【小説置き場へ戻る】     【ホームへ戻る】



地球防衛軍4ショートストーリーズ

はじめに

 2013年7月4日、7年ぶりに発売された地球防衛軍4。
 新兵科、新たな敵、失った武器、(案の定)改悪された挙動、みんなが待ち望んでいたオンライン共同戦闘など、色々変わっていた本作ですが、最も変わっていたのはそのストーリー性ではないでしょうか。

 内容がかなりドラマチックで、85もある(オンラインでは94)ミッションの中には『その通信のやり取りをするためだけに入れたな』的なものまである始末。
 EDF全体で戦っている感は強いのですが、俺様最強主人公が戦局をひっくり返してゆくという場面が少なく、前作までの『主人公 VS 敵』ではなく『EDF VS フォーリナー』になってしまっていました。
 そんなわけで、私が好きな『その他の戦士の物語』を挟み込む余地が少なくなっているように感じたものです。
 だって、ドラマチックなことはプレイヤーが戦ってる裏で起きてるんだもの。
 プレイヤー自身が『その他の戦士』的な扱いになってしまっているため、いささか『地球防衛軍4』というゲームに基づいた作品を創ることに抵抗を感じていました。

 動画も作ってるし、今回は見送ろうかなと思っていたのですが、思わぬことから時間を持て余すことになりまして、その時間をつぎ込んでほとんど行き当たりばったりに本作群を作ってしまいました。
 そのため、今回は過去の作品とはずいぶん毛色が違います。
 自分で言うのもなんですが、リアリティが薄れ、悪い意味での二次創作色が強くなってしまっています。
 『マサボン独自の地球防衛軍4ワールド』が創り上げられてしまったといえばいいでしょうか。
 特に、登場キャラクターには、ある特定分野のある作品の影響を見て取ることが出来るかもしれません。
 ……不快に思ったらごめんなさい。
 ……わからなければ、気にしないで下さい。

 そんな感じで、実のところ、ちょっと公開には抵抗があるのですが、創ってしまったものは仕方ありません。
 これが後々黒歴史になるとしても、創った者には創ったものを公開する責務があるのです。
 願わくば、少しなりとも愛されますように。

 もちろん作者は愛してますよ。書きたくて書いた自分の作品ですから。


※1 一応、武装・兵器考証や背景考証などは公式設定を逸脱しないよう細心の注意を払ってはいますが、人によっては表現や解釈が腑に落ちない方もおられるかもしれません。
その場合は、平にご容赦を。

※2 本作品は地球防衛軍4というゲーム本編を下敷きにしているため、その視聴・遊戯を前提にした書き方をしております。
ドラマ自体は極力ゲーム本編を知らなくても完結するように心がけて作っていますが、武装・兵器・敵戦力の機能や形状、チーム名や名前のつけ方などにつきましては、物語のテンポを優先するために、具体的な説明を省くようにしております。
オリジナルの技術や機体などは出していませんので、武装・兵器・敵戦力などの詳細につきましては地球防衛軍4のHPやファンサイト、またはゲーム本編などでご確認いただきますよう、よろしくお願いします。


【目次へ進む】