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DELL XPS M1210購入レビュー(最終更新、7月16日、まだ書く予定。)

〜はじめに〜

さてさて、もうどれぐらいこんな本格的なレビューを書いていないかわからないぐらい、久々のレビューです。
詳細をまとめるにあたり、テストとセットアップを繰り返し、現在のところMSのアクティベーションにTELしまくったり、ドライバーの問題でゲームが動かないのを、別のドライバーで力ずくで解決したりと、ほとんど一からの構築になっています。

それゆえ、これまでと同じく、一般向けのレビューではなく、勝手な独りよがりのレビューになってしまいかねないと思っています。
批判は甘んじますので、リアルな意見として捉えてください。
また、実際のデータ以外にも、個人的な見解や解釈があると思いますが、そこはいつものことだと思って、さらっと見ていただければと思います。


〜本編、今回も独自感覚?B5ハイエンドノート DELL XPS M1210編〜

早いもので、この前かと思っていたAopenのノートベア購入から、なんと1年以上も間が開いてしまった。
ノート購入というものは高額商品ゆえ、そう何回も買えるものではないわけで、それが一介のパーツ屋店員となればなおさらなのである。
理由はさておき、そんな状況で、今回なんでノートなんか買う気になったかというのは、下記にキチンと書いたりするわけですねw

というわけで、今回はどういう因果関係かしらないが、DELLのモバイルゲームPC最小モデルである、Inspiron XPS M1210のご紹介である。

<まずは購入へのアプローチ>
まあ、毎回毎回言ってますけど、今回も一応宣言しておこうかと。

僕は、貧乏くさい人間ですよ。

そういうことを踏まえ、今回はなぜ購入に至ったのかというところから説明しておこう。
まず、第一に「お前ノート必要ないじゃん」と言われそうであるが…。

ええ、必要ないですね。別に切羽詰ってほしいわけでもなかったですから。
理由を挙げれば、単に自分のモチベーションを上げるためだけのの買い物です。側面的にはいくつかの問題はあるのですが、そんなことはお構いなしです。
きちんとした理由に関しては、Aopenのノートの代替品を探していたということ。あと、ついでにAopenから発売されるはずだったW310というベアノートが発売中止になってしまい、一気に次回購入の商品がなくなってしまったということも上げられます
当初の予定では、7月のはじめごろ、このAopenのW310(リンクはFICだけど、ほぼ同じものと考えていただければ)をベースに、ショップPCを作る予定だったので、そのデモ機として一台私物で買おうかと思っていたわけでした。
ところが、機材調達の不足(らしいが?)から、このベアノートは一度発売中止になっている(現在再販売されるかはわからない)。そういった意味で、このノートを買う大きなきっかけになったのが、その出来事だったというわけです。

当然、それを半分目的として仕事していた人間としては、出ないとわかればモチベーションが下がり、話にならない状態になりかねないし、周りにも迷惑をかけるに違いないので、何とかしてモチベーションを回復させるために、いざノート購入に踏み切ったわけである。
今回条件に挙がったのはシンプルで、15万程度のビデオチップ搭載型。A4/B5問わずだった。
条件としては、比較的少ないほうである。現在のThinkPadT42のサブマシン的な役割しか求めていないため、新規購入のマシンのほうがスペックが高くとも、サブマシンになることが確定的である。
そのほか、重要な条件ではないものの、A列車7クラスのゲームがそれなりに動けばいいので、できればビデオチップは独立したものがほしかった。
意外にも15万あれば、3月あたりにも書いているように(現在は非公開のBlogの内容)かなり高性能なマシンを平気で買える。これが大きい。
そんなわけで、DELLあたりの直販で、アウトレットものか、あるいは特価パッケージを購入するのが得策であると勝手に思い、計算をしていったのである。

6月某日、それは突然やってきた。
なんとなく2chを見ていると、「DELL6月法人キャンペーン」のお知らせ。(工作員か?)
そこに表記されているアドレスの先にあったのが、今回のこのM1210である。

価格は後ほどとして、6月現在のDELLのラインナップを見ると、これまであったInspiron710mが消えている。
B5モバイルにして、Aopenの1551-AG1のOEM商品であるが、そんな商品もとうとう生産終了となったようだ。
その後継機が現在のところ発売されておらず、その分をこのM1210でカバーしようという意図的な戦略がDELL側にはあったのではないかと思われる。
その証拠に、モバイルゲームPCといいながら、GMA950(Intel 945GM)搭載モデルがラインナップされている。またほかのXPSシリーズより派手さはなく、十分ビジネスモデルでも通用しそうな形だ。
そういうわけで、5月に発売されたこのM1210の拡販もかねてだろうか、法人カタログ価格というものが出されていた。

