『汗と涙の統計学・01』



「皆様お待たせいたしました。「週間統計学」のお時間です」
「毎週日曜24:55から始まるこの番組。週明けに備えて眠っているみんなにはまったく縁のない時間帯だね」



「………とまあ冗談はこのくらいにして」
「また観月か。代わり映えしないメンツだな」

「貴方もね。…というわけで、このコーナーは私、ルドルフ・観月が解説を」
「青学・乾が司会でお送りします」



「初っ端からなんですが、書いてる管理人はもう一人の管理人にしみじみ言われましてね」
「何を?」

「『普通、こーゆートークコーナーはサイトのメインがやるものじゃないのかなぁ』と」
あの二人にツッコミは無理だ。これが理由だ。満足かな?」

「いえ別に批判されたわけでもなく、それも面白いと言われただけなんですが」
「跡部のことはおいておくとしても、俺なら絶対に手塚に任せたりはしないね」

「………聞いてます僕の話?」
「さて、今日の話題だが」

「(故意にずらすか。ちょっと調査が必要ですね)」
「例によって例の如く世間では再びゲームが発売された。このデータを取り上げて茶化してみたいと思う」

「正直に言いすぎですよ、乾くん」
「開き直らなくてどうする? 管理人は、ゲームをやってないんだよ」

「…え?」
「『諸事情により買えない』そうだ。まあ、購入するものは厳選していかなければ資金が尽きるけどね」

「ゲームをやってもいないのにゲーム感想を書く気ですか?」
「そんな折に登場するのがこの攻略本。これ一冊でゲームをやった気分になれるという優れものだ」

「…………えー? (渋面)」
「どうせやってる時間などないだろ?」

「そうなんですけど。データ収集家の姿勢として、それはどうかと思いますよ」
「言うな。俺だって哀しい…」

「悲しいではなく哀しいとまで…。ちなみに、『君が肩を震わせて泣くのは不気味だから止めてください』と管理人から苦情が来てます」
「言ってくれるじゃないか。ち」

「流石。涙も自在に操れなくてはテニス部のマネージャーは務まりませんよね!」
「わかってくれるのか観月。そうそう。それが重要なんだよな!部員を生かさず殺さず自分の都合のいいように利用するには!」




「と、偽りの友情を深めてみたところで。いってみましょう今回のデータ」
「嘘泣きも疲れるんだよ」


「今回の攻略本の凄いところは、なんといっても年間カレンダーですかね(=ネタ帳)」
「まあ、その話は後でするとして。この攻略本、前のあのサギのような攻略本に比べたら、値段相応の価値があるよ」

「前回ですか…。ああ確かあのボイスカードのついた」
「みなまで言うな」

「では、その跡部くんのデータを見てみましょう」
「当然手塚付きでね」


【ステータス・跡部】

体力   4
精神力  4
瞬発力  3
パワー  4
技術力  4
知識   3

合計・22


【ステータス手塚】

体力   5
精神力  5
瞬発力  2
パワー  3
技術力  2
知識   2

合計・19


「補足させて貰いますと、最低値が1・平均値が3・最高値5は滅多にいない。という構成になっているものと推測しますね」
「跡部はオールラウンダーの名に恥じないバランスの良さ。驚きだね(知識が高いことに)」

「というか、手塚くんの知識が…」
「いや、意外とそうなんだよ。手塚は。管理人達は『アホの子だ〜///』と力一杯喜んでいたよ」

「(酷い…)。ちなみに手塚くんは技術も低いようですが」
「そこらへんがちょっと疑問かな。このステータスだと、手塚は根性で中学テニス界の巨頭という位置を維持しているように見えるんだが」

「根性ですか…」
「そうとしか見えないだろう?」

「合計値も低いですしね」
「ちなみに合計というのは、管理人がふと足してみた数値だから。あまり気にしないようにね」

「……これ、そもそも跡部くんの数値が高すぎるんじゃないでしょうか…?」
「充分有り得るな。ついでだから俺達のデータと比較してみよう」


【ステータス・観月】

体力   1
精神力  1
瞬発力  1
パワー  1
技術力  2
知識   4

合計・10


【ステータス・乾】

体力   2
精神力  3
瞬発力  2
パワー  3
技術力  1
知識   5

合計・16


「……………………………」
「……………………………」

「………管理人から、『愛しいほどのダメステータス』とコメントを貰ってしまいました…」
「これはちょっと…どこから突っ込んでいいのやら…判断に迷うね」

「比較とかもうそれ以前の問題ですよねこれ」
「ちょっと君に同情するよ」

「いいんですよ下手な慰めは。ちなみに知識4以上のキャラはあまりいないものと見ました」
「知識5は俺以外にいるのかな?」

「いないかもしれませんね。いま調べてみましたが、本に載っている限りでは、僕の4と君の5しか存在しません」
「そもそも知識って何だ?」

「ちょっと待って下さい。載ってました。知識…(中略)この数値が大きいほど相手の打球を打ち返しやすくなる。だそうです」
「それ、知識なのかなぁ?」

「まあゲームですから」
「…あれ?」

「何でしょう?」
「親密度ってステータスがあるらしいよ、ほらここ」

「………アンジェ…?」
「まあそーゆーゲームらしいが」

「どーゆーゲームなんですか?」
「聞かないでくれ。やってないんだから」

「まあなんとなく確信はあります。きっとセーブとロードが大切なゲームなんだろうと」
「それはどのゲームでも一緒だと思うなあ」

「そう単純なものじゃないんですよ!ロードは!」
「な…何を怒ってるんだ?」

「…失敬。管理人が乗り移りました」
「気を付けてくれ。他に何かめぼしい情報はあるかな?」

「ざっとこの本見るだけでも、なにかもう凄い絵がいっぱい並んでいるんですが。…乾くん、部活のメンバーと海に行きませんでした?」
「どうしてそれを?」

「…正直言って貴方のこの写真はかなり微妙です。すごくキャラを捉えていて、撮った人を尊敬しますよ」
「正直に怒ってもいいか? 観月」


(続く?)