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雑音に敏感であることの美徳


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2月4日
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 2006




 2005

■プロジェクトX

お正月が終わったかと思えば受験シーズン。そしてその先にある新生活。

4月に向けてデパート・大型スーパーはすっかり新入生を迎える準備に模様替えだ。

色とりどりのランドセルにもすっかり慣れたが、最近では豊富なカラーバリエーションだけでは飽き足らずベロンとふた(?)をめくった内側の柄まで選べるようになった。見えないオシャレ?とはいえ、すっかりアイデアを出し尽くした感がある。結局見た目でしか勝負できないのか。もっと何か無いものだろうか。

私が小学生の頃は、調合金世代ということもあってか多機能筆箱が人気だった。ボタンを押すといろんなところからカシャーンカシャーンと引き出しが出てきて、そこに消しゴムやクリップなどがしまえる。重たい上にかさばるが子供ゴコロをくすぐる、そんなモノだった。ランドセルにもそういったあそび機能面の充実を図ってみてはどうだろう。

・ボタンを押すと定規が飛び出る。
・笛をしまっておける隠しポケットがある。
・留め具はメジャーになっている。
・体操着袋や靴袋を吊るせるハンガー付き。
・防滴センサー内蔵で、雨天時には自動的にビニールカバーが装着される。
・ランドセル全体に目盛り入りなので、定規を忘れても計測ができる。
・背中にあたるクッション部と肩ベルト部は、低反発素材で抜群のフィット感。
・夏は冷たく冬暖かいエアコン機能搭載。
・ランドセルをかざすとコンビニでお買物ができる。(通称:おさいふランドセル) 
・りんご3個分の軽量設計。
 
↑どうでもいいが、定規にこだわりすぎだ。

子供はどうだか知らないが調合金に夢中になった親狙いならばうっかりウケてしまうかもしれない。が、ミニマムでシンプルでグッドデザインでモダンリビングという考え方が定着している現代。

デコラティブなのはウケないかもしれない。デコならば思い切ってブランドとのコラボレーションをはかってみては。シャネルのロゴ、ヴィトンのモノグラム、エルメスの革、グッチの留め具、ベロンとめくった裏側にさりげなくバーバリーチェックなどなどなど。我が家の場合、そんなものよか「ロンドン王室御用達」「NASA開発」「リセエンヌの定番」とかいう異国イメージ戦略で攻められる方が確実に落ちるが。

結局、ランドセルは見た目でしか勝負できないものなのですね。


(2005-02-04/C)



 2004





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