くさやダンゴムシ
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ダンゴムシ最終回です
(流星からの贈り物キッズ・ザ・USAでした〜)
今『おつかれした〜どうも』
板『おつかれさまでした』
蔵『おつかれさまでした』
松『なんや・・あの〜、なんや・・君らあれか?先輩にコーヒー代出させて平気か?』
蔵『スイマセン、おいくらでした?』
松『900・・』
浜『800・・』
蔵『・・・じゃあコレ・・・(千円出す)』
今『・・・あの、兄さん、僕ら新人コンクールで予選通りまして・・
今度本選出させていただきますので・・・』
浜『そりゃおめでとう』
松『おめでとうさん』
浜『それほんで、いつあるのそれ?』
今『来月・・』
板『来月の一日です』
松『兄ちゃんちょうどええわ(小声で)』
浜『よかったがな。・・・ワシらのな、衣装。君らにプレゼントしようと
思ってな。これアレやで。な?』
松『そう。昔ワシら着てたんや。』
浜『ワシらなコレ着ててな、新人賞取ったんや』
松『これゲンええわ。着とき、着とき』
浜『コレ君らにプレゼントするわ。これちょっと着てみ。』
松『コンビは同じ服着とかな』
(着る)
今・板『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
浜『ええがな。』
松『これええがな』
(今:襟を立てて着ている)
浜『なにしとんねんキミ。違う違う、これはこうやって着るんや』
浜『・・・ああ、ちょうどええわ。』
(板:袖をまくる)
浜『まくらんでええがな。ちょうどええがな』
松『兄ちゃんと言うててん。多分来年ぐらいにはまたブーム来るで。
漫才ブーム来るから、一緒にやろ』
板『・・・・あの・・スイマセン・・・僕らちょっとスタイリスト付いてるんで、
あんまり違うメーカーの衣装はちょっと・・・』
松・浜『スタイリストってなんや?』
松『ワケのわからんことを言うな!』
板『衣装を提供してくれる所あるんで・・・コレうれしいんですけど・・』
松『いらんのか?』
板『イヤ、いらんとかそんなんじゃ・・』
松『いらんのか?いらんのやったらやめといたらエエ。いらんこと言うて
すいませんでしたな。勝手なことしましてスンマセンでしたな』
板『そう言う意味じゃなくて・・・』
浜『早いこと言うたらエエのに、あんたら袖通してからそんなこと言うから』
松『もうエエがな兄ちゃん。兄ちゃんエエがな』
浜『もうエエ。もうエエわ。自分らアレやで、悪い評判出てるで』
松『ワシら支配人にはかなりフォローして回っとるけど、もうフォローも兄ちゃんしきれんわな』
浜『もうお前せんでええ。ウチの弟はもう・・・・もうええわ』
松『年寄りがいらん事言いまして、すいませんでしたな』
浜『せっかく出してきたのに、しまわなアカン。あのもう一組の若い子らにやったらええわ。』
松『やったらええわ』
浜『この子ら、いらん言うてるから』
松『・・・次あんのか?』
今『ハイ。次仕事あります』
松『君らもあるし、ワシらもすぐラジオ今日行かな。遅れるわ、
君らとしゃべってたらラジオ遅れるわ』
浜『今日はなんやあの、商店街』
松『兄ちゃんもうヤバイで、今何時や?』
今『2時ぐらいです』
松『2時か。ならもうぼちぼち・・』
浜『もう行かなアカンな。もう行き。ワシらも忙しい忙しい。ハイお疲れさん』
松『それお前、コーヒーせっかく飲んで行けよ。兄ちゃんのオゴリやねんやから』
今『はいわかりました。』
蔵『ちょっと、時間がないから・・』
今『あ、じゃあの失礼します』
板『どうもスイマセン』
蔵『失礼しま〜す』
(楽屋から出ていく)
松・浜『・・・・・・・・(コーヒーを取りに行く)』
松『コレ、クリーム浮いてるがな』
浜『ワシにもクリームを貸せ』
松『甘いか?』
浜『甘いな〜こりゃ』
松『これ兄ちゃん、お茶碗取って分けよ』
浜『ああ〜!お前多いやないか』
松『じゃ兄ちゃんこれ』
浜『そうか・・悪いな』
今・板『(楽屋に戻ってくる)兄さん!さっきの衣装・・・』
松・浜『・・・・・・・・・・はっはははは』
松『丸い物には』
浜『カドがない!』
松『ダンゴムシでした!!』