「お前は性格が良すぎる。それにもっとガッツが欲しい。」と先生(中村広師)によく言われます。確かにその通りで、後ろから声をかけられて進路を譲ってしまったことも何度もありました。デビューして1年半も勝てなかったのは、そんな性格が騎手としてはマイナスだったのかも知れません。そろそろ10年目、心を鬼にしたいけどできるかなぁ・・・。レースは多頭数よりも少頭数のがいいし、ゆったり流れる障害戦で追い込み馬に乗れたらいい勝負が出来ると思う。 |
周囲の人たちから出遅れないように注意されるけど長身で、重心が高いから同じようにスタートしても目立つみたい。クセの悪い馬や下級条件馬に乗ることが多いから余計だね。少しでも重心を低くしてフォームが崩れないように心がけている。得意なレースパターンは追い込み。テン乗りで重賞初挑戦、初勝利をあげたニシノイブも直線一気の追い込みだった。もっと重賞に騎乗したいし、海外にも遠征してみたい。 |
初勝利を飾ったハギジョーだね。3,4番手から直線一気に抜け出したレースで、背の高い自分に”上体を起こすな”とコーチしてくれたのが印象深いです。 |
初勝利をプレゼントしてくれたハギジョーだね。デビューして2年目の秋まで一勝も出来ない状況だった。そんなときおハチが回ってきたのがこの馬。ゲートが悪くて誰も乗りたがらなかったからでもあったが・・・。それだけに余程感動的だったのだろう、ゴールした瞬間、自然に涙があふれて止まらなかったのを覚えている。 |