバックに
■シュピーツ観光局
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