物欲伍長最終章「NT7000Proロードテスト」編
(2004年1月編集、諸事情のため再編集後2004年9月公開)


名機であった、LatitudeD600。
左ヒンジ部が破損し、まともに画面が立たなくなったため、年末が近いため修理をせずにあえて事情を知る友人に売却した。そして、これまでいろいろ溜め込んどいた資金と売却資金(まだ完全に受け取ってないわけなのだが)をすべてつぎ込み、次世代のノートPCを購入することにした。

今回はそんなLatitudeD600の後継マシンとして購入した、エプソンダイレクト「NT7000Pro」のレビューである。

なお、今回は初期納品機が初期不良品だったので、新品交換品を手配し、交換している。

<そもそものきっかけ>
「そんなにあのダークブラックの筐体は、君をトリコにしたのかい?」
そういわれても仕方がない。価格こそ正義だからである。このNT7000Pro、なんと標準構成の価格は148,000円。はっきり言って安すぎである。しかもPentium-MとM-RADEON9600という取り合わせでだ。
実は、この発表の数週間前、HPからnc6000という同一スペックのノートが米国で発売された。2スピンドルで、14.1インチ液晶を搭載しながら2.4キロという重さで、なおかつSXGA+などという恐ろしいまでのスペックを持っている。
それだけに、このノートが国内販売されれば、購入の検討になるのではないかということだった。
発売されたのは、廉価も廉価。一番スペックの低いモデルで、これでは購入するには値しない。SXGA+がない限り14インチ以上のノートを持っている意味が少なからずないからだ。(変なプライドあるからねえ)
そんな時Latitudeのヒンジが壊れ、まともに液晶が立たなくなってしまった。すでに12月も10日を過ぎ、DELLにTELしたところ、年内の修理は難しいかもしれませんとのことであった。
どうしても、年内にノートを必要としていた俺は、少なからず吟味を始めた。その同時期、発表されたノートがこのNT7000Proだったわけである。
通常、例年通りに今年も年末のノート購入をするという予定はまったくなかったが、使い物にならない(液晶がたたないのはノートとしては案外致命的)ため、急遽購入することとなった。幸い、いろいろなところから資金を回収できる見込みがつき、なんと20万ぐらいまでならOKであるとの試算がでた。
そこで、来年の4月〜5月に発売されるであろうDothan搭載ノートや新機軸のノートはあきらめ、そこでも十分現役で使えるようなノートの購入に踏み切ったのである。
(この後、NECがLaVieRXなんていうノートを出したんだけど、PC-LRなんていう寝ぼけた型番。PC-LRX78とかだったら即買いだったのにと変なことを言ってみる。実際元はいいんだけど、結構納期がかかるしねえ。)

<今回のテストマシン>
そのため、通常ここのコーナーで紹介してきたマシンはというと、どこかアンバランスなスペックであったり、あるいは一番廉価のモデル(いわゆる1台15万以下)のオンパレードだったが、今回は最初で最後のハイスペックノートとして構成することになった。
今回のスペックは・・・?
Pentium-M 1.6GHz
DDR333 256MB SO-DIMM(+市販の256MB DDR333 SO-DIMM)
HGST HTS548080M9AT00 80GB 5400rpm
Panasonic UJDA750 R×24・RW×10・DVD×8・CD×24 ComboDrive
M-RADEON9600 64MB(コア317MHz/メモリ210MHz)
IEEE802.11g/b・GbE内臓
とまあ、一種の贅沢品ですね。ぶっちゃけこれにカノープスのMTU2400を購入してつける予定となるので、後は内臓のDVD-RWなんか買えば、AVノートになってしまうわけである。非常に無駄なスペックかもしれないだけに、満足度は高いのかもしれない。

そこまで安いのには裏があるのかと思うが、何のことはない、台湾ASUSTecのOEMノートである。
いわゆるショップブランドのノートにプラスアルファの要素をつけて、メーカー製PCとしているようなものである。よって、全体的な作りこみは若干甘いように見える。大柄な筐体の割にはキーボードが特殊配列だったり、(今まで使ってきた配列が一般的だっただけにそこは一番萎えるところ。)若干しなりが出る部分もあったりと、散々とまではいかないもの、なんか本当にメーカー製か?と疑問になることが多い。

<ハードウエア編・まずはキーボード・タッチパットから>
前述の通り、まずキーボードの配列に若干の疑問がある。

些細なことだが、左CtrlキーがこれまでのDELL配列では左端だったのだが、通常のノート用キーボードは有無を言わさずファンクションキーだったのが一番問題。DT用キーボードでもCtrlは左端というのが当たり前だっただけに、これまでいかにCtrlキーを多用していたかが良くわかった。これは慣れの問題。
本来Pgup/Pgdnといったキーは、右上部配列が基本なわけだが、このキーボード最大の問題は右下の十字キーと一体化してしまっていることである。下手にEnterやBSキーを大きくするのであれば、このスペースに埋めたりして十字キーをフルサイズに拡張できればよかったのである。特に十字は良く使うキーであり、これを小さくされてしまったことに対する抵抗感は大きい。Homeキーもこのサイズにしてないのは解せない。この大きさなのだからいっそのことフルピッチでキーボードを搭載することは不可能ではなかったはずである。。それだけに惜しい部分である。
ワンタッチボタンは、左からメール・IE・WirelessON/OFF・タッチパットON/OFF・クロック切り替えツールである。これはなかなか実用的で面白い。特に右端のボタン、専用のPower4Gearというクロック変更ツールで使用するボタンなのだが、おかしいのはこのソフト、最初から入っていないこと。自分で導入するのには疑問がある。これだけ便利なツールなのだから、カットするのはもったいない。ちなみに4とついているが、これはAC電源時に2つ、バッテリー時に2つのモードで、あわせて4つということなので注意。
何のことはないが、音の大小/ミュートのボタンはあっても良かったのではないかと思う。Fnキーとあわせて使うものならデフォルトで使えるが、意外に使用頻度が高いのだから、それはあっても悪くはないと思う。個人的には液晶輝度の変更ボタンとかもあると便利かもと思うのだが、あんまりついているのも聞いたときがないので、それは必要ないかなと思う。逆にタッチパットをON/OFFするボタンは案外賛否両論だろうが、この筐体の大きさで、別にポインティングなしならばこれをカットする機能は必要なかったかもしれない。気配りという面ではありがたいかなといった、心憎いボタンである。
タッチパットは精度が非常にいい。使い勝手という面ではタッチパットがあまり好きではない俺でも十分に使いこなせる。細かいPOPを作るときなどにも役に立っているので、その点ではLatitudeよりはいいものであるといえる。しかし認識精度が高いため、ちょっと触ると誤認識するのはご愛嬌といったところであろうか。
ただし問題は、やはり前述の通り、すべてにおいてチープさが目立っている点だ。電源ボタンやHDDなど主要LEDが青なのは嫌いじゃないし、文句を言ったキー以外はすべてフルピッチでまとめてあり、ずいぶんと使いやすいのは事実なのだが、今ひとつキーの押し込みが足らないことや、キーを打つたびにべこんべこん鳴るような筐体のきしみ、マウスボタンに強い押し込みが必要になるときがあったりと、トータルではThinkPadやLatitudeはおろか、VAIO GRあたりよりも悪い感じである。この辺は改善が必要かもしれない。
つかっててもうひとつ気になったが、異様にパームレストが長いことに気づく。どうも液晶のサイズを稼ぐために大きくしているように見えるが、これは形を気にする場合においては仕方のないところだろうか。

<ハードウエア編・液晶に間して>
まずサイズの問題。これは仕方がないかもしれないが、もうひとつの15.2型ワイド液晶というのがある。これは横に伸ばした分縦を削ってサイズを稼いでいるもので、大差ない大きさなのだが、その横サイズと通常の15インチのたてサイズが置けて、なおかつ無駄に余裕を持ったつくりになっているせいか液晶が小さいイメージがある。サイズから考えればVAIOのGRやBIBLOのNHと同じ、16.1型でも十分に入ってしまう大きさである。安く上げるためには仕方がないかもしれないが、これはもったいない。ワイドに対してのSXGA+はたった3000円の価格の違い以外にあまりにもメリットがないのである。せめてUXGAだったりできなかったのだろうか。16.1型UXGAとかならばかなり面白い機種になっただけに、平凡になってしまっているのは惜しい。

横・縦からみた際の視野角は、大体左右それぞれ75度程度かなあ。そこそこ明るいが、Latitudeに比べると若干暗いという印象が強い。DELLのノートも液晶が暗いのだが、それよりさらに暗いイメージがある。
一応初期納品機でのテストだが、おおむね良好。反応速度も遅くないが、DVDなど激しいシーンにおいてはややちらつきがある。改善点とまではいかない、十分合格点であろうが、FF推奨ノートを名乗っている以上はもうちょっと液晶レベルの向上をしてもいいと思う。
今回も例によって、アクリル板の加工で液晶にガードを張った。これ1枚で気分的にきれいに見えるのが面白い。プラ板ならそれほどしない。だめなら再加工できるのもいい点だろう。(これでたったの250円だし)

<ハードウエア編・その他天板や背面など外部に関して>
いまさら解説するまでもないので、詳しくはエプソンダイレクトの詳細図で確認するのが一番いいが、気になった点を列挙していく。
まず先んじて、この筐体にしてPCカードスロットが1つしかないことが若干の問題になる。これは俺の使い方がAir'HとCFカードリーダーの2つを突っ込んでいるためで、特にCFタイプのAir'Hということもあり、リーダーを2つ突っ込んでいるようなものなのだが、Air'Hを使用しているときにCFが必要なときがあるため、その代用メモリーカードスロットがあると便利かなあと思ったのだが、これの前にやったレビューでシグマリオンVを購入していたため、SDメモリーカード/MMCを使っていた。これを今回そのまま利用できる3in1メモリーカードスロットがついている。(SD/MMC/MSの3種)これは大きなアドバンテージだが、この筐体ではCFカードスロットぐらいつけてくれよというのが本音。SDの価格が下がり、256MBが6,000円を割るようであればずいぶん購入にも弾みがつくのだが、まだまだ高すぎるのが現状だ。
背面左側にUSB2.0が4ポート集中配置されている。これがノートPCでは結構大きな問題である。何度も思うのだが、ノートの背面に4つなり2つなり集中配置するのは非常に効率が悪いはず。マウスや外部機器は右なり左なりにつけられるところがあればいいのだが、各メーカーはこぞって背面につけたがる。特にUSB2.0でのキャプチャーユニットやスキャナなど、必要に応じて抜き差しをする必要とする固定機器が増えていることを考えれば背面だけではなく左右にできないものだろうかと思う。DT並みの性能を自負するノートが増え、筐体が巨大化するごとに排熱処理とこのような外部拡張ポートの左右振り分けなども必要なのではないか?と思う。
そのほかは代わり映えしないIEEEやGbEなど、目新しさもない。とにかく左に端子が集まりすぎているのは感じる。右がドライブのみというのもちょっともったいない。
スピーカーはパームレストの下、ひざの上で使っているとこもった感じになる。音は悪くないのだが、やや軽く抜けた感じがあり、またちょっとした高音では簡単に音割れしてしまう。そこまでだめではないが、それでもやっぱり満足できる音であるとは思えない。やはりマルチメディアモデルを名乗れるだけのスペックなんだから、そこの部分で手を抜いてしまうのがまずい。それが納得いかない部分ではないだろうか?
ちなみに、ワイド液晶タイプは、液晶の下にもスピーカーがある。これで4chになるらしいが、それをつける必要ははっきりいってあるのだろうか?まあおまけというレベルでは十分いい点であろうと思うけど。だったら、SXGA+タイプの液晶の脇にちょっとしたスピーカーでもつけておいて欲しい。