驚くべきはその価格。Intel Core DuoのT2300Eを搭載しつつ、最小構成で99,800円(税別)であったことである。

知らず知らずの間にポチっと購入。無論後のことは考えてない。リボかなんかで払えばいいや。

それが15日、改めて構成を見ると、セットしておいたはずの9セルバッテリーが6セルバッテリーになっており、改めてDELLの営業と話をする。
このときに対応していただいたのは、日本人の女性の方。
あっさりと9セルタイプバッテリーと、会社で使う予定なので、予備ACアダプターを追加発注。

その後、数日たって、カードの引き落としが二重請求となっており、DELLの営業と再び話をする。
このとき対応したオペレーターが中国人の女性の方。カード云々の話をしているにもかかわらず、購入云々の話をしていたので、別の担当者に代わってもらい、これをあっさり処理してもらった。
特にクレジットカードなど、金銭にかかわる問い合わせもあるだろうから、できれば日本国内の営業番号では、日本人の方が出るほうが好ましいと思う。ニュアンス云々で、日本人同士でしかわからないような解釈があると思うので、それは今後できればなくしてほしいところ。商品が来る前にいやな気分にさせられてしまった。

一応こういった電話での話しなども、PCのパッケージとして話をしています。
商品の価値にサポートを加えているDELLのことを考えれば、こういったことまで評価対象に混ぜるのも、僕はありだと思う。

そういったわけで、いよいよ到着の日を迎えるわけである。


<そして到着!たぶんWeb初公開!これがM1210のパッケージだ!!>


西濃運輸の宅急便にて到着。
やっと届いた商品。DELLは国際輸送しているので、箱が大きくなるのが当然なのだが、いかんせんこれは大きすぎやしないだろうか?

あと、相変わらず箱の側面に伝票が付いてる。配送業者に個人情報ダダ漏れw

箱をカッターで開封。
一番最初に見えたのが、このシーン。なんと専用箱!

このあたりにこだわりを感じさせる。
大手ゲームPCメーカーを目指すブランドの面目躍如といったところであろうか。

ちなみに、このロゴはいたるところで目にする。

上の写真の右端にあったのが、この2つ。

上は専用CDケース。特にCDが入っているわけではない。
下は本体を入れる?巾着袋みたいなもの。
ハードケースではないので、持ち運びには間違いなく使えない。

まあまあ、これはおまけだろう。ラッキーだと思う。

XPSの箱を開くと、こんな感じに整頓されている。

左から付属品(ACなど)を収めるエリア。
右上には各種CDなど。
そして右下にはマニュアル類。

昔はもっと簡素だった感じだったが、今はさすがにまずいのかな。


サイズを大きくして、付属品を並べてみる。

左よりACアダプター(予備とあわせて2個)
ACコード(面白いメガネタイプのケーブル)

真ん中下にS-Video-コンポジット変換ケーブル。

そして右側には、見慣れないS-VIDEOボックス。
これはどうもS/PDIF端子を備えており、結構いいもの。
コンポジットがここにも付いているので、必要ないような。

余談であるが、マニュアルにはコンポーネントコネクターというものが載っており、これは別売りらしい。
オプションにもないので、パーツ単体の取り寄せだろう。






変わってドライバーCDやその他ソフトウェア。

ドライバーCD以外はまったく手をつけていません。
再インストール時ですら必要ないですから。

DELL Media Directは面白半分にインストールしたけど、
まったく使えないので、再度セットアップしました。
ま、やり方だけでもってやつですね。


マニュアル類です。

オーナーズマニュアル。これの裏表紙に昔のいじめ撲滅キャンペーンのような写真がある。

困ったときのなんちゃらは、いわゆるインプレスのできるシリーズのDELL版。明らかにインプレスかかわってそう。

サポートマニュアルは割と重要。実はサポート云々の詳細はここにしかかかれてなかったりする。必要ない方は再び封印で。

あとはソフト系のマニュアル(とは思えない紙)。
ようやく本体の封を開ける。
DELLらしくない、シックな黒の天板。

液晶はマグネット式。
何回も液晶上部の引っ掛けを押してしまったw


到着して、電源いれずに職場へGo!!

初期起動の前に、どうしても確保しておいたメモリーを入れたかったので、そのまま持っていってしまった。






今回前もって準備しておいたのは、
ADATA DDR2-667 1GB、これを2枚だ。

こういったとき、パーツ屋やっててよかったなあと思う。

ちなみに、メモリーチップもADATA製らしい。
ADATAといえば、商品の信頼度に欠けるようなバルクのノーブランド品での販売が多いため、ちと心配。




右端に不必要な切り欠きがあり、ここをドライバーでぐっとあげる。すると右からヒンジの部分のプラスチックが取れていく。左側が結構硬いので、とまっているつめを折らないように気をつける。(そんなことしなくとも、まあ折れることはあまりないんだけどね。)

写真は完全にはずした状態。別にカバーがかぶさっているだけなので、はずすケーブルなどもない。

(ちなみに保障云々はたぶんなくなるんじゃないかなあ)




こんな感じで突っ込む。
すぐ上にはCPUソケット。交換も十分可能!

