【土日に釣りに行く】

幸村※※※ 「俺、釣りは初めてなんだよね。やっぱり虫とか使うの?」 ※1年
手塚桃   「ルアーも持ってきたよ。見る?」 ※1年
幸村 「うん。ちなみに魚さばいたりする?」
手塚桃   「俺より先輩達の方がうまいよ」






跡部    「…………なぁ」 ※2年
手塚黄   「…………あぁ」 ※2年
跡部    「なんでてめぇらがここにいるんだよ」
手塚黄   「誘ったのは幸村一人だけなはずだぞ」
真田   「いて悪いか?」 ※2年
柳   「精市とは幼なじみだからな。別に生徒会の名目でここにいるわけではない」 ※2年
跡部   「どうだかな」
手塚黄   「くれぐれも、うちの後輩には手を出すなよ」
真田   「それはこちらの台詞だ!」 <全員2年同士なので気さくに仲が悪い
手塚赤   「…確かに少し困るな」 ※3年
手塚青   「飯ごうも米も足りないからな」 ※3年
2年s   「…………………………(この人達は…)」 <なんとなく絶望と共に散りたい気分









(そしてにこにこキャンプをやっていると、突然巨大な魚が出現。波が!)


柳   「おぉ、川のヌシ様が現れた」
跡部 「…………いつの時代のセンスだよ(お前犯人だろ)」
手塚黄   「化学部って……怖いな」
真田 「何をしているお前達! 早く避難だ!」
手塚桃   「あ、大丈夫です。すぐに――――あ」 <変身しようとして幸村がいることに気付いた手塚桃
  (何か光る)






手塚レッド 「眼鏡戦隊!」 
手塚レンジャー   「「「手塚レンジャー!!」」」



(背景に爆薬)
(ちなみに格好は全員青学ジャージ。それぞれ眼鏡のカラーリングが違う。見分けが付きにくいことこの上ない)







幸村 「出たな手塚レンジャー! 真田あれ捕まえて!」
真田 「…いや。そんな蝶々だとかトンボだとかを捕まえるような口調で言われても困るんだが」
幸村 「ええ? 使えないなあ」
跡部 「……(こんなことで使えない認定される真田がちょっと哀れ)」
手塚桃 「あ、あの…」 <跡部をすがるように見上げる
跡部 「――お前!?」 <変身してない。つか、幸村に袖掴まれてる。ヤバイ。
「うむ。相変わらず手塚レンジャーはやるなぁ」 <いけしゃあしゃあと見学
幸村 「てか、なんで学校でもないのに現れたんだろう…」
手塚桃 「……」 <欺すのは気が引けるけど正体はバレたくない という顔
跡部 「……」 <てゆーか、こいつマジで気付いてねえの? という顔 
真田 「……」 <別に庇うつもりはないが、正体がばれて一騒動起こるのが面倒 という顔
「……」 <面白い展開になってきたな、という無表情 
幸村 「もしかしてアジトこのへんとか? それとも…(ぶつぶつ)」 <本当に気付いてない
跡部 「……(覚悟を決めた顔)。それは仕方がないってもんだなあ」
立海s 「「「?」」」






跡部 「何故なら! 手塚レンジャーを組織しているのは俺だからだ!」 <ああ、言ってしまった…と内心思いつつも偉そうな顔
幸村 「ええ!?」
手塚桃 「そ、そうだったんですか!??」






跡部 「………(いい反応だ手塚…信憑性が増したな)」 <でも「お前は本当のこと知ってるだろそこでマジ驚くなよ」という悲しい気持ち
「―――――――――――ッ」 <笑いを堪えすぎて腹痛。涙目。
跡部 (てめぇ潰す!後で覚えてろよこの愉快犯!!)
(な。何のことだか分からないな。――――ッ) <まだ笑う
真田 「まさか…跡部が長官だったとは」 <欺されかけてる真田




