![]() ![]() モニメントバレー |
![]() グランドサークル走行距離 983マイル/ 1,574km (315km/Day) ● 表示距離は宿泊地間を示しています。(1.6km/マイル) ● 地名をクリックすると写真と解説が現れます。 << 旅のプラン表 >> |
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ザイオン国立公園 (英語) AVIS レンタカー フラミンゴ・ラスベガス(HOTEL) (英語) バーバーリーコースト(HOTEL) (英語) ナイトショー"O"予約 (英語・日本語) |
「ランス・バートン」の予約 (英語・日本語) シーニック航空(エアー・ツアー) (日本語) グランド・キャニオン国立公園のロッジ予約 (英語) モニュメントバレーのロッジの予約 (日本語) ベストウエスタン(モーテルの予約) (日本語) MapQuest (ドライブ・マップ) (英語) ルート66 |
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アメリカの地図を広げ、ユタ州とアリゾナ州の州境にあるレイクパウエルを中心に、半径230km の円を描くと10の国立公園、19の国立モニュメントや州立公園が集中する「グランドサークル」と呼ばれるエリアがあります。 中心となる「レイクパウエル」は、グランド・キャニオンを流れるコロラド川を、グレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam) によって塞き止めて出来た世界第二位の人工湖で、そのエリアをぐる〜と周遊するコースを 「グランド・サークル・ドライブコース」 と呼び、アメリカらしい巨大な湖や河、そして砂漠から山脈まで、あらゆる大自然が展開するエリアとして、年間を通じ多くの人達が訪れています。 車のほかには交通手段のないこの地方は、今でも人の手のまったく入っていない太古のままの景観が残っており、日本航空のラスベガス直行便が飛ぶようになった5年ほど前に、何時かは走って見たいコースとして このドライブをプランニングをしたことがあり、長い間暖めていた場所だったのです。 2003年 9月急にかみさんから 「何処か旅行に行きたいわ〜・・・」と言い出しました。 ちょうど仕事のスケジュールも都合が良く、成田から週3便のラスベガス直行便に合わせ、早速「グランド・サークル」 ドライブの準備に取り掛かりました。 まず航空券の申請、レンタカーやホテルの手配、ドライブ・ルートの調査、国際運転免許証取得、ベガスでのナイトショーの予約など慌ただしい2週間があっという間に過ぎ、出発の9月16日までにはなんとか準備が整いましたが「モニュメントバレーロッジ」だけがどうしても取れません。普通は2〜3ヶ月前から準備に取り掛かるのですが、こんなに短期間でプランニングしたのは初めてで、出発直前までNet予約を試みましたがキャンセルの部屋はなく、代替のモーテールを押さえて出発することになりました。 ![]()
ラスベガスから 「グランド・サークル」 をドライブする場合、アーチーズ国立公園などを含んだ大きく回るコースがありますが、計算すると走行距離がとても長く、忍耐を要する苦痛のドライブとなりそうで、旅行日程などを考慮して上記のマップのように主要な見所を効率よく走る「内回りコース」をプランニングしました。 それでも全走行距離が1,574kmとなり、東名/名神の東京-大阪間がおよそ500kmですから1往復半も走ることになります。 1日平均走行距離の 315kmは、東京-名古屋間を毎日走る計算となりアメリカ大陸の広さを実感します。 かみさんには 「フランクフルトからジュネーブまで走った時のように結構走るからね・・」 とだけ伝えておきましたが、地図を見ただけでは東京-大阪間を1往復半も走るとは考えられません。 はじめにグランド・キャニオンに向う左回りのコースは、途中で「I-40」などのインターステート・ハイウエイも走りますが一般道路走行も多く、走行距離も274マイル(439km)と、今回のコースでは最も長い区間となりました。 