皇居ぐるっと一周




ファイルの更新日を見ると、なんと1年半ぶりでした。
先日、自動車保険の更新で走行距離を確認すると、未だ46千キロ。
以前は、車検でひっかかるのが「光軸」だったのが、ここ何回かは「サイドブレーキ」のみ。
なんたって、行先は近所のファミレスばかりだもんね〜。

短距離しか走らず、頻繁に停車するから、ワイヤーが伸びちゃうらしい。
この間の車検の後でディーラーに持って行ったら、担当は?と聞かれたのをこれ幸い。
前回は「担当者不明」って伝票切られたんですっ!と文句を言ったら、担当者が年配の方に変わりました。
人とうまく付き合うのって難しいけれど、そろそろユーザー車検もかったるいし、今度からはディーラーでお願いしようっと。

さて、愚痴から始まりましたが、久々のドライブネタです。
とはいえ、都内というところが哀しい。
目的地は、国立劇場。

趣味と言うほどではないものの、年に一度くらいは見たいと思う程度の文楽好き。
去年取ったチケットは、母の入院で小学生の姪っ子と行ったっけ。
半蔵門駅から徒歩圏内ながら、今やほとんど歩けない母には、もはや無理。
自宅からタクシーでもいいかな、と思ったのですが、いやいや、都内で、皇居の脇にあって、駐車場も完備だってのに、テケ子で行かないのは、いかがなものかと。

ウチの父はタクシーのドライバーをしていたことがあり、皇居周辺なんて、もちろん蛍の××。
やんちゃなころの和田アキ子や、丸山姓だったみわちゃま、皇居にお勤めの女官なんかを乗せたことがある、というのが自慢でした(半分は盛り?)。
子供のころは休日というと近場ドライブだったので、多分、景色に見覚えもあるはず。
国立劇場のホームページで確認し、マピオンでルート検索し、古いタクシー地図で再確認。

これだけ準備万端ながら心配で、出がけにはトイレに3度も行ってしまいました。
そう、ワタシは気が小さいのよん。
マピオンお勧めは、浅草を通るルートでしたが、父の生前、当たり屋がいる(?)からお前は通るなと言われた道のように思えて、昭和通りルートを選択。
まぁ、浅草は人通りが多くて、なるべくなら避けたい。

昭和通りか中央通りで行って、永代通り→日比谷通りか晴海通りで内堀通りに出れば良いわね〜との心づもり。
これなら行き慣れた道だから、と思いきや。
テケ子を運転することさえ数か月ぶりで、あれ、この道の制限速度って50キロだよね、とスピード出すのもドキドキです。
程よく混んでて、ホントに良かった〜。

本町で高速に乗っちゃわないように、というところまでは順調ながら、路面に中央通りの矢印をしっかり目にするも、あれっ?と思っているウチに通り過ぎ。
上野駅前では、オレンジ色の線ではないからたぶん右車線に行くこともできたのかもしれないけれど、やはり小心者な「やっぱり昭和通りで。」

左車線は停車している車なんかがいて怖いので、内側を走っていると、秋葉原を過ぎたあたりからいつのまにやら地下道ルートに。
江戸橋なんて名前は立派だけれど、えっ、どこが橋?とあっという間に通り過ぎ、えぇっ、永代通り矢印が左に出てる、と気が付いた時にはまたもや地下通り。

これはやはり、左車線に行かずばなるまいと車線変更。
少しは落ち着いたのか、鍛冶橋、銀座二丁目とかの表示が見えて、銀座四丁目の前に大野屋が見える余裕っぷり。
あとは直進するのみ。
外堀通りの表示しかない!?と一瞬焦るも、祝田橋の表示が見え、圧迫感満載の地下道に「あ、ここ通ったことある〜!」と懐かしさも。
しかし、ここでトラップ登場。

ここ、間違えそうだなぁと思ってた左折、やっぱりしちゃいました。
とはいえ、間違える人は多いらしく、すぐにUターンできる中央分離帯の切れ間があり。
警備で立っていたお巡りさんに「半蔵門に行きたいんですけど。」と再確認し、安心して戻れました。

ここまで来てさえ、国会議事堂に吸い寄せられそうになったり、渋谷に行きそうになったりと、まだまだ心配な地点はいくつかあったけれど。
無事に国立劇場の駐車場にたどり着き、ようやく人心地が着きました。
守衛さんもいるので、安心です。

早めに着いたので、母を下ろして、私は伝統芸能情報館で下調べ。
直前対策過ぎませんか(笑)。
ちなみに、この向かいが楽屋入口なので、和服姿の男性を垣間見たい方にはお勧めスポットです。
ただ、スマホに熱中している姿は、ちょっと興ざめかも。

さて、私はなぜかこの日の演目の内容を勘違いしており。
情報館に入っても、私が知っている段と違うところなのかななどと思い、しばらく経つまで気が付きませんでした。
こりゃいかん、と今回はケチらずイヤホンガイドを豪勢に2つ借り、おかげで充分楽しめました。

最初は文楽なんてと気乗り薄だった母も、まるで生きているような人形の仕草はもとより、今にも脳溢血で倒れそうな太夫の熱演にご満悦。
たまには良いわね、と喜んでもらえました。

行きはドキドキでしたが、帰りは大船に乗ったつもりで。
途中、千鳥ヶ淵を通り過ぎ、突き当りが靖国神社。
右折して昭和通りに出るだけ、なのですが、道路が結構曲がっていて、おまけに車線のラインがほとんど消えている。
私はいったい、何車線目を走っているんだろう?と心配に。

幸い、車がほどほどに混んでいたので、事なきを得ました。
3車線の真ん中がお気に入りの位置ですが、割り込みって結構ドキドキなもので。
ちゃんとラインの補修はして欲しいですぅ。




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