幸村 「で、どういうつもりですか、先輩? 俺の学園で好き勝手して」 ※幸村は生徒会長なだけで、別に幸村の学園というわけではない
跡部 「いや、個人的に学園の平和を守るため、だぜ(多分)。俺の資金で動いてるから「青学の柱」とか一切関係ないし」
幸村 「ふーん。じゃあ、時給いくら?」
跡部 「秘密」
幸村 「あの人たちってサラリーマンでしょ? 跡部先輩のワガママに付き合わされて、仕事大変ですねー」
真田 「だ、大丈夫か蓮二?」 <後ろの方で本当に呼吸困難で死にそうな柳
跡部 「(何か二重三重に手塚達が可哀相になってきたな…) ま、まあとにかく「青学の柱」の力なんてデマもいいとこだよ」
幸村 「…でも俺の勘だと、手塚レンジャーが怪しいんだよねえ」
真田 「そもそも、「青学の柱」の力など手に入れて何をする気だ?」 <真田は興味ない
幸村 「ひみつ。でもまぁ、手に入れたらとりあえず、学校一面ラベンダー畑にしてみたいな」
手塚桃 「え…。「青学の柱」ってそういう力なんだ?」
幸村 「うん。多分そのくらいは出来るよきっと」
真田 「…(それは、阻止しないと行けないような気がする)」 <幸村のことだからきっとグラウンドも全部紫色に染める気だ
跡部 (……というか手塚。お前は驚くなよ) <手塚桃は本当のこと知ってるはずなのに、どうして丸め込まれるんだろう…という顔
(本当に今日は良い日だな) <まだ笑う
跡部 「(お前はそのまま窒息してろ)―――とにかく、俺様の平穏な部活動のために、戦え! 手塚レンジャー!」




真田 「しかし…あれは厳しそうだな」 <巨大魚を食い止める手塚レンジャーを見て
跡部 「柳。お前何とかしろよ」
「ああ。実はたまたま今日は「生き物を小さくする薬」を持っているんだ」
跡部 「やっぱてめぇが犯人か!」
「失敬な。偶然と言っただろう、偶然と」
跡部 「何でもいいから寄越せ! 手塚! これを手塚レンジャーに届けろ」
手塚桃 「あ、はい!」 <うまく幸村から離れる
幸村 「え、危ないよ」
手塚桃 「大丈夫! (走り出しながら)せんぱ――――――――――痛っ」 <後頭部に一撃
跡部 「…………」 <缶ジュース(中身入り)を投げつけた跡部
手塚桃 「え、ええと…」
跡部 (や・り・な・お・せ!) <口パク
手塚桃 「(あ!) ……手塚レンジャーさんー!」
跡部 「―――――ふぅ」 (溜息)
真田 「…大丈夫なのか、あいつは」
跡部 「俺に聞くな」









(一方、ずっと頑張って戦っていた手塚レンジャー)








手塚桃 「レッド、ブルー、イエロー! 薬貰ってきました。これを飲ませれば元の大きさに戻るそうです!」
手塚レッド 「………飲ませ」
手塚ブルー 「る?」
手塚イエロー 「ちょっと待て。無理だろそれ」
手塚桃 「………そうかもですね」 <暴れているヌシ様を見上げながら
手塚レッド 「まぁ、やるしかないだろう」 <ぽん、とイエローの肩を叩く
手塚ブルー 「頼んだぞ、イエロー」 <同じく
手塚イエロー 「ええー!? なんでオレなんですか!」
手塚レッド 「だって、俺の「手塚ゾーン」は風の力だから紙とかしか引き寄せられない」
手塚ブルー 「同じく、俺の「手塚ゾーン」は磁力だから、金属しか引き寄せられない」
手塚イエロー 「確かに俺の「手塚ゾーン」は引力ですけど! 何でも引き寄せちゃって大変なんですよ!?」
手塚レッド 「うん、だからお前が足止めしているあいだに、俺が寄ってくる物を「零式」でずらして、ブルーが飲ませればいいだろう」
手塚イエロー 「磁力しかないのに、いいとこ取りですね。先輩」(真顔)
手塚ブルー 「すまないな、後輩」(真顔)
手塚イエロー 「……………わかりました。やりますよ」
手塚桃 「じゃあオレは、「才気煥発の極み」使いますね」 <きらきらきらーと光り出す






幸村 「あ、光った。手塚も、手塚レンジャーに任せちゃえばいいのに」
真田 「まぁ…あいつは「才気煥発の極み(未来予測能力)」を持っているからな。ここは使う場面だろう」
跡部 「うわ危ねっ。…「手塚ゾーン」で引き寄せられて色々跳んできてる…」
真田 「……危ない!」 <わりと大きい石が飛んでくる
幸村 「あ」
「―――――――かまいたち」 <粉々
跡部 「おおすげぇ…。てか、お前危ない技持ってんなぁ」
「…余裕だな、跡部」
跡部 「あ、オレ「インサイト」も「氷の世界」もあるから」 <情報収集・分析能力にて、当たらずに避けられる
「そうだな。俺もだ」 <データ収集能力があるから余裕で避けられる
真田 「…………」 <ということは、この場で危ないのは真田と幸村のみ
幸村 「じゃあ、ここはオレがなんとかしようか?」
「頼むからやめてくれ、精市。お前がやると必要以上の器物損壊が」
真田 「というか、味方まで危ないから大人しくしててくれ」
幸村 「えー。折角やる気なのに」
柳・跡部 「「下級生の安全はちゃんと守るから」」
真田 「…………」 <ということは、この場で危ないのは(略)
幸村 「じゃあ真田先輩、頑張ってくださいね?」 <一人安全圏






手塚桃 「―――イエローは右へ3歩。ブルーは前進、時速17kmでお願いします。レッド、巽の方角から枝が飛んで来ます」
手塚赤 「というか、お前は自分が避けることも考えろ。危ないだろ」 <バシバシ飛んでくる物をたたき落としながら
手塚桃 「あ! ごめんなさい。うっかりしてました!」









(そんなわけで、なんとかヌシ様(柳命名)を元の大きさに戻してリリースしてあげた手塚レンジャー)








幸村 「あー…終わった。帰っちゃった(手塚レンジャー)。真田がぐずぐずしてるから」
真田 「だから夏休みの昆虫採集とは違うと…」
手塚赤 「まぁまあ、そろそろ米でも炊くか」
幸村 「あ、いいですね」
跡部 (…幸村は本当に手塚sがいなかったことに気付いてないのか? 明らかにいなかっただろ)
(精市は、自分が興味がないことには注意力散漫でな)









(無事員キャンプを終えて帰路に就く釣り部の面々)








手塚赤 「…跡部。今日は色々助かった」
跡部 「いえ。構いませんけど。…でも手塚レンジャーを組織しているって言ってしまったのはまずかったですね」
手塚黄 「いいんじゃないか? 普通に長官をやれば」
跡部 「いいわけないだろ! 明日から学校で何を言われるかー」 <主に柳の暗躍により
手塚青 「しかし、結局予算は取れなかったな」 <検討中、とのことで
手塚桃 「やっぱり、簡単にはいきませんよね」
跡部 「というか、予算っていくらあったんだ?」
手塚黄 「年5万」
跡部 「はした金だな…」
手塚黄 「あのな、跡部。お前と違って――」
跡部 「というか、考えてもみろよ。今日電車代いくら使った?」
手塚青 「1人1200円。5人で6000円。月一回行ったとして…72000円」
跡部 「ですよね? 今後は家から車出しますよ。それで補えます」
手塚黄 「おーなるほど」
手塚赤 「しかしそれは申し訳ないな」
跡部 「いえ。1人で乗るのも5人で乗るのも変わりませんから」
手塚黄

「よろしく、跡部」

手塚青 「…手塚? さっきからどうした?」
手塚桃 「あ――――やっぱり幸村君に嘘をつくのは気が引けるなって」
跡部・手塚黄 (若い…)
手塚赤 「そうだな。気持ちは分かる…だがこれも、「青学の柱」を守るためだ」
手塚桃 「…はい。そうですね!」
跡部 「てゆーか、今度「青学の柱」勉強会やろうぜ」
手塚黄 「なんで?」
跡部 「何か分からないから」 <青学の柱が
手塚赤・青 「「………………………」」
手塚黄 「あれ? じゃあ跡部はなんで知らないのに入部しているんだ?」
跡部 「お前らが入部させたんだろ!!」


手塚赤 「…………まぁいいか」
手塚青 「あぁ。部員が増える分には一向に構わない」
手塚黄 (え、スルー?)
跡部 「まぁ…俺も釣り部に所属するのは構わないんだが…手塚レンジャーはなぁ」
手塚黄 「でも、もう長官だからな」
跡部 「だからなりたくてなったわけじゃないと」 <喧嘩モード
手塚赤 「さて帰るか」
手塚青 「いい釣果だったな」
手塚桃


「楽しかったです」


跡部 「…………手塚、俺は……」 <おいていかれた二人
手塚黄 「あぁ…わかってる。お前は頑張ってると思うよ…」 <ぽん、と肩を叩く






まぁあれです。
別に悪気があったわけじゃなくて、痴話喧嘩するなら二人きりにしてやろうという手塚sなりの配慮だと思います。

それにしても長かった………。