途中の休憩も含めるとおよそ5〜6時間も掛かるため、レンタカーは2000ccクラスのミデアムを選択しました。 コースの周遊方向によって初めにグランド・キャニオンを見るか、最後に残しておくべきかは意見が分かれる所ですが、国定公園にはそれぞれ特徴があり、あまり深刻に考える必要はありません。 今回は予約が難しいと言われていたグランド・キャニオン国立公園内にある宿、ヤバパイ・ロッジ(Yavapai Lodge)にキャンセルがあったのか?タイミング良くNet予約ができたため、その日程に合わせて左回りコースとなりました。 ただラスベガス到着後に直接向うのは、時差ボケで睡眠不足の状態で長時間ドライブすることになるため、ラスベガスで一泊し翌朝に出発できるよう配慮しました。 ![]()
今回の「グランド・サークル」ドライブでは、下記の7つのエリアを周遊します。 1、ラスベガス 荒涼とした砂漠の大地のなかに、突如として現れる不夜城の街 「ラスベガス」 は、艶やかなネオンが一晩中輝き、毎晩繰り広げられる華やかなナイトショーやエンターテーメントで、カジノだけでなく世界中の人々を魅了する街に大きく変化しようとしています。 テーマ・ホテルのアトラクションやレストラン、ショッピングモール、息をのむような素晴らしい夜景、ハイテク・アーケードの 「フリーモント・ストリート」など見所には事欠かない街で、ラスベガス到着日の1泊と 「グランド・サークル」 ドライブ終わったあと、週3便の成田行きに合わせて2泊しました。 グランド・サークルの大自然に対し、まったく異なる超近代的な街ラスベガスの組み合わせは、心配したほどの違和感もなく、むしろその対象の組み合わせによって、それぞれの特徴とその良さを満喫することができました。
![]() 2、グランド・キャニオン国立公園(世界遺産) コロラド・リバーの雄大な流れが、20億年もの時間をかけ大地を削って作り上げた、壮大なる大渓谷グランドキャニオンは、東京大阪間に相当する全長約450キロという大スケールの渓谷で、世界を代表する大自然の造形美を造りあげました。 イーストリムの絶壁からの眺めは息をのむような感動があり、大自然の雄大さに全てを忘れてしまいます。 念願のグランド・キャニオン公園内のロッジに宿泊できたことで、待望だった夕日に沈むサンセットの景観や、早朝5時半に起きて眺めたサンライズとともに変化するグランド・キャニオンの素晴らしい景観を堪能できました。
![]() 3、モニュメントバレー ユタとアリゾナの州境に、紺碧の青空に向って立つテーブル状の岩山モニュメントバレーは、大西部劇で有名な荒涼とした風景が最大の魅力で、これぞ大西部だと感じさせる景観があります。 有名なジョン・フォード監督作品の 「駅馬車」「アパッチの砦」 など、数多くの映画やCMに使われてきたモニュメントバレーは、アメリカ西部を代表する風景として我々の印象に強く残っており、あの西部劇は此処で撮ったのか・・・と懐かしく思い出させてくれました。 普通はモニュメントバレーを走る周遊道は、オフロードのため現地ツアーに参加して、ジープなどで回る場合が多いのですが、そのままレンタカーを使って周りました。 道は思ったいたより凸凹は少なく、自分達の好きな場所で停車し、ビデオや写真を撮りまくりました。 かみさんも改めて亭主の 「ドライビング・テクニック」 に目を細めていましたが、昔良く走ったオフロードと比較すれば、こんな道は全く問題ではありませんでした。(^^)
