Think again to think widely.

雑音に敏感であることの美徳


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1月11日
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 2008

■ベビーブーム

周囲でベビーブームが起きている。

キッズへの接し方について(K)と話していたら
「ボクはスピルバーグで、(C)は黒澤だからな」
と突如言われた。

…クロサワッツ?
たとえばセットのデスクの引き出しの中だとか、映らないところまで細部にわたりこだわっている、ということだろうか? 「写真の撮り方?監督(何の?)として?それとも風貌?」

「いや、スピルバーグは子役と接する時は、自分も子どもの目線で話すけど、黒澤明は子役だろうとプロとして扱うっていうじゃん。」

ああ、そっちか。確かに言われてみればそうかもしれない。私は子どもに対しても、でちゅよ系の幼児語はほとんど使わないし、大人にも子どもにも同様に「最近、何が流行ってんの?」とマイブームを尋ねたりする。

いつの間にか黒澤組だったか。
カタチから入るタイプなので、まずサングラスと帽子を手に入れて、子どもに接しようと思う。

(2008-01-11/C)



 2005

■レディースルーム

先日、ある大型家電量販店のトイレを訪れた。

さすがは電器店。トイレはセンサーが人を感知し、勝手に便器のふたが開閉するという満理奈ちゃんがCMしてるような最新システムが搭載されていた。追えば逃げ、逃げれば追うといった風に、寄れば開き、離れると閉じる。

センサーの感度が良すぎるからか、私が入室するなり便座が開いたかと思ったら、手荷物をドアのフックにかけているすきに閉じかけていた。面白いので一歩近寄り一歩下がりして、本題を忘れ個室で1人遊び。便座も私も落ち着きがないのはお互い様だ。

ここで使い心地を味わって、良かったら買ってねということだろう。しかし、どんなに多機能便器を設置してその良さをアピールしようとも、トイレ自体が汚れていては購買意欲はわかない。その便器内部はカビのような黒ずみでいっぱいだったのだ。

私の統計上、大型電器店ほど最新鋭の便器が設置してあり、そして半端じゃなく汚いことが多い。以前利用した○ジ○などは、トイレから外にまで悪臭が漂いタンクや便器のふたにまでホコリが積もっているのに、全便器ウォシュレット搭載。力の入れ所が間違っている。

自分は片付けられないタイプの人間だが、公共の場が汚いのはけっこう気になる。汚く使用してしまう人にもショックを受ける。飲食店などでトイレに入り汚かった場合、しばしショックを受けるが「こんな思いをするのは私だけで充分!」と変な正義感をかざして掃除をして退出することもしばしば。店員でも親戚でもないのに。そんな時は香港で利用した公衆トイレを思い出す。(あまりにも衝撃的で文字にすることすらはばかられるのでご想像にお任せします。)あのショッキングな光景とインプレッションを思い出せば、大抵のことは受け流せるし、流れる。だってアレは流れなかったもの…(回想) アレに比べれば日本のトイレはキレイだし機能的だ。でも電器店はちょっと反省して欲しい。

追伸:ちなみに、「ジョン・マルコヴィッチのレディース・ルーム」、あの作品も、反省して欲しい。

(2005-01-11/C)



 2004





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