『ペアモード統計学01』
「こんにちは、このコーナーは青学のデータの鬼こと、彼、乾貞治くんと〜」
「ルドルフで、この性格なのに何故か皆から慕われている観月はじめくんでお送りします」
「……………………………」
「……………………………」
「データの鬼とは誰の事かな?」 ←眼鏡を押し上げながら
「僕に本来人望がないはずだって言いたいんですか」 ←爽やかな笑顔で
「……………………………」
「……………………………」
「さて、今日のお題だが」
「折角、不思議ゲームスマッシュヒットも出たことですし、それを有効活用しようというのが今回の命題です」
「そもそもここの管理人は、スポーツゲームをしたことがないらしいな」
「このゲームがスポーツゲームと言えるのかどうかは疑問ですがね」
「まあ、投資した分、ネタとして元を取らなければならないだろう」
「その通り、というわけで。一番データとして有用そうなペアモードの解析に入りましょう」
「そもそもペアモードとは、任意のキャラを自分操作のメインキャラ、もう一人任意のキャラをCPU操作のサブキャラとして選択し、ダブルスを究めるというモードだ」
「ここで重要なのは、友情度というデータで、これが低いとそもそも大会に出場できません」
「最初の七日間の練習を通じて、友情度を上げていき、ついでに能力値も鍛えていくことになる」
「………でもじつはこれ。友情度25%で大会に出れてしまうんですよね」
「ざっと見てみたが、25%とは、特に何の含みもないキャラ同士を組み合わせたときの平均値に当たるな」
「最初の値を下げないだけでいいんですね」
「普通は下がらないな。練習に相当失敗しない限りは」
「でも管理人は、最初手塚くんをメインにして跡部くんをサブにして、七日目にして跡部くんに愛想尽かされましたよ」
「だから、それは普通ありえない」
「説明書を読まないでプレイした上に、どうしたら移動できるかもわからず、どうしたら球を打てるのかもわからない状態だったそうですから」
「そもそも説明書を熟読してから始めるのがゲームと言うものだろうに。攻略本があれば尚いいな」
「うんうん。まったくです」
「それで、一番データとして参考になりそうなのは、やはり友情度だね」
「しかし、この友情度というもの、ちょっとカラクリがあるみたいですね」
「例えば、同じキャラ同士を組み合わせたときでも、どちらをメインキャラにするかで数値が変わるんだ」
「キャラの数は40人。キャラの組み合わせのみで、数値が決まってるなら(つまりどちらをメインにしても友情度が変わらないなら)、40c2=780通り、データがあるわけですが」
「メインキャラを入れ換えることで数値が変わるから、その倍。40×39=1560通りのデータがあるわけだ」
「……この数値、計算間違ってたら恥ずかしいですね」
「……この計算はオレたちがしたわけじゃないので、そこのところをお忘れなく」
「それにしてもこの数、集めがいがありますねえ」
「部員にデータ収集を手伝ってくれと頼んだら、一二もなく却下されてしまったが」
「こんなに楽しい作業なんですがねぇ」
「まったくだ。みんなデータを集めないで普段何をしているんだろうな。ホントに」
「本題に入らせていただきますと、この友情度のカラクリ、結構笑えるんですよ」
「管理人がまず最初に見たデータはこれなわけだが……」
メイン・跡部 サブ・手塚 友情度 25% (コメント・いい勉強になるな)
メイン・手塚 サブ・跡部 友情度 30% (コメント・ご指名ありがとよ、手塚)・最強部長ペア
「なんだこの差はぁ!」
「あ、乱入」
「てめぇ手塚。これはどーゆーことだ!」
「…知らん」
「…と、本人達は揉めてるようだが」 →傍目に眺めつつ
「いやぁ。温度差って恐いですねえ」 ←笑顔だが目は笑ってない
「しかし、このデータ、どちらがどちらへの矢印だがよくわからないだろう?」
「多分サブキャラからメインキャラへの感情なんでしょうが……」
「逆だったら、手塚の方が跡部への好意が高いということになるな」
「まぁ、有り得ないとは思いますが。管理人が『なにそれ!?もしそうだったら物凄く萌!』と言っていたことも確かなので」
「一体どっちからどっちへの感情なのか確かめるべく、次の症例を見てみることにした」
メイン・宍戸 サブ・鳳 友情度 35%
メイン・鳳 サブ・宍戸 友情度 40% 氷帝D2ペア
「…………あれぇ? な結果ですね」
「もしメイン←サブが正しければ、この結果だと宍戸の方が鳳君を好きということになるね」
「う〜ん。どこかの世界では鳳くんが宍戸くんを好きなのが主流だと思ってましたからねぇ」
「というか、そもそもこの二人に温度差があったことが驚きだよ」
「そう言えば君、このペアに負けたんでしたっけ」
「強い信頼関係だと思ったのになぁ」 ←頭を掻く
「しかし、裏を取るならもっと温度差が激しそうなペアでやらないとダメですよ」
「じゃあ君と不二でやってみよう」
「………ちょっ…! それは!!」
「何か?」
「いえ…なんでも」
メイン・観月 サブ・不二 友情度 20% (コメント・裕太、元気?)
メイン・不二 サブ・観月 友情度 2% (コメント・くっ…。何を考えているんだ)(知りうる限りで最低値)
「………意外に不二は君を嫌ってないんだな(=眼中にないとも言う)」
「はい! これにて友情度というのはサブからメインへの感情ということで決定いたしました!」
「それにしても…不二のコメントが冷ややかでいいな」
「大体おかしくないですか? 僕のペア組もうってのにそのコメントは!」
「不二はブラコンだからな」
「あ、それは僕も思い知りましたね」
「うん? 意外と余裕じゃないか」
「それは下のデータをご参照」
メイン・観月 サブ・裕太 友情度 30%
メイン・裕太 サブ・観月 友情度 25%
メイン・不二 サブ・裕太 友情度 25%
メイン・裕太 サブ・不二 友情度 25% 夢の兄弟ペア
「好かれてるな」
「てゆーか。この兄弟仲悪いですよね」
「不二はブラコンだが、弟に対しても容赦ないからなあ」
「ところでそろそろ長くなったので、次のページに進んでもいいですかね?」
「次はデータ紹介をメインに話をする予定だよ」