![]() 4、レイク・パウエル 1963年に完成した全米2位の広大なる人造湖レイク・パウエルは、グランド・キャニオン渓谷を流れるコロラド川をせき止めたグレン・キャニオンダムによって造られたもので、ダム完成後17年間かかって満水になったと言われています。 レイク・パウエルは周囲が3,000キロにも及ぶ複雑な入り江に、静かな湖面が広がり、岩と赤茶けた荒野の中を延々と走った後で眺めると、オアシスに到着したような気分となりました。 ここには 「アンテロープ・キャニオン」 と呼ばれる幻想的で不思議な渓谷の洞窟?があり、キャメラマンなら1度は訪れたい人気のスポットです。 州による時差を忘れて到着が早過ぎ、11:30出発の現地ツアーに2時間も待って参加しました。(^^) 今回のドライブでは、時差の他にサマータイム採用の州と、していない州があり、正確な時間にはいつも悩まされました。 さすがにアメリカは広いですね。
![]() 5、ブライス・キャニオン 断崖と無数の岩の尖塔群が連なって立つブライス・キャニオン国立公園は南北に連なり、公園内を縦断する道路から各ビューポイント簡単にアクセスできるため、効率よくレンタカーで周遊できました。 このブライス・キャニオンの特徴は、風雨が長い時間をかけて大地を浸食して作り上げた1,000本に及ぶ尖塔群で、岩壁に降った雨が大地のカルシュウムなどを溶かし出来たもので、その風景は古代人が造った神殿のようにも見え、光線によってさまざまにその表情を変える不思議な景観が堪能できました。 この尖塔群の間を歩くトレイルには幾つものコースがありますが、その中から3つのコースを4時間ほど掛けて歩き、想い出に残る残る素晴らしいトレッキングとなりました。
![]() 6、ザイオン国立公園 壮大なスケールで渓谷に沿ってそそり立つ大岩壁がザイオン国立公園の特徴で、長い時間をかけて造り上げた、壮大なる大自然の芸術品で、見所の中心はザイオン・キャニオン、ビジターセンターの裏手に見える標高2,380メートルの大岩壁 「ウエスト・テンプル」 をはじめ、シーニック・ドライブに沿って現れる標高1,436メートルの「エメラルド・プール」、青空に突き出す岩峰 「エンジェルス・ランディング」 など、ザイオン国立公園を代表する巨岩や岩壁が次々と現れます。 公園内では一般車両は進入禁止のため、ビジターセンター駐車場にレンタカーを置いて、無料シャトルバスに乗り換えて観光しました。 知らない国の方々とご一緒に回るのもまた新鮮な感じです。
![]() 7、バレー・オブ・ファイヤー州立公園 ラスベガスから最も近い位置にあるこの公園の特徴は、名前のように燃えるような赤色の大地と、数々の不思議な形の奇岩が続く場所で、およそ1500万年前から堆積、隆起、侵食による地殻変動の結果生まれたもので、公園東西を縦断するNV-169に沿って次々と点在しています。 当初この場所は計画には入れてなかったのですが、「グランド・サークル」 ドライブが終わり、ラスベガスに帰ったあとの翌日、時間に余裕ができたため新たに計画したドライブコースで、この公園内を見ながら更に奥に進んで、フーバーダムで出来た全米一の人造湖「レイク・ミード」の北端を訪れ、ラスベガスまでの道を周遊して帰りしました。
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ラスベガス・マッキャラン国際空港は羽田空港と似ており、全米約70都市を結び1日780便もある国内線が主要の巨大空港で、国内線は巨大な「第1ターミナル」、日本航空などの国際線は可愛い「第2ターミナル」に到着します。 レンタカーカウンターは第2ターミナルにはないため、入国審査・税関を通過した後、第2ターミナル前から出発する無料シャトルバスに乗って「第1ターミナル」へ移動します。 (第2ターミナル前には各社のレンタカーバスも循環しており、このバスに乗っても行けます) 第2ターミナルでは、「Rent-a-Car」の標識に沿って1F「バゲージ・クレーム」付近に行くと、各社のレンタカーのカウンターに到着できます。 予約した際に届いた予約確認書、国際運転免許証、国内運転免許証、それにクレジットカードの4点を提出すると、任意保険に加入するか聞かれますので、下記を参考にして契約する保険欄にイニシャルだけのサインをすれば手続きが終ります。(我が家の場合は、LDWだけ加入しました) 契約書類のコピーと簡単なマップの入ったファイルを受け取り、中央の付近にあるシャトルバス乗場からAVIS、Hertzなどの会社名が描かれたレンタカーバスに乗り、カウンターで受け取った書類1式を運転手に手渡して駐車位置番号を知らせると、第2ターミナルの東側にある、広大なレンタカー専用パーキングまで移動して、順番に車の位置まで連れて行ってくれます。 駐車番号と車のナンバーが書類と一致していることを確認したあと荷物を積込み、軽く外周をチェックし傷や凹みなどがないことを確認します。 カウンターではキーが渡して呉れなかったのですが、AVISでは後部トランクの鍵穴に入っていました。 このパーキング・エリアのゲートを出る際には、ゲート係員が契約書類の確認をします。 窓を開けようとしたのですがスイッチが分からず中々窓が開きません。(笑) 結局ドアを開けて手渡すと、ゲートのおばさんが笑いながら 「このスイッチよ・・・」 と教わってしまい二人で大笑いしました。 早速窓の開け方が必要となりますのでしっかり確認しておきましょう。(^^) ![]()
通常大手のレンタカーには対人・対物の自動車損害賠償保険は基本料金に含まれており、任意で加入する保険には大きく分けて下記3つのものがあります。 1、車両損害保障制度 (LDW またはCDW) LDW (Loss Damege Waiver) CDW (Collision Damage Waiver) レンタル中の車両の損害(盗難、紛失、破損)に対し、損害額負担を全額免除される もので、厳密に言えば保険ではなく保障制度です。 (● これはできるだけ加入することをお奨めします) 2、搭乗者傷害保険 (PAI)、携行品保険(PECまたはPEP) PAI (Personal Accident Insurance) 契約者も含め、搭乗者全員を対象に、レンタカーの事故により負傷した場合に適用 される傷害保険です。 PEC (Personal Effects Coverage) PEP (Personal Effects Protection) レンタカー使用時の、携行品の盗難、破損による損害に対し、現金以外が保障され 契約者と同行の第一親族と同居家族が対象で、同行の友人などは対象外となります。 PAIとPEC/PEPはワンセット契約となり、片方だけの契約はできません。 この保険は 海外旅行傷害保険やクレジットカードに付帯している保険でもカバーされる場合があり 二重加入しないよう良く確認しましょう。 3、追加自動車損害賠償保険 (LIS) LIS (Liability Insurance Supplement) 基本料金に含まれる対人・対物の自動車損害賠償保険の保障限度額を、更に増額し $1,000,000 に引き上げたものです。 ![]()
ラスベガスの巨大ホテルには、駐車場から部屋までのアクセスがとても悪く、中には30分以上も掛かるホテルもあると言われ、レンタカー利用の場合にはその点にも注意が必要です。 ホテルの駐車場では、一番近くて便利な位置は指定車両専用エリアとなっていますが、それ以外のエリアなら何処に置いてもOKで、ラスベガスのホテルではカジノに来て貰うためにどのホテルでも無料です。 今回のホテルは、ラスベガス大全の「地理的条件で選ぶ ホテルベスト10」に紹介されていた「フラミンゴ・ラスベガス」(FLAMINGO LAS VEGAS)と、「バーバリーコースト」(BARBARY COAST) にNet予約を入れ、到着日の1泊と、グランドサークル・ドライブ終了後に2泊しました。 これらのホテルは、ラスベガスの中心と言われている 「4コーナー」 のすぐ前にあって、色々なショーを見るにはとても便利なホテルで、特に 「フラミンゴ」 はとても経済的でした。 いままでのドライブの宿は、予約なしでモーテルを使いながら移動しておりましたが、今回のルートでは国立公園の近くのため宿泊施設が少なく、従来から良く利用していたワールド・ネットの「ベスト・ウエスタン」(BEST WESTERN)をNet予約しておきました。 ベスト・ウエスタンのモーテルは、ロケーション、建物、設備など、全てに渡って安心できるお薦めのモーテルです。 |