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雑音に敏感であることの美徳


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10月26日
2005 2004
 2005

■air-plane

日航が加盟したアライアンス「ワン・ワールド」。
one world‥‥‥

志望どおりスチュワーデスをお嫁さんにした友人がいる。ハワイでの挙式だったため、彼らが泊まるホテルにあてて、ぼくらはメッセージをファクスした。キザにも、その時のメッセージは「one sky」。地上はいくつもの国境線に取り囲まれようとも、空を見上げれば、皆ひとつである、みたいな格言(?)だ。ぼくらは、彼らが結婚して良いカップルになるさまを祝福の言葉とともにこうして表現した。

ワンワールド、これも似たような表現だなぁ‥‥‥とヤフーのニュースを眺めていたが、いやワールドって世界じゃん!

地球は一つ、物理的な地球は一つだということはわかる。でも、ワールドに一つ、と付けて言われると、どうもそのような気がしない。60億の人間が住む地球が、ひとつなんてありなんだろうかと、不快感すら催す。

ANAが加盟する「スター・アライアンス」の方が、星のように見える飛行機‥‥‥って夢があってよろしい名前だと思う。

(2005-10-26-WED/K)



 2004

■視線も渡る横断歩道

横断歩道を渡る際に左右を見るよう教えられた。

みんながいなくても、赤信号の横断歩道を渡ってしまうことは、いまとなればよくしてしまうことだ。クルマの影すら見えないし、バイクの騒音も聞こえない。そんな時は、悪いと知りつつ、急いでなんかいなくても渡ってしまう。

小学校時代、先生に聞いた話。先生のある友人は、横断歩道で左右を見るのに加えて、歩道の向こう側も見るのだそうだ。影も音もしない時でも、次に横断歩道の向こう側を見て、子どもがいないかを確認する。で、いくら急いでいても子どもがいる時には“赤信号を渡らない”んだそうな。

子どもに悪影響を及ぼしてはいけない、とPTAみたいな考え方を持っていたらしく、車道にクルマなんていなくて、どうみても渡れるって時でも、子どもがいる前では渡らなかったらしい。先生は、その友人に横断歩道では渡らないよう強制させられていたらしい。彼は普段はお調子者だったらしいが、なぜかこと横断歩道となるとこのような態度をとるんだそうな。この話がもとで、ぼくも、たまに余裕のある時は、赤信号の横断歩道に子どもがいないか確認してみたりする。

小学6年生の時、何の授業だったか、先生が話したことを今でも思い出す。
いま考えると、あれは、先生自身のことだったのかな?

(2004-10-26/K)




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