<ハードウエア編・スペックに関して>
さて、それで肝心の内部をそろそろ評価していく。
CPUはPentium-Mの1.6GHz、さすがに前回とたった200MHzしか変わってないこともあって、一般用途にはなんら変化ない。どうしても体感ではわかりずらい部分だが、数値を敢えてとることはしない。実用性という点で、ベンチはあまりにも必要ないものであるからだ。どうしても見たい場合は蹴茶さんHPにて検索していただきたい。
メモリーは512MB、DDR333(PC2700)である。本来はi855PMのためDDR266でもシステム上はOKなはずだが、不思議なことにi855PM・B-StepからDDR333を使用している。DDR400ではないのがよくわからないが、多分今後のDothan対応で実用化されるのではないかと思われる。そこでDDR333をサポートするため、今回はそれを見越して投入ということなのだろうと思う。片やDT向けPentrium4HTなどを採用しているメーカーがi865PEなどを採用しているわけだが、こういった商品もあるのだからDDR400の登場もそんなに遠くはないと思う。(まあ実測ではPentium4でも大差ないのだから、登場しても大差ないのだろうと思うが・・・。)
そのため、DDR333を探すのが大変大変・・・。だってサードパーティー製で256MB1万オーバーありえないから。そんなわけで必死こいて、中古のDDR333の256MBを発見しました。でもグリーンハウスあたりの512MBも実は12Kあたりで買えそうなので、ちょっと微妙なわけだが・・・。
HDDはHGSTのHTS548080M9AT00で、80GB・5400rpmである。まさに最新の大容量HDDである。HDDアクセスはDTとほとんど大差ないレベルであろう。まあそれでも実際ベンチ数値でも測ってみると、圧倒的に差が出るのだろうと思うが・・・。価格は高くともこれなら文句は言えない。今後はこんな容量ばかりになるのだろうか?
実際DTでは7200rpmが主流となっているものの、体感速度的にはそこまで遅いとは感じない。コンマ数秒のレベルであると思われる。ベンチスコアが気になる方には7200rpm搭載モデルもあるといいかもしれない。今回はどうしても母艦レベルのノートが欲しいというのがあって、選択肢にたまたまあった80GBを注文したというわけ。
ドライブはPanasonicのUJDA750という、あまりなじみのない新型を使用している。24×R・10×RW・8×DVDと案外普通。マイナーチェンジ版と考えるのがよさそうである。

さて、GPUは皆さんお待ちかねのMobility-RADEON9600が搭載されている。といっても、もうすでにClevo製ノートが大量に出回り、さらに富士通のNHシリーズにも搭載され、挙句の果てにはNECのハイエンド3機種(LaVieS/C/RX)にも載せられてしまった今結構旬のGPUである。
今回は64MB、128bit版。これはAti公式資料に載っている。ただクロックが変に高い。コア317MHz/メモリ220MHz(DDR440MHz)とよくわからない仕様である。まさかProではないだろうなと思うが、ProにはGDDR-2が搭載されているらしく、普通にありえないわな。
ま、そんなわけで自宅のDT(Pentium4HT2.4CGHz・GeForce4Ti4200-8×)より3Dゲームが遊べてしまうことになりました。何じゃそりゃと思うかもしれないけど、別にいいの。好きで買ったんだし。

<サポート云々に関して>
いつもながらサポートは当てにしていないのであるが、今回は初期不良品を引き当てたこともあり、このサポートの世話になることになった。
初期不良品は、熱暴走によるPCのシャットダウンと3Dゲームでの異常なちらつき。これはOCしたときのVGAのゲーム画面を思い浮かべて欲しい。まったくもって無理なクロックのときに起こるあの現象を思い浮かべて欲しい。新しく買ったノートで、ひとつぐらいのゲームであればまあ仕方がないと納得するが、それがすべての3Dゲームで発生するのでは、不良としか言いようがない。
それならともかくとして、これが長時間使用で2Dまでに影響が及ぶのには正直驚きである。
とりあえずすべてがそういうものなのかを聞くためにサポセンのTELしてみる。なかなかつながらない。まあそれでも納期を聞くよりはずっと早い対応。(それでも1時間程度待たされる)

サポートに伝えたのは、熱暴走に関する症状と、当初謳っていたFF11のベンチマークが動かないことについて。返ってきた言葉に思わず返品しようかと思ったほどである。
「FF11ベンチマークは、当社の推奨するソフトではございません。」である。
おまけにこの筐体のテストに関しても聞いたところ、「通常使用にてのテストとなりますので、3Dアプリケーションのテストは行っていません」とのこと。素直に腹が立つのではなく、もうあきらめの笑いすら起きる。
その後、納得のいかない答えに対し、技術者と変わったようで、症状の起こったゲームなどを細かく説明した結果、予想通りVGA付近の熱暴走であると認められる。本体・ACアダプターを交換である。
正直ショックだった。エプダイのサポートといえば、こういったときにすぐさま手筈が取れるはずなのだと思っていたのだが、思った以上に問題が多いようだ。品質管理の問題がとにかくなっていないし、自分のところで謳っているようなものに関しては、せめて動くようにくみ上げて欲しいものだ。
所詮20万程度のPCなのだからということでこの場は納得したが、もしサポートの方が読んでいるようならば、少しは返答に責任を持つことを強くお願いしたい。また、買う側にとっても、この様な目にあって欲しくないので、参考程度に載せておいた。
ちなみにその後の対応については、可も無く不可も無くといったところ。この程度の問題なら無視するメーカーも多いだろうから、それはいいところである。

<このPCは買いか?>
正直、買いの1品とは言いがたい。無論初心者は厳禁である。
PCとしてのスペックは申し分ないだろう。現状ではこのコストパフォーマンスにかなうPCというのが存在していないため、(ホワイトボックスPCは除いて)中級者以上の方には大変お勧めできるとは思う。廃熱処理という部分での不良があったものの、その後は文句のつけようは無いと思う。チープさが本当に目に余るので、この部分に納得がいく方ならば、購入してもいいのではないだろうか。
ただ、持ち運びには向かない。筐体も大きいし、重さもそれなりなので、据え置きにすることが条件だろう。その上で、購入候補にしてもいいのではないかと思われる。


<追記・再編集に当たって>
今回、再編集に当たり、やや感情的な文章は前面カットしました。(全部にいえなくも無いが)
理由はなんともいえないですが、やっぱり初期不良品に対しての個人的イメージでキーボードを進めてしまったというのが大きな点であるため、これを修正して公開に踏み切ろうということにしました。

最終的には、早い段階で手放すことになってしまったわけですが、最後は毎日のように不安定で、熱暴走になりながらの動作でした。よほど筆者の使い方がいけないのではと思ってしまいました。

今でもこのPCに関して言えば、とても良品とはいえないです。(父が使っているので、分かる)
それでも、コストパフォーマンスは良いものであるのは、否定できない事実でしょう。ここはエプダイの真骨頂というべき部分でしょう。現在はNT7100Proという後継機が登場し、またショップブランドでも同じPCが発売されています。これは廃熱処理に大きな違いがあるようで、慢性的な熱暴走から開放されそうです。
とはいえ、今後一切このメーカーを買うことは無いと思います。これだけずさんだ品質管理は他のどんなホワイトブックですらないのではと思うからです。まあ、今の商品はいい売れ行きなのでそれを見守りたいと思っています。

最後に思うことは、安かろう悪かろうはまだPC業界には根強く残っているな、と思いました。
このPCはなんといっても疲れます。使うことに疲れるのです。キーボードがどうしようも無いほどにウイークポイントで、別途USBキーボードを挿してもいいなと思うぐらいの疲れ方でした。
熱にも気を使います。システム安定のために、わざわざ小型の扇風機を使ったり、コールドスプレーを使いながらだましだまし使っていくことで何とか保っていましたが、かなり限界ではないかと思います。
現在は筆者の友人が使用しています。彼の1日に1〜2時間での使い方で、現在は問題が無いそうです。長時間の使用に耐えうるマシンではないというのが感想です。
ま、ひとまずこのPCに関しては、もう話はしないと思います。個人的にはあるかもしれませんが。