え、今はやりませんよ。そのうちそのうち。

ちなみにキーボードなどのはずし方は、
保守マニュアルをネットから落として見てね。

保守マニュアル、商品マニュアル






付いてたメモリはHynixのDDR2-667 256MB x2。
最初はDDR2-533という話が、ROMってて出てきてたので、ラッキーといえばラッキーかも。

即座にじゃんぱら逝き。
1本500円だそうです。2日分のメシ代ですねw

こうして、ネタ同然でスペックをあげていく。
正直、メモリーも1GBあれば十分なのかもしれないが、次のノートPCがいつ買えるかわからないし、どうせそのままVistaのテストもやるんだろうから、メモリーはあるに越したことはない。

なお、予定ではHDDもスペックアップする予定であったが、残念ながらSeagate製の5400rpmが搭載されていたので、交換なしでそのまま使っていこうと思う。(でも最近はWesternDigitalの新型2.5インチが気になる)

軽くスペックをさらっておく。

Intel Core Duo T2300E(1.66GHz)
DDR2-667 2GB(1GB x2、256MB x2よりアップグレード。)
Seagate ST96821AS(5400rpm,SATA150)
DVD±RW(+DL対応、SONY DW-Q58A)
Intel 945PM + ICH7-M/GeForce Go 7400 TC (オンボード64MB+メインメモリーより最大192MB共有)
Intel WM3945ABG PCI-EXPRESS接続
9セルバッテリー

以上の構成。 驚くべきは上でも書いたようにその価格。
メモリーは512MBの状態であるが、なんと131,925円(税込)である。
このスペックでこの価格というのは、技術進歩云々もあるかもしれないが、やっぱりDELLの底力を見せ付けるような出来である。ちなみに到着した商品はMade in China。まあ産地なんかどこでも変わらないけどね。


あんまりどこでもパソコンのBIOS画面などは公開したことがないと思うので、ここでついでに、構成に関してBIOSで確認してみる。というか、普通はネットでは出さない。

見てみるけど、GeForce 7400 Goは、LatitudeのD820に搭載されているQuadro NVS 120M(オンボード256MB、TCで最大512MBまで提供されるもの)の、64MB版が提供されているようだ。もっとも、Quadroであっても、認識上どうもGeForceと出てくるようで、あまり関係ないのかもしれない。

液晶パネルは、WXGAで、1280x800となっている。(余談だが、本来1280x768を言うはずであり、この解像度はWXGA+というものだったはずだが)

その他、ACアダプターの認識もするようで、これは当然小型タイプの65wを採用している。
構成には、特にこれといったものはない。

<筐体に関して軽く紹介。>

何はともあれ、いつものようにこれをやっておこうと思う。
めんどくさいので、カットなしに吊るし上げ。
まんまなんだけどUSBとIEEE1394の位置が近すぎ。コネクターやカードリーダーなどによっては、併用は無理かもしれない。マルチカードリーダーはSDメモリーカード、xDピクチャーカードが使用可能。MS使えるとうれしいけどねえ。


左側の一覧(さすがにカットした)
奥より、モデム、USB、S-Video、排気口の下にワイヤレスLANのスイッチ、手前にEXPRESSカード。

正直いるのか?と思われるモデム。海外の需要を考えればやむをえない。USBは左右あるので、使い勝手は以前のモデルに比べればずいぶん向上しているといえそう。
ワイヤレススイッチは、ひょんなことで触って切れていることが多いので、そこだけ気をつけるようにしたいところ。

キーボードはこんな感じ。
A4に近いサイズだけあって、特に使い勝手に不便さを感じることはないと思われる。
わざわざタッチパッドにスクロール用の絵が書いてあるが、正直やめてほしい。

また、タッチバッドの真ん中に相変わらずスクロールがないのもいやな点。ポインティング使いたがる理由がそれなんで、ないとないで結構慣れはするんだけど、違和感ありっぱなし。
もっとも、もうマウスをつけて作業するだけなんで、それほど問題ないのかもしれない。
PageUP/PageDownのボタンまでフルピッチでつけるなよと思うのだが、まあそれはそれとしていいんじゃないかと納得する俺がいる。意外と丸くなってしまっていないか?

キーボードはそういう理由もあり、ほぼ最初からブラインドタッチできるぐらいのもの。
それほどいいものじゃないかなあと感覚ではわかるんだけど、いかんせんそれなりに打ち心地は悪くないのだ。
配列も上のキー以外は日本語キーボードとしては非常にスタンダードで、違和感はなし。
まあそれもあって、これでHP作るのは非常に楽(今回もこれで作ってます)


続きはまた次回。そのうち公開です